無気力の心理学 改版 の商品レビュー
会社の研修部門に在籍していた頃の参考書。 心理学的な分析で無気力となる原因を解説。研修業務への活用を考えていたが、むしろ自分自身が仕事のやりがいを感じられない時の参考になった。
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名著!久しぶりの再読。自分の授業のの元ネタはここか!と認識。さまざまな概念と関連付けることが可能な内容で,テキストにしようかと思うくらい。研究テーマも結局ここに戻ってきている。
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我々が無気力になるメカニズムが明快に示されている。ちょうど無気力にならざるを得ない時期に読んだので、自分がなぜこのような状況に陥ってしまったのか整理できた。 とはいえ、40年前の著作であるため、日米の国民性の比較など、今となっては通用しないような概念も援用されている。本筋にそこ...
我々が無気力になるメカニズムが明快に示されている。ちょうど無気力にならざるを得ない時期に読んだので、自分がなぜこのような状況に陥ってしまったのか整理できた。 とはいえ、40年前の著作であるため、日米の国民性の比較など、今となっては通用しないような概念も援用されている。本筋にそこまで関わらないので、問題はないと思うが。
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無気力はなぜ起きるのか? 効力感はどうしたら生じるのか? 様々な実証実験で人間心理を探る。 自分ではどうしようもないと感じると無気力 報酬で取り組むと報酬がなくなると無気力 赤ん坊が泣いても親が何もしないと無気力 努力で変わる、努力で成果が出る効力感 人間関係で認められる、...
無気力はなぜ起きるのか? 効力感はどうしたら生じるのか? 様々な実証実験で人間心理を探る。 自分ではどうしようもないと感じると無気力 報酬で取り組むと報酬がなくなると無気力 赤ん坊が泣いても親が何もしないと無気力 努力で変わる、努力で成果が出る効力感 人間関係で認められる、貢献すると効力感 感想 犬に電流を与えた時に、 あきらめてジッとしてしまう犬と、 避ける方法を探し続けて答えを見つける犬がいる パズルを解く大学生に、 報酬を与えて途中で辞めるとやる気をなくし、 初めから報酬のないチームはやる気が継続する。 という実験は興味深い。 無心にたのしみながら努力を続けられる人が 熟達すると思うし、実験もそれを表している。
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無力感に陥らず、「効力感」つまり自信をもって生き生きと環境に働きかける態度を獲得するためには。心理学の実験結果をもとに解説。
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自分のモチベーションの分析のために読んだ。 なぜやる気が低下するか、客観的に見やすくなったし、仕事の参考にもなる。 情報源はアメリカの研究がメインのようだ。 以下内容メモ。 ・自分で回避できない苦痛を味わった経験があると、後にまた苦痛を受けた時に、自ら回避しようとしなくなる。...
自分のモチベーションの分析のために読んだ。 なぜやる気が低下するか、客観的に見やすくなったし、仕事の参考にもなる。 情報源はアメリカの研究がメインのようだ。 以下内容メモ。 ・自分で回避できない苦痛を味わった経験があると、後にまた苦痛を受けた時に、自ら回避しようとしなくなる。 ・失敗の原因の認識の仕方は、以下の3次元に分けられる。 ① 原因は自分の外部か内部か ② 内部の場合、安定した理由か(能力等)、変動しうる理由か(努力や気分) ③ コントロール可能なものか(努力等)、コントロールしにくいものか(気分) ・選択肢があり、課題が有意義なものだと自律性を感じやすい。 ・自己有用感が大切。仲間と取り組むことで、自分は人の役に立てる、という自己有用感が生まれる。さらに、本人が自己向上を実感できること、その向上が本人にとって価値があることが鍵。 ・学校で工夫できることとしては、生徒の貢献度が上がる工夫をすること(討議等)、グループ対抗での競争、レベル別の課題を用意すること、がある。
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※このレビューにはネタバレを含みます
世界に蔓延る無気力の正体に迫った本。 無気力は無力感だけでなく、自己効力感の欠如からも生まれるということをエビデンスとともにわかりやすく示してくれている。非常に納得のいく一冊だった。 自己効力感の欠如は外発的動機づけ、自己選択、熟達、フィードバック/評価などさまざまな側面から説明がなされ、 自己効力感の脆さと複雑さを知ることができた。 社会や教育変革については書かれているが、自己変革については触れられておらず、なかなか自分一人で解決の難しい根深い問題なのだろう。
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