1,800円以上の注文で送料無料

風よ哭け の商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/09/19

橋廻り同心・平七郎控 シリーズ 14 同僚たちから、閑職と揶揄され、陰で笑われていたが、定町廻りが手を焼いている、数多くの難事件を解決してきた、立花平七郎と平塚秀太は、今や江戸の町民たちから、信頼を寄せられている。 同心達からは、羨望・嫉妬の入り交じった目で見られている。 《...

橋廻り同心・平七郎控 シリーズ 14 同僚たちから、閑職と揶揄され、陰で笑われていたが、定町廻りが手を焼いている、数多くの難事件を解決してきた、立花平七郎と平塚秀太は、今や江戸の町民たちから、信頼を寄せられている。 同心達からは、羨望・嫉妬の入り交じった目で見られている。 《紙人形》 金策に訪れた、昔の勤め先から、けんもほろろにあしらわれた吉兵衛。 昔の同僚の番頭芳之助から、娘にと、紙人形と千代紙を貰ったが・・ 《風よ哭け》 偶然捕まえた、巾着切りを働いた少年・仙吉は、昔、平七郎が定町廻り同心だった頃、取り調べた男、喜久蔵の息子だった。 喜久蔵は、賊と間違えて主人の弟を刺し殺し、八丈島に流されていた。 仙吉の勤め先を確保した矢先、喜久蔵が、恩赦で江戸に戻ってくるという報せを受ける。 父子が無事再開したのも束の間、喜久蔵が、何者かによって、殺されてしまった。 定町廻同心の厄介者の亀井市之進と工藤豊次郎は、最近は、下手な変装をしたりしながらも、平七郎を助け、活躍している。

Posted byブクログ

2021/12/10

内容(「BOOK」データベースより) 立花平七郎は懇意の酒屋での聞き酒会の最中、巾着切りの少年を捕らえた。身元を質すと、父親は八丈島に流されていてひとり暮らしだという。諸色問屋の手代頭だったが、暗闇の中、賊と間違えて主の弟を刺し殺したのだ。平七郎は自分が取り調べた一件だったと驚く...

内容(「BOOK」データベースより) 立花平七郎は懇意の酒屋での聞き酒会の最中、巾着切りの少年を捕らえた。身元を質すと、父親は八丈島に流されていてひとり暮らしだという。諸色問屋の手代頭だったが、暗闇の中、賊と間違えて主の弟を刺し殺したのだ。平七郎は自分が取り調べた一件だったと驚く。少年の住まいを確保した直後、恩赦の報せが届き、父子の再会を果たしたのも束の間…。 令和3年12月7日~8日

Posted byブクログ

2020/11/01

シリーズ14作目の2作品。おこうとの話はまったく進展しないが、平七郎の働きは明らかに認められてきたようで、使えない2人もなんとか使えてる。素晴らしい!

Posted byブクログ

2020/09/14

2話からなる。 えびすやの主人ヘ金の無心をしに行った吉兵衛。 妻が、病で亡くなり、幼き娘おちよを留守番においてきたのだが、・・・ 帰り道に雨宿りした家に入って、盗みを働いた。 しかし、みつかり、あわや殺されそうになったのだが、、、相手側が、自分の裾を踏んでしまい、勢いで自分の胸を...

2話からなる。 えびすやの主人ヘ金の無心をしに行った吉兵衛。 妻が、病で亡くなり、幼き娘おちよを留守番においてきたのだが、・・・ 帰り道に雨宿りした家に入って、盗みを働いた。 しかし、みつかり、あわや殺されそうになったのだが、、、相手側が、自分の裾を踏んでしまい、勢いで自分の胸を包丁で刺してしまう。 慌てて逃げたのだが・・・・その時に落とした紙人形。 そして、逃げる前に見られた娘。 父を待つ幼子おちよの心細さは、余り書かれていないが、、、、どんなに寂しいであろう。 紙人形だけが、唯一の相手というのは・・・・。 盗みもしたが、父と江戸払いで、一緒に居られるだけ良かったのかも、と、思いなおしながら1話を読んだ。 題名の「風よ哭け」は、丸子屋で、賊と間違えて、主人の弟を刺殺した罪で遠島になった父喜久蔵、そして息子仙吉は、食べるために巾着切りをして、平四郎につかまるのだが、、、、 丸子屋夫妻の罪を喜久蔵が、身代わりになったのだが、島から帰って来て、報告へ行ったら、、、殺されてしまう。 息子とやっと会えて、これからだったのに、残念な事である。 2話共 子どもがいるから、親がしっかりしないといけないと、頑張っている。 そして、子供は、親が、一番と、思っているのに、、、、1話の紙人形は、未だ2人元気で一緒なのが、救いの小説であろうか? 風よ哭けの「哭け」は、「なけ」で、変換しても出てこない。 「慟哭」で、この字が、出て来る。 それだけ、普通の涙を流す泣くでは、無いのだと・・・と、思いながら、本を閉じた。

Posted byブクログ

2020/04/14

シリーズ第14弾。 定町廻りから押し付けられた、工藤&亀井のダメ同心コンビが加わり、4人となった橋廻りメンバー。 ちょいと不安もあるものの、確実にこの二人が“いい奴化”してきていて、意外と4人で楽しそうにやっている感じです。 今回は2篇の話が収録でしたが、どちらの話も、親を信...

シリーズ第14弾。 定町廻りから押し付けられた、工藤&亀井のダメ同心コンビが加わり、4人となった橋廻りメンバー。 ちょいと不安もあるものの、確実にこの二人が“いい奴化”してきていて、意外と4人で楽しそうにやっている感じです。 今回は2篇の話が収録でしたが、どちらの話も、親を信じる子どもの思いが本当に健気でグッときました。

Posted byブクログ