カンパニー の商品レビュー
伊吹有喜さん14冊目。文庫派の私としては、これでこの作者さんの文庫になっているものには追いついた(と思う、多分)。 妻子に逃げられた47歳総務課長・青柳と、選手に電撃引退されたトレーナー・由衣。製薬会社のリストラ候補の二人が、出向先のバレエ団で世界的プリンシパル・高野が踊る「白...
伊吹有喜さん14冊目。文庫派の私としては、これでこの作者さんの文庫になっているものには追いついた(と思う、多分)。 妻子に逃げられた47歳総務課長・青柳と、選手に電撃引退されたトレーナー・由衣。製薬会社のリストラ候補の二人が、出向先のバレエ団で世界的プリンシパル・高野が踊る「白鳥の湖」の公演の成功を目指して…というお話。 全く門外漢の二人が次々発生する難題に見舞われながらも誠実に行動することでバレエ団の人たちの心を掴み、頑なだったプリンシパルの心も溶かしていく。バレエ団やダンサーたちのバレエにかける熱量やその裏にある経済的事情なども良く描けており、とても気持ちよく読めた。 『いくらでも替えが利く人材』との評価の割には青柳がサクサクと仕事をこなしていくのが、話の運びとしてはちょっと出来過ぎと感じつつ。 アルタ前のフラッシュモブのシーンが好きでした。 エピローグ、ウィーンの空港での高野と由衣の別れ方が素敵。場面変わって、呼びつけられた上司をつれなくぶった切った青柳の吹っ切れ方も良かった。
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勤務先の企業からバレエ団(カンパニー)への出向を命じられ、妻からも離婚届を突きつけられた青柳誠一。そんな崖っぷちの冴えない中年男性がバレエ団で調整役として働き始め、次第に仕事も出来て、気遣いも出来るイケてる男性に見えて来る所が面白い。 更にあまり知られていないバレエの世界の裏側...
勤務先の企業からバレエ団(カンパニー)への出向を命じられ、妻からも離婚届を突きつけられた青柳誠一。そんな崖っぷちの冴えない中年男性がバレエ団で調整役として働き始め、次第に仕事も出来て、気遣いも出来るイケてる男性に見えて来る所が面白い。 更にあまり知られていないバレエの世界の裏側も興味を引く所ではないでしょうか。 いわゆるお仕事小説なのですが、プロとしてのプライド、半端ない精神力、そしてそんな彼らを支えるスタッフやスポンサー企業の大切さもこの小説は描いていたと思います。 公演のチケットの売れ行きが良くない為に企画されたフラッシュモブのシーンはとてもワクワクしたし、バレエの公演も一度観てみたいと思いました。 巻末に伊吹さんとこの小説を舞台化した宝塚歌劇団のお二人の座談会の模様も収録されています。
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会社で総務畑を歩んでいた青柳は、あるとき会社の社長令嬢が所属するバレエ団への出向を命じられる。 家を出て行った妻と娘、バレエ団で出会う団員や、世界的バレエダンサーの高野悠、そのトレーナーとして青柳と同じく出向してきた瀬川。 登場人物がとても多くて。 バレエ公演に客演する那由多...
会社で総務畑を歩んでいた青柳は、あるとき会社の社長令嬢が所属するバレエ団への出向を命じられる。 家を出て行った妻と娘、バレエ団で出会う団員や、世界的バレエダンサーの高野悠、そのトレーナーとして青柳と同じく出向してきた瀬川。 登場人物がとても多くて。 バレエ公演に客演する那由多の所属するグループ(バーバリアンJ…EXILEみたいな感じかな)の阿久津さんなんて、出てくるたびに誰?という感じだったぁ。 おおざっぱに言えば、バレエ公演のチケットを売るために頑張る話と、公演本番でのトラブルを乗り越える話。 主役を期待されていた高野の慢性な不調、妻と娘との関係、ヒロイン?美波との関係。 いろんな問題やトピックスが登場するが、何かきっちり解決するというより、とにかくやりきる!という感じ。 高野が言った、やりきって競技生活を終えられる人の方が少ない、という言葉は心に響いた。 バレエは見ないけど、フィギュアスケートは好きで見ているが、10代で大きな怪我をして期待されていたような活躍ができずに引退する選手もいる。ごく一部のスーパースターをのぞいては、満足してやりきって競技生活を終えられる人なんて、ほぼいないんだよね。 そして恋愛要素については、青柳と美波のことより、高野と瀬川の関係の方が、胸に響いたな。 最後の空港での再会シーンなんて、トキメキしかないよ。 宝塚月組でお芝居原作に採用された本ですが、青柳と美波をトップコンビに演じさせるのは冒険だったのでは、と思った。
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バレエのことはまったくわからないけど、 とても面白かった。 突然離婚を言い渡され、一人ぼっちになった男性と、突然チーム解散になったトレーナーの女性のお話。 ざっくりいうとね。 わたしは、高野さんが、「瀬川」って呼び捨てにするとこにキュンとしてしまった。 新しいカップルになっ...
バレエのことはまったくわからないけど、 とても面白かった。 突然離婚を言い渡され、一人ぼっちになった男性と、突然チーム解散になったトレーナーの女性のお話。 ざっくりいうとね。 わたしは、高野さんが、「瀬川」って呼び捨てにするとこにキュンとしてしまった。 新しいカップルになって、幸せになってほしいなー
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図書館のリサイクル本で頂いた一冊 めちゃめちゃよかったです!! 知らぬ間にのめり込んでいて 最後には胸が熱くなりました 元々ダンスや舞台も好きなので 最高に楽しめました(^^) 青柳はとても真面目なザ・サラリーマン 周りが滞りなく仕事をできるように 支えている縁の下の力持ち ただ無難に意見を流したりすることも多く 上司からそつなく仕事はこなすが それ以上でもそれ以下でもないと言われてしまう。 そして妻には一緒にいると自分が腐ってくみたい と言われてしまう。 この妻の気持ちが 最初はめっちゃ共感してたんです!! ただ他愛ないことで話をしたり、 笑ったりする人生が欲しい。。。 わかるー!! なんならちょっと子どもが大きくなってからの 熟年離婚をチラッと考えたりしたんですが 笑 その後の展開を見ると 離婚して人生やり直すなら まず夫婦の仲をどうにかしてみようと 考え直しました (いや何の話笑) カンパニー内の話ももちろん面白いです! 会社からもリストラを仄めかされる青柳 本社に戻るには バレエ団に出向し、 公演を成功させなければいけません。 しかしそこには 不調を訴え出演できないという バレエ界のトップの高野 マラソン選手のトレーナーとして 選手に手のひらを返された瀬川 才能はあるけれど あと一歩がありない美波 などいろいろな思いを抱えた人たちがいます。 青柳のカンパニーでの姿は 妻といる時の様子とは 全然違うように見えるんですよね 確かに意見を濁したり、保身に走ることはあるけど バックアップする能力はあって カンパニーの人たちにも慕われている。 青柳になら話せる人も出てきます。 リストラの対象になってしまうのは ただ不器用で、上司に伝わってないのかな。。 そんな青柳や他の関係者が 少しずつ変わっていく様が とてもよかったです! あと、王者の才能の話も とても興味深かった 夢中になれること 一日中そればかり考えても苦にならず 何時間やっても全く気にならない すごく納得してしまいました。 またみんなが舞台に向き合う姿、 公演を成功させるための 動画やフラッシュモブなどの仕掛けなど 読んでいてワクワクしました(^^) 公演本番のあたりは もう読む手が止まりません!! あーこの続きを読みたい! みんなのその後を知りたいです!! 気づけばまた長くなってた笑 いい本に出会うと長くなってしまいます。 あーいい物語をありがとうございます!
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この作者の他の作品がとても良かったので、少し期待が大き過ぎたかなぁ。中年男に訪れる急な変化は、自分でもヒヤッとしたがバレエの世界にイマイチ入れなかった。
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ていねいさ、誠実さ、仕事にも生きるのにも大切だなと思わせてくれた内容です。エンターテイメントとしても、舞台の表も裏側も面白かったです。 一生懸命に生きていたら、素敵な人たちとの出会いがあって、それがまた未来の自分を知らず知らずに変えてくれる…そういう希望を伝えてくれる物語です。...
ていねいさ、誠実さ、仕事にも生きるのにも大切だなと思わせてくれた内容です。エンターテイメントとしても、舞台の表も裏側も面白かったです。 一生懸命に生きていたら、素敵な人たちとの出会いがあって、それがまた未来の自分を知らず知らずに変えてくれる…そういう希望を伝えてくれる物語です。でもそこには、ほんの少しの素直さが必要ということに、私たちも自覚できるといい、と思います。
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青柳は真面目な性格で、企業の課長として仕事をこなし、妻と娘と暮らす平凡なサラリーマンである。 順風満帆な日を送っているかと思いきや、突然会社からバレエ団出向という名の戦力外通告の部署に辞令が出され、妻からも離婚をつきつけられることで 環境が一気に変わる。生きる希望がなくなりかけて...
青柳は真面目な性格で、企業の課長として仕事をこなし、妻と娘と暮らす平凡なサラリーマンである。 順風満帆な日を送っているかと思いきや、突然会社からバレエ団出向という名の戦力外通告の部署に辞令が出され、妻からも離婚をつきつけられることで 環境が一気に変わる。生きる希望がなくなりかけている時に、バレエで出会う仲間たちに元気をもらう。最終公演の後は退職を覚悟し、未来のことを考えると不安になるが、目の前の仕事に懸命に打ち込み、周りの誰よりも働き、裏方としてサポートすることで、むマイナスな思いを払拭し、力強く生き抜く青柳の強さと優しさに心が熱くなる一冊である.
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青柳誠一 有明フード&ファーマシューティカルズ(有明F&P)に勤めている。総務部第七グループの課長。妻に逃げられた。リストラ候補。敷島バレエ団に出向。 脇坂英一 青柳の入社当時上司で、現在は取締役。青柳の仲人を務めた。 青柳悦子 青柳の妻。旧姓は根本。愛称はネモちゃん。かつてはともに脇坂の下で働いていた。都内の短大を卒業後、縁故採用で入社した。 青柳佳奈 誠一の一人娘。 密かに両親の復縁を願っていた。 高野悠 世界的バレエダンサー。世界中の女性から『黒髪の貴公子』『世界の恋人」と呼ばれている。突如ホテルの部屋に入ってきたグラビアアイドルと揉み合い腰を負傷した。あだ名はハルカチン。 有明紗良 敷島バレエ団プリンシパル。バレエ団に協賛している有明F&Pの社長の娘。 敷島瑞穂 敷島バレエ団主宰。スタジオの二階でダンサーの夫が自殺した。 田中乃亜 敷島瑞穂の秘書。現役のダンサー。 瀬川由衣 基礎体力を培うフィジカルトレーナー。担当していた鈴木舞の引退によりリストラ候補となったトレーナー。二十八歳。 鈴木舞 マラソンランナー。ふわふわした茶髪のショートヘアと大きな瞳が愛らしい。愛称は「マイマイ」。二十二歳。妊娠し引退する。 スミト 間内澄人。鈴木舞と結婚する。インナービューティー・アプローチャー。 山田芳正 有明F&Pの健康増進課を統括する取締役。 大塚三朗 由衣の二年先輩。格闘技選手を担当するトレーナー。三十歳。 高崎美波 敷島バレエ団で大人向けバレエ教室の講師をしている。敷島バレエ団所属の実力者バレリーナ。夜は近所のコンビニ、レッスンのない週末はホテルで宴会や結婚式の配膳をしている。 長谷山蒼太 敷島バレエ団団員。ファーストソリスト。 阿久津仁 バーバリアン・Jのパフォーマンスリーダー兼プロデューサー。 水上那由多 アイドルグループ・バーバリアンJのスピリッツ(研究生)。 有明清治郎 有明F&Pの社長。紗良の父親。
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知らないバレーの世界を知りました。アスリート、舞踏家etc.華やかに見えてそれでいて、強い精神力。すごい世界だな。
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