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山岳遭難の傷痕 の商品レビュー

4.1

19件のお客様レビュー

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2024/10/25

どんなにしっかり装備をしても、ちょっとした判断の揺れで危険になってしまう。ましてや準備を怠ってしまった者には自然は容赦なく牙を剥く。

Posted byブクログ

2024/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トレイルをかじろうとしているので山の怖さを知れる本として一読。想像以上に怖かった。 基本的に大量遭難が取り上げられているので、おのずとその原因は重なってくるのだけれど、人為的なものとしては判断力、以外では天候が主だったもののようだ。 いずれも個人での場合も同様だろうから、重々に肝に銘じなければいけない。

Posted byブクログ

2024/07/09

どの事故も恐ろしいし、何よりも亡くなられた方々が心底気の毒。 亡くなる前に、親切にしてくれてありがとう、なんて言われたら涙が止まらんでしょう。 特に谷川岳の宙づり事故などはその映像があるので、凄くショッキングで痛ましかった。ご遺族はあれをどんな気持ちで見ていたのか……。 どの事故...

どの事故も恐ろしいし、何よりも亡くなられた方々が心底気の毒。 亡くなる前に、親切にしてくれてありがとう、なんて言われたら涙が止まらんでしょう。 特に谷川岳の宙づり事故などはその映像があるので、凄くショッキングで痛ましかった。ご遺族はあれをどんな気持ちで見ていたのか……。 どの事故も後になれば、こうするべきだったああするべきだった、といくらでも言えるけど、山のことは何も知らない自分には残念だという以外何も言えない。 プロの登山家だって遭難するのだし、山での遭難事故は決してなくならないと思うが、その数が減ることは切に願う。

Posted byブクログ

2024/06/04

過去に起こった10の山岳遭難の大事故をまとめた1冊。どれも実際に状況をもとに事故の背景や要因を丁寧にまとめている。たらればはあくまで仮説でしかなく、実際にたらればの行動をしていたとして事故につながらないとも言えない。しかし、どれも装備不足や判断、知識不足。積み重なって取り返しのつ...

過去に起こった10の山岳遭難の大事故をまとめた1冊。どれも実際に状況をもとに事故の背景や要因を丁寧にまとめている。たらればはあくまで仮説でしかなく、実際にたらればの行動をしていたとして事故につながらないとも言えない。しかし、どれも装備不足や判断、知識不足。積み重なって取り返しのつかない事故へとつながっている。山をなめていはいけない。この一言に尽きると思う。

Posted byブクログ

2023/10/13

山に人間の力は及ばず、作中で述べられている事故の要因を全て除いて十全の準備と注意を以てしても、事故を防ぐことができるとは限らないんだろうと思った。また疲労や焦りから来る判断力の低下が原因で適切でない行動をとってしまい、体力を消耗して亡くなってしまう例が多いのも恐ろしい。トムラウシ...

山に人間の力は及ばず、作中で述べられている事故の要因を全て除いて十全の準備と注意を以てしても、事故を防ぐことができるとは限らないんだろうと思った。また疲労や焦りから来る判断力の低下が原因で適切でない行動をとってしまい、体力を消耗して亡くなってしまう例が多いのも恐ろしい。トムラウシ山遭難事故で多くの参加者は装備を活用しておらず(ガイドから着込むよう指示もなく)八人亡くなったという。同じ場面に立った時自分が冷静な判断を下せる自信はまるで無いけれど、せめて少しでもこういった事故の前例を知ることは大切だと感じた。

Posted byブクログ

2023/03/23

事故を防ぐのは難しいけど、備えたり判断して軽減したり回避したりできる事件ばかりなのが無念さを感じるところ

Posted byブクログ

2022/09/14

本書は登山をしない人にとっても十分読むに値する。実際私は登山はあまりしないが、彼の本は好きでよく読んでいて、登山の知識がないのに遭難したときの対応だけは詳しくなっている気がする。

Posted byブクログ

2022/06/22

過去に起こった十の山岳大事故から読み解く 山登りへ向かう人への教訓 木曽駒ケ岳の学校集団登山事故 剱澤小屋の雪崩事故 冬の富士山巨大雪崩事故 前穂東壁のナイロンザイル切断事故 谷川岳の宙吊り事故 愛知大学山岳部の大量遭難事故 西穂独標の学校登山落雷事故 立山の中高年初心者遭難事...

過去に起こった十の山岳大事故から読み解く 山登りへ向かう人への教訓 木曽駒ケ岳の学校集団登山事故 剱澤小屋の雪崩事故 冬の富士山巨大雪崩事故 前穂東壁のナイロンザイル切断事故 谷川岳の宙吊り事故 愛知大学山岳部の大量遭難事故 西穂独標の学校登山落雷事故 立山の中高年初心者遭難事故 吾妻連峰のスキーツアー遭難事故 トムラウシ山のツアー登山遭難事故 私の山登りの知識がないので山用語はあまり理解できてないのだけど… とにかくどの事故も恐怖しかない。 特に怖かったのは… トムラシ山の遭難と立山の中高年初心者遭難事故 あと、スキーツアーの遭難の話も震えた 年々、中高年の登山人口が増えているという現代 「ちょっとだけやってみようかな」 …という軽い気持ちで軽装備で出かける恐ろしさ 山登りとかしない私でも誘われたら 楽しそう~と軽い気持ちで参加しそうな… 山の天気は変わりやすい そして人は窮地ほど正常化バイヤスに陥りやすい 山は美しいけど恐ろしい 山に登る人はこの本を読んでおいてほしい

Posted byブクログ

2022/05/22

山を舐めてはいけない。 この一言に尽きる。 遭難には必ず原因がある。 その原因となりうるものを可能な限り取り除くのが山行計画であり、そこから山登りは始まっている。

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2022/02/14

「聖職の碑」のモデルとなった大正2年の木曽駒ヶ岳の学校集団登山事故から、夏山でありながら8人凍死という衝撃的な結果となったトムラウシ山遭難事故まで10の事例を挙げながら、それぞれの遭難の過程、問題点などを描く。 淡々とした語り口ながら、遭難の恐ろしさや、当事者たちのなぜあの時そう...

「聖職の碑」のモデルとなった大正2年の木曽駒ヶ岳の学校集団登山事故から、夏山でありながら8人凍死という衝撃的な結果となったトムラウシ山遭難事故まで10の事例を挙げながら、それぞれの遭難の過程、問題点などを描く。 淡々とした語り口ながら、遭難の恐ろしさや、当事者たちのなぜあの時そうしてしまったのか(またはしなかったのか)など後悔の念が読み取れる一冊。

Posted byブクログ