本を売る技術 の商品レビュー
矢部さんは全てに意味を持って行動しており非常にストイックな方だ。 感情に左右されることなく、あくまでも「本を売る」ということを重視されていて、書店員の鑑だと思う。 でも、本が売れなくなった今、「毎日本屋に来るお客様」のための売り場ではなく、「本屋にあまり来ないお客様」にも入店し...
矢部さんは全てに意味を持って行動しており非常にストイックな方だ。 感情に左右されることなく、あくまでも「本を売る」ということを重視されていて、書店員の鑑だと思う。 でも、本が売れなくなった今、「毎日本屋に来るお客様」のための売り場ではなく、「本屋にあまり来ないお客様」にも入店してもらえるような売り場作りを知りたかったなあと思った。 私は単純だから、背表紙よりも面陳の本を手に取るし、キャッチーで派手なPOPを読んでしまう。 自分がつい手に取ってしまう本とは異なった「本を売る技術」でした。
Posted by
仕入れ、陳列、清掃といった本屋さんの仕事を、売るための技術として整理し、エッセイぽくまとめた本。 一つ一つの仕事の目的を考え、突き詰める様子は、他の仕事にも共通する部分も多く、刺激を受けました。 本屋の仕事についてまじめに書かれているのですが、愛情たっぷりで、読んでいてとても幸せ...
仕入れ、陳列、清掃といった本屋さんの仕事を、売るための技術として整理し、エッセイぽくまとめた本。 一つ一つの仕事の目的を考え、突き詰める様子は、他の仕事にも共通する部分も多く、刺激を受けました。 本屋の仕事についてまじめに書かれているのですが、愛情たっぷりで、読んでいてとても幸せな気持ちになりました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本を売る話。そうか、本屋の本棚はこういう風に作られてたんだ。そして、この人は本を売りたかったんだ。商品としての本を愛すること。読み物としての本を愛することとの違い。面白かった。
Posted by
図書館にあって、面白そうなので読んでみた。 書店員さん必読の書。平台の本に売れる場所があるのに驚いた。 今度、本屋さんに行ったら見る目が変わりそう。 印象に残った文章 ⒈ 咲く場所に置きなさいってことなんですね。 ⒉ 左が優先なんですね。 ⒊ どこに置いたら一番売れるかということ...
図書館にあって、面白そうなので読んでみた。 書店員さん必読の書。平台の本に売れる場所があるのに驚いた。 今度、本屋さんに行ったら見る目が変わりそう。 印象に残った文章 ⒈ 咲く場所に置きなさいってことなんですね。 ⒉ 左が優先なんですね。 ⒊ どこに置いたら一番売れるかということだけど、それって結局お客さまが自分で探しやすいかどうかですよね。
Posted by
本が好き、書店が大好きだから、絶対に読みたいと思って読み始めたのだけれど、どういうわけか余分なことに意識がちってしまって没頭できず、あれ?今はスリップって減っていく傾向があるんじゃなかったっけ?とか、対談形式になっているけれど、その意味はなんだろう?とか、もっと言うと、聞き手のこ...
本が好き、書店が大好きだから、絶対に読みたいと思って読み始めたのだけれど、どういうわけか余分なことに意識がちってしまって没頭できず、あれ?今はスリップって減っていく傾向があるんじゃなかったっけ?とか、対談形式になっているけれど、その意味はなんだろう?とか、もっと言うと、聞き手のこの合いの手は何のために入っているのだろう(いらないのに)?とか思ってしまった。 途中リタイヤ。
Posted by
書店に行くとついチェックしてしまうこと、と言うか、気になって仕方がないことが2つある。ひとつは、本棚に表紙が見えるように本を置くこと(本書で知ったが、これは「面陳」と言うそうだ)、そしてポップ。 本の陳列の基本は平積みと棚差しであるのは言うまでもないが、棚差しした本の間に表紙が見...
書店に行くとついチェックしてしまうこと、と言うか、気になって仕方がないことが2つある。ひとつは、本棚に表紙が見えるように本を置くこと(本書で知ったが、これは「面陳」と言うそうだ)、そしてポップ。 本の陳列の基本は平積みと棚差しであるのは言うまでもないが、棚差しした本の間に表紙が見えるように本が置いてあることがよくある。当該の本を推したいと言う書店側の意思は分かる。分かるんだけれども、ワタシには本が傷まないか気になる陳列方法でしかない。角度が甘いと下に落ちやすくなってしまうし、角度が深いと本がたわんでしまう。そして、何よりも買い手の立場からすると、その本が取りにくい。細心の注意を払って取ろうとしても、落としてしまったことは一度や二度ではない。 そして、ポップ。本の帯についている惹句とは別に書店員の言葉が書いてあるとついつい読んでしまうし、センスのいいポップには唸ったりする。でも、ポップがあると、そのポップの後ろにある本が見えない。さらに、ポップを支える針金が本を傷めるんじゃないかと気になって仕方がない。 かなりマニアックで神経質なことだと思って、これまで誰にも言わずにいたのだが、本書はこの2つの心配を正面から取り上げてくれ、明快な答を出してくれた。同じように気になって、対処していた書店員がいたのだ。ワタシは決してマニアックでも神経質でもなかった。実に喜ばしい。
Posted by
一番最初に正直に言おう。 わたしはこの本を、読了していない。 ただ、本との出会いという意味で自分のために記録したいと思い、今キーボードを叩いている。 書店員が、 成り立ての際に学ぶであろう色々なノウハウが事細かに かつ論理的に書かれてあった。 矢部潤子さんという、元スーパ...
一番最初に正直に言おう。 わたしはこの本を、読了していない。 ただ、本との出会いという意味で自分のために記録したいと思い、今キーボードを叩いている。 書店員が、 成り立ての際に学ぶであろう色々なノウハウが事細かに かつ論理的に書かれてあった。 矢部潤子さんという、元スーパー書店員(現hontoのコンテンツ作成に携わる)へのインタビュー形式でなされた本作。 矢部さんの口調の強さや、心持ちがどうも好きになれなかったのが正直なところ。 置く順番や、並べる順番などをしれたのは面白かったし、 ほぼ毎日のように書店に訪れる人間として それを想定してお店を作っているという矢部さんの心意気のいい言葉は ただただ嬉しかった。 いつか、大型書店で働く時が来た時に、、、 再読しよう。
Posted by
本屋さんに置いてある本が、こんなに色々考えて置かれていることを初めて知りました。平台の手前左の本を何も考えずに手に取っている自分がいて、驚きました。
Posted by
書店員必読の一冊。 ……は言い過ぎかもしれないけれど、参考にはなる。誇張も何もない生の書店員の棚作りについて書かれている。 スリップの薀蓄が長いし、とても重要なこととして扱われているけれども、残念ながら業界的にはスリップレスの流れで、ここはこれからは参考にならなくなっていくだろう...
書店員必読の一冊。 ……は言い過ぎかもしれないけれど、参考にはなる。誇張も何もない生の書店員の棚作りについて書かれている。 スリップの薀蓄が長いし、とても重要なこととして扱われているけれども、残念ながら業界的にはスリップレスの流れで、ここはこれからは参考にならなくなっていくだろう。 何故か、POSに頼るのはダメみたいに読めてしまう部分があったりもするのでその辺は読む人間の思想次第かな。私はこの辺同意できない箇所があった。 とはいえ現場の状況は店舗や会社毎に違うものだし、あくまで一人の書店員が書いたものなので、参考になる部分とならない部分があるのは当たり前で、参考になった箇所もたくさんあったので良かったと思う。
Posted by
取次から書店の流れ、出版流通に関することを広く知ることができる、ありそうでなかった一冊。 色々なところで、バラバラと聞いていたことが体系化されており、これぞ本という内容。
Posted by