男らしさの終焉 の商品レビュー
ジェンダー問題を、男性側から見た本。 男性に求められる男らしさ。男性は子供のころから無意識に刷り込まれているので、それが正しいと行動する。
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男性が、男性優位性を批判することに意味があると思うが、文調と翻訳が合わないのか話が冗長に感じた ユニークな挿絵と皮肉はグッドだと思う
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男性性、男性学というようなものの存在を教えてくれた本 自分の考え方は『自然に』そうなった、『元々』あるものと思い込んでいたけれど、色々な見聞き体験を通して作られてきたもの そうであれば『絶対』や『正解』はなくて変わることもあるのかも…と可能性を感じさせられました
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英国人、ストレート男性、異性装者、アーティストという肩書の著者による「社会規範としての男らしさは時代遅れだ!」という本 男性性のオルタナティブが求められてるが、近代資本主義こそが今のジェンダーの在り方を規定してきたんだから根深い問題や…
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面白かった。 「真実はあなたを自由にする。でも最初はムカつく。」という冒頭の言葉に笑いつつ頷いてしまった。 現代版の男性ロールモデルがあらゆるレベルで足りていない状況は割と致命的なのかなと思ったので、ここが早く解決したらいいのになと思った。
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『バービー』を観た時にも感じたいたたまれなさが再び。人へのマウンティング、マンスプレイニング、酒強いアピール、悪口のチキンレース、恥をかくことへの極度の恐れ、無意識に男らしさに縛られている。
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB29495904
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あちこちに皮肉が効いていて本当に面白い。 私の性自認は女だけど、内なる男性性を自覚するいい機会にもなった。女で居ていいんだ、と思えた。 おすすめ。
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2016年にイギリス人男性で異性装者である著者が書いた本を2019年に和訳したもの。1ページごとに何個も登場する諧謔表現をやり過ごさないと読むのがしんどい。イギリス流ジョークなのか著者(コメディアンでもある)の芸風なのか、はたまた男性性への毅然とした抗議なのかはたまた…。200ペ...
2016年にイギリス人男性で異性装者である著者が書いた本を2019年に和訳したもの。1ページごとに何個も登場する諧謔表現をやり過ごさないと読むのがしんどい。イギリス流ジョークなのか著者(コメディアンでもある)の芸風なのか、はたまた男性性への毅然とした抗議なのかはたまた…。200ページのうち前半60-70ページは上記読みづらさが強い気がする。 全体的に、男性性への批判に多くの紙幅が割かれる。中盤に、(内的規範は幼少から周囲の影響を受けて形成されるという文脈で)“新しい”男性のロールモデルがいない、ということに触れていたが、掘り下げがなく残念。 全体的に、現状を当時の著者流の表現・経験・解釈等でまとめたもの…という感じ。本の色や挿絵はかわいいが…。なんとなく、雑誌の連載コラムの総集編ような雰囲気を感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「男性性の未来は、男性性の豊かさである」 伝統的な男性性の根深さ、変えていく難しさを痛感した。男性を称する者として、男性性に相対する苦悩にも大いに共感した。ワーキングクラスの青年たちの描写は、問題を表面的な理解に留めるようで気になった。ただこの感想は、自分と異なる境遇への無知、情緒をもって議論することへの男性性的な抵抗が呼び起こしているのかもしれない。
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