雲を紡ぐ の商品レビュー
あー澄んだ世界の空気をたっぷり吸えた。 進路に迷うような若い頃に読みたかったな。 ある程度想像に容易いストーリー運びなのだけれど、岩手とホームスパンの美しさにふんわりと引き込まれた。初読みの作家さんでした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初おじいちゃんのところに家出して救われるところは「西の魔女が死んだ」的。 母親が高校生の娘に「女を武器にするな」は酷すぎるな。。。 帯の「分かり合えない母と娘」はちょっと物語の主題とは違うのでは? 岩手の織物職人を舞台にして、成長を描いた物語。描写はとっても夢があって素敵だけど、ありがちかな〜
Posted by
図書館でたまたま見かけて借りてみた本シリーズ。 とても読みやすく、久しぶりに心がほっこりするような本が読めた。 自分が美緒の性格と少し似ている部分があり、共感する部分が多かった。自分の長所は全く出てこないのに、短所はいくらでも出てくる。それでも周りからは何故か「あなたはしっかり...
図書館でたまたま見かけて借りてみた本シリーズ。 とても読みやすく、久しぶりに心がほっこりするような本が読めた。 自分が美緒の性格と少し似ている部分があり、共感する部分が多かった。自分の長所は全く出てこないのに、短所はいくらでも出てくる。それでも周りからは何故か「あなたはしっかり芯がある」と言われる…。そんな自分に悩み、織りと出会い、自分の道を模索していく…。 絋治郎先生の話す言葉の一つ一つには、本当に胸に刺さるものがあった。私もそんな人に出会いたいと思った。 自分の仕事都合で身の振り方を考える夫且つ美緒の広志、娘のことを人一倍気にかける妻であり母の真紀。段々疎遠になるその二人の家族の在り方も模索する形で緊張感もありつつ、心がホッとした。 とてもいい本に巡り会えたと思った。
Posted by
ずっと読みたいと思っていた一冊、岩手の日々はやさしさに溢れていてとても良かった。 家族とのすれ違いや不登校で逃げ出し初めて訪れた祖父の家。 ホームスパンという伝統的なものづくりがとても魅力が伝わるし、何よりそれに携わる人たちの思いやプライドも感じることができた。早く決断することを...
ずっと読みたいと思っていた一冊、岩手の日々はやさしさに溢れていてとても良かった。 家族とのすれ違いや不登校で逃げ出し初めて訪れた祖父の家。 ホームスパンという伝統的なものづくりがとても魅力が伝わるし、何よりそれに携わる人たちの思いやプライドも感じることができた。早く決断することを迫られても、何も話さないという選択もある、と肯定してくれる祖父のやさしさが心に沁みる。
Posted by
糸を紡いで織り上げるホームスパンの色合い、感触、見たことのない場所を想像、体験したかのように感じられたお話でした。 登場人物それぞれの美緒に対する気持ちが伝わる。特におじいちゃんの言葉は、一歩離れた距離から見ているから、見抜くことができるのだと、そういう家族の存在の有り難みを感じ...
糸を紡いで織り上げるホームスパンの色合い、感触、見たことのない場所を想像、体験したかのように感じられたお話でした。 登場人物それぞれの美緒に対する気持ちが伝わる。特におじいちゃんの言葉は、一歩離れた距離から見ているから、見抜くことができるのだと、そういう家族の存在の有り難みを感じる。 最初は逃げじゃないかと思った。しかし、逃げた先でも何かを見つけることができたのは素晴らしい。 何が好きか、楽しいか、そんな良いことばかりでなく辛いこともあるけれど、自分の「好き」があれば、思わぬ力を発揮し自分を癒すこともできると思っている。 言えないでいる相手を思う気持ち… この言葉の意味が強く刺さった物語でした。
Posted by
親子、ものづくり、学歴、キャリア、介護などなど人生の構成要素が詰まった良質な物語。自然描写も素晴らしい。
Posted by
私の好きな主人公がどんどん強くなっていく感じに、とても勇気がもらえます。また祖父の力強くも温かい言葉がとても印象に残ります。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
学校で苛めに遭い不登校になっていた高校生が、岩手でホームスパン(羊毛の織物)業を営むほとんど会ったことのない父方の祖父の家へ家出し、新しい自分や生き方を模索するお話。 苛烈に描かれる母親や義母だけど、自分と重ねてしまう。きっと自分もこうなるのだろうなと思うし、そうならないよう心に余裕を、豊かさを持って生きていきたいなと思った。 途中、岩手の義父宅を訪ねた母親がそこでの洋書絵本的世界観溢れる生活に影響をうけ、自宅を片付けてオマケで貰ったような食器やカトラリー類を処分するところがグッときた。日々の生活に追われ、趣味じゃない食器の方が割れることもなければたとえ割れてもダメージが少ない事から使いがちになるし、そういう雑然としたモノの積み重ねが、自分の『好き』をいつの間にか見えなくさせてしまうのだと思う。本書に登場する食器、食べ物、絵本、なにもかもの表現や質感が愛しく感じられ、私も自分たちが子どもの頃憧れた物を思い出した。 今すぐに全ては無理でも、少しずつそういう憧れたモノを手元に引き寄せて、好きを大切にしたいなと思う。そして自分の子どもにも、本当の好きを見つけてもらえたら嬉しい。
Posted by
糸を紡ぐ、人を温める仕事をしたいというところに辿り着いた美緒は素晴らしい。そして何よりおじいちゃんの家族への愛情が至る所に散りばめられてて、だからこそ美緒と両親の間の潤滑油の役割が大きかったのだと思う。 不登校って学校に行かないことを責められても子供が苦しむだけ。自分の輝ける...
糸を紡ぐ、人を温める仕事をしたいというところに辿り着いた美緒は素晴らしい。そして何よりおじいちゃんの家族への愛情が至る所に散りばめられてて、だからこそ美緒と両親の間の潤滑油の役割が大きかったのだと思う。 不登校って学校に行かないことを責められても子供が苦しむだけ。自分の輝ける場所を一緒に見つけてあげられる祖父の姿、そして祖母のショールはいつも美緒を温めてきたと思うとすごく温かい気持ちになる。
Posted by
胸が辛くなるような始まりでした、かなり最後の方までどうなるのかなと思いながら読んだ。子供として親として考えさせられる話でした。
Posted by
