シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗 の商品レビュー

高殿円(著者)

2024/06/23

一巻は原作とこのパロディ作品の違いを存分に楽しめたが、二巻は設定がわかっている分、ただのパロディ作品になりさがってしまった。
つまらない訳ではないが予定調和という感じ。
じゃあ振り切ってとんでもない物語にしてしまえばいいかというとそういう訳でもなく……
作品のバランスって難しいものですね。

2024/05/25

ホームズ系の作品が好きで初めてこのシリーズ読んでみたけど、私には合わなかったみたい。半電脳とか設定は面白いけどどうもラノベっぽい感じが強いのか、のめり込めず残念。。。前作の方読んだ方がよかったのかな？

2023/11/19

前作に比べてなんとなくラノベ寄り？洋物っぽい？語り口でちょっと目が滑りました。ベースのお話はおもしろいし、SFっぽいギミックとアナログな要素が絡まっておもしろかったです。まだ気になるネタがたくさん仕込まれてるように思いますが、これは続編があるのでしょうか…？

2023/10/09

シャーリー・ホームズとジョー・H・ワトソンもの２作目。今作も面白かった！途中で感じた違和感は間違ってなくてちょっと誇らしい。３作目はいつかな？

2022/07/16

今作も面白かった！3作目はあるのかなあ。それにしても、シリーズによって文体を変えられるのがすごいな。

2022/06/17

ホームズとワトソンを女性に変え、現代のロンドン、イギリスを舞台にした、ホームズ・オマージュのシリーズ第2弾。シャーリー・ホームズ&ジョー・ワトソンの、アラサー・レディースや、他の女性キャラクターは、漫画チックに描かれるが、「バスカヴィル家の犬」を元ネタにしつつも、決してパロディに終わることなく、本家とはまた別の、新たな、そして大がかりな、サスペンス・ミステリになっている。舞台を近現代（2013年）にすることで、最新のツールがいろいろ登場するのも楽しいところ。まだまだシリーズは続くのだろうか。続編も楽しみ。

2021/12/30

前作で言ってたホームズの危機は？
ワトソンの家族に何が？
気になる設定が盛り込まれているが、いつ続編が出るのかわからずもやもや…

本家ホームズでは魔犬の暗喩とか違うのだろうか。
元ネタを知っているとより面白そう。

キャラや世界観は面白く、他の作品も読んでみたい

2021/07/08

ミーハーな叔母の田舎での結婚式の周辺で起きる殺人事件。

装丁はライトだが、中身は読みごたえのある本格推理ものだった（あえて「ミステリ」とは呼ばない）。

2021/06/18

前回よりもかなりSF感、メルヘン感が増している。
また、ミステリーに関しても前回よりも少し複雑になっていた。
ジョーとシャーリーのキャラが色濃く出ており、とても楽しみながら読むことができる。
ぜひ、次回作も出ないか楽しみである。

2021/05/09

　主な登場人物を女性化し、時代を現代に置き換えたホームズ・パスティーシュの２作目。短編も一つ収録されている。

　２１世紀を舞台に電脳（ＩＴＣ）を駆使する顧問探偵というと、あの有名なＴＶシリーズに似ていると感じる。他にもホームズを女性化したドラマとかもあったし。

　では、他との違いは何かというと、ホームスには文字通り「心（heart）がない」のだ。人工心臓を装着しているのだが、これを開発したのは、誰あろうモリアーティ教授（女性で悪の黒幕）だ。ホームズはコカイン中毒ではないが、免疫抑制剤が欠かせない。ツッコミですが、臓器移植ではないから、拒絶反応はないと思うのだが、もしかして生体をベースにした人工心臓か？

　さらに作中で少し語られているのだが、ワトソンにもアフガンで従軍していた時にある事件があったようで、大きな謎となっている（かなり大変そう）。このあたりが作品を面白くしていて、続きを読ませるのだと思う。あと、なぜ女性の名探偵は「美人」と相場が決まっているのだろうか？