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移民の経済学 の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2025/09/18

日本人ファーストが選挙で話題になりましたが、個人的には外国人労働者の方に、日本の経済はとても助けてもらっていると思っています。わたしの勤める社会福祉分野も、人手不足が顕著なのですが、まだまだ偏見を含めたやりたくない意見が大勢を占めていて、現場の疲弊はたまらないです。偏見をなくすた...

日本人ファーストが選挙で話題になりましたが、個人的には外国人労働者の方に、日本の経済はとても助けてもらっていると思っています。わたしの勤める社会福祉分野も、人手不足が顕著なのですが、まだまだ偏見を含めたやりたくない意見が大勢を占めていて、現場の疲弊はたまらないです。偏見をなくすためにも、こういった情報には、多くの人が触れてほしいです。 移民のために、もとからいた市民が賃金や治安で不利益を受けると言われがちですが、経済学上ではどうなのか。この本には、様々な分析の仕方と考え方が、偏見なく提示されています。 切り取り方次第で分析結果は様々に変わるため、どんな視点やスパンで考えていくのか、自ら主体的に向き合わないと、刺激ばかり強調した情報に振り回されてしまうと思いました。

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2025/06/17

経済学が移民問題をどのように見ているのかざらっと教えてくれる良書だと思う。経済学がモデルの仮説に付帯させる諸仮定(if …)が違えば結論も異なり、移民問題に関する分析結果は相反するものがほとんど。だから経済学者は信頼できないといえないこともないけど、結果相違をみて私たちはどちらに...

経済学が移民問題をどのように見ているのかざらっと教えてくれる良書だと思う。経済学がモデルの仮説に付帯させる諸仮定(if …)が違えば結論も異なり、移民問題に関する分析結果は相反するものがほとんど。だから経済学者は信頼できないといえないこともないけど、結果相違をみて私たちはどちらに転んでもやっていく度量があるかが移民受け入れには重要なんだろうなと思った。

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2024/06/20

移民を受け入れることによる影響を経済学の観点で多面的に分析している。冒頭で筆者は「人道的な観点は入れない」と明言しており、タイトル通り経済面のみで論じている。 経済学であると同時に、本書は統計学の本だ。よく言われる「移民が仕事を奪う、治安を悪化させる」という論議に対し、数々のデ...

移民を受け入れることによる影響を経済学の観点で多面的に分析している。冒頭で筆者は「人道的な観点は入れない」と明言しており、タイトル通り経済面のみで論じている。 経済学であると同時に、本書は統計学の本だ。よく言われる「移民が仕事を奪う、治安を悪化させる」という論議に対し、数々のデータを元に異を唱える。その人にとって「損か得か」でものの見方は都合よく切り取られ、結局は地域、職種、個人などなどの状況(都合)で移民受入れの善し悪しが変わるということをこれでもかと挙げている。 「自分にとって損か得か」だけで世間を判断していないか、客観的に振り返ることが肝心。

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2021/10/03

日本の場合は同化主義に賛成な人がどちらかと言うと移民に肯定的という研究が個人的な感覚とかなり乖離していて興味深かった。この国では多文化主義が殆ど無感心と同義でネガティブに響くのだろうか。同質性を重んじる国民性こらして、たとえ移民が増えたとしても、この国の将来の形として「多文化共生...

日本の場合は同化主義に賛成な人がどちらかと言うと移民に肯定的という研究が個人的な感覚とかなり乖離していて興味深かった。この国では多文化主義が殆ど無感心と同義でネガティブに響くのだろうか。同質性を重んじる国民性こらして、たとえ移民が増えたとしても、この国の将来の形として「多文化共生」が生じることはなさそうだと感じざるを得ない。

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2021/06/09

【印象に残った話】 ・移民が職業、賃金、予算や文化的同化に及ぼす影響についての学術論文を確認すると、以下のことが言える ・職業の面では、後進国で単純労働に就いていた人でも、先進国に移住し頭脳労働に転身することも可能となる ・賃金の面では、流出した移民からの送金が、本国に残された住...

【印象に残った話】 ・移民が職業、賃金、予算や文化的同化に及ぼす影響についての学術論文を確認すると、以下のことが言える ・職業の面では、後進国で単純労働に就いていた人でも、先進国に移住し頭脳労働に転身することも可能となる ・賃金の面では、流出した移民からの送金が、本国に残された住民に還流して豊かになる ・予算の面では、優秀な人材を国外輩出するために本国の学校への投資が活性化する ・文化の面では、家族が分散することで、移住先から本国へ、技術とイノベーションの国際移転がよりスムーズになる 【アクションプラン】 ・移民のマイナス面を考える

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2021/05/11

図書館で借りた。 著者は海外で経済学を学んだようで、元データも理論もしっかりしてる印象。その辺の日本の経済評論家よりよっぽど信頼できる。 移民を受け入れたら、国内の雇用にどんな影響があるのか、賃金はどうなるのかなど、詳しく知ることができる。

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2021/05/04

結局なにが言いたいんだ…となってしまって頭に入ってきにくい。話題や観点は面白いのだけど。 あと因果関係について疑問に感じる点がいくつかあった。

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2021/04/04

 移民の是非を考える時に争点となるいくつかのポイントについて、経済学の観点から考える本。特に面白かったポイントをいくつか。 ・移民を受け入れると雇用環境は悪化するか?→移民と"競合"しない人は賃金が下がらない。 ・移民が子育てや介護サービスにおける人手不足を...

 移民の是非を考える時に争点となるいくつかのポイントについて、経済学の観点から考える本。特に面白かったポイントをいくつか。 ・移民を受け入れると雇用環境は悪化するか?→移民と"競合"しない人は賃金が下がらない。 ・移民が子育てや介護サービスにおける人手不足を補い、日本女性の社会進出を促進するか?→そうしたサービス料を支払う余裕のある高賃金の人はその料金をペイできるほどに生産性のある仕事ができるため、女性活躍は促進される。 ⇒少子高齢化が進み労働人口が減少するなかで、移民を受け入れることによるマンパワーが必要なのでは?と思うことがあるが、受け入れた場合移民と"競合"してしまう国民にとっては厳しい展開が待ち受けているのかもしれない。移民のマンパワーに取って代わられないほどに高技能、高学歴、高レベルの資格等、高いスキルがある人にとっては寧ろ良いが、取って代わられる可能性のある人にとっては自分のポジションを脅かすこととなる。そうなると今まで以上に日本人同士の間の格差が拡大する可能性はあるのかもしれない。  また、本書では触れられていなかったが、日本は将来的に「移住したい国」で在り続けることができるのだろうか。「安全で住みよい国」として選ばれることはあったとしても、「稼げる国」として選ばれるだろうか。中国やシンガポール等、わざわざ海を渡らなくても賃金が上昇傾向にある国が他にあって、平均賃金の上がらない日本に移民はやってくるだろうか。…というそもそも論を考えてしまった。

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2020/11/09

いろんな視点から移民政策について議論がされていたので、この本を読めば広い視野を持って移民政策について議論ができるようになると思います。あまり経済学の知識を必要とするところが少なかったので、あくまで移民政策についての視野を広げるために読む本だと思います。

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2020/08/26

ようやっと。 アメリカ、イギリスが中心だけど、移民に関する経済学研究を広く紹介。 前提やら分析単位によって、かなり結論が左右されるのは仕方ないとして、その違いを丁寧に説明してくれてました。 また、経済学では捉えきれてないことが何かも説明。 「教育には、自分と違うものに対して...

ようやっと。 アメリカ、イギリスが中心だけど、移民に関する経済学研究を広く紹介。 前提やら分析単位によって、かなり結論が左右されるのは仕方ないとして、その違いを丁寧に説明してくれてました。 また、経済学では捉えきれてないことが何かも説明。 「教育には、自分と違うものに対しても寛容な態度を育む効果があることが分かる。」(p202) 結局、ここかな。 次は、どんな教育かって問いか。

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