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江戸の家計簿 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2023/04/11

江戸時代の様々な階級、職業の人の所得、物資やサービスの価格について細かく記載、解説。 衣食住のうち食にかかるウェイトが現代よりも非常に大きいこと、職人の所得が高いこと、下級武士の所得が異様に低いこと、等。 イラスト、写真が豊富。 読了35分

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2022/06/07

身分制度に縛られて窮屈だったんだろうけど、 そんななか、けっこう楽しそうなイメージの江戸の暮らしぶり。 商売で一旗揚げる話が大好き! なんでも工夫だし、人に求められることで利益を上げることは、楽しいだろう。 現代にも学ぶところがあります。

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2021/08/03

採用している貨幣の換算価格が、違和感が有りすぎて内容がイマイチ入って来ない‼️ 江戸時代は米価が基準となるが、米価のみで換算すると凄く安くなるし、感覚値にすると高くなりすぎるので難しいけど… 一般的に使われている1両が10万~15万位が妥当だと思うよ⁉️ 本書で使われている1両=...

採用している貨幣の換算価格が、違和感が有りすぎて内容がイマイチ入って来ない‼️ 江戸時代は米価が基準となるが、米価のみで換算すると凄く安くなるし、感覚値にすると高くなりすぎるので難しいけど… 一般的に使われている1両が10万~15万位が妥当だと思うよ⁉️ 本書で使われている1両=30万は明らかに高すぎるわ‼️

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2020/12/21

私は普段バリバリの理系派なのですが、「江戸」というワードに何故か言葉では形容し難い粋な魅力を感じます。そこに、現代的な「お金」の側面を示唆するタイトルがありついつい購入しました。 カラー版で合間合間に文献資料もあり、大変魅力的でした。難しい言葉も多く、もう少しルビや注釈付きだと...

私は普段バリバリの理系派なのですが、「江戸」というワードに何故か言葉では形容し難い粋な魅力を感じます。そこに、現代的な「お金」の側面を示唆するタイトルがありついつい購入しました。 カラー版で合間合間に文献資料もあり、大変魅力的でした。難しい言葉も多く、もう少しルビや注釈付きだと熟読でき、助かるかなと個人的には感じました。 本書を通すと、現代に比べてインフレを考慮した、貨幣制度や社会システムが未熟なせいか、当時の物価が極めて高いことを感じさせられます。 その反面、貧しい農民と大名たちの様な上位役職との二極化が顕在化していることも理解でき、ある意味現代に通ずるものかもしれません。 年収という現実的な側面から書かれた本書の着眼点はとても面白く、江戸時代の社会背景や文化を交えながら楽しんで読むことができました。

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2020/04/02

著名人や専門家によるコラムでページ稼ぎな気がする。しかし、職種毎の給料、蕎麦などの値段、長屋暮らしの家賃など生活に必要不可欠な値段を教えてくれる。 江戸時代にタイムスリップした場合に備えとして必須の知識だろう。笑 「東京都江戸東京博物館」の展示物やイラストで補足してくれており、...

著名人や専門家によるコラムでページ稼ぎな気がする。しかし、職種毎の給料、蕎麦などの値段、長屋暮らしの家賃など生活に必要不可欠な値段を教えてくれる。 江戸時代にタイムスリップした場合に備えとして必須の知識だろう。笑 「東京都江戸東京博物館」の展示物やイラストで補足してくれており、時代小説を読む時には、必ず出てくる「物価」をイメージするための辞書として使てるため、当面、我が家の本棚を居座るだろう作品。 ただ、古文書マスターの作者の切れ味鋭い、新たな視点がなかった気がする。多忙ゆえにやむ無しかな。

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2020/03/07

江戸時代の武士、農民、町人、また、職業別の給料や物品の値段が今の貨幣に換算していくら位だったかを紹介し、そこから当時の暮らしや文化を解説していく。 「遠山の金さん」の年収は3億円以上、卵は1個315円、大工は年収800万円以上、伊勢参りの一行は250万円以上を散財したなど、興味深...

江戸時代の武士、農民、町人、また、職業別の給料や物品の値段が今の貨幣に換算していくら位だったかを紹介し、そこから当時の暮らしや文化を解説していく。 「遠山の金さん」の年収は3億円以上、卵は1個315円、大工は年収800万円以上、伊勢参りの一行は250万円以上を散財したなど、興味深い事例が紹介されている。しかも、当時の浮世絵や名所図絵、イラスト、江戸東京博物館にある展示模型など、豊富なカラー資料が、満載でわかりやく、気軽に読める内容になっている。 自分としては、現在との値段比較はともかく、解説されている暮らしぶりや経済事情に注目して読んだ。わかったことの幾つかを箇条書きしておく。 ・江戸時代の貴重な動物性タンパク源は、鶏肉や卵であり、なかには鶴やトキを食したという資料もあった。 ・手軽に食べられる外食産業として、道路脇などに屋台を出す「立ち売り」と、棒手振りで有名な「振り売り」があり、「立ち売り」には、天ぷら、そば、寿司、うなぎの蒲焼き、団子など様々な屋台があった。 ・江戸の人口は参勤交代でお供の武士が単身赴任することなどにより、男性の方が圧倒的に多く、男性文化が盛んになった。 ・長屋の大家が共同便所の糞尿を売ったり、生ゴミを回収して、新田開発の埋め立てや肥料に活用したり、火事の廃材を転用するなど、リサイクルやものを大切にする暮らしがあった。 ・醤油、味噌、漬け物、鰹節など発酵食品が江戸時代に開花した。 わざと、こぼれ話的な軽い読み物にしてあるが、巻末に示されてある主要参考文献一覧を見ると、さすがだなと思った。

Posted byブクログ

2020/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> 第1章  江戸時代の収入①武士篇 第2章  江戸時代の収入②農民・町人篇 第3章  江戸時代の物価①食品篇 第4章  江戸時代の物価②料理・嗜好品・雑貨篇 第5章  江戸時代の文化と経済 <内容> 2017年に宝島新書から出た『江戸の家計簿』を加筆、修正の上、全面カラー化したもの。分かりやすいし、授業などでいろいろな話をするときの参考になる。磯田先生の本なので、信頼できるし…。

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