絶対城先輩の妖怪学講座(十二) の商品レビュー
とうとうこのシリーズも最終巻。妖怪学に熱意を失った絶対城を心配する礼音だが、自分自身が命を狙われる事態になってしまう。化け猫、猫ばば、猫又、猫の王とかの蘊蓄が楽しいね。明かされる妖怪の真実がとんでも物件なのがご愛敬かな。合気道が強くて、お人好しで、覚りの礼音ちゃんとお別れなのが寂...
とうとうこのシリーズも最終巻。妖怪学に熱意を失った絶対城を心配する礼音だが、自分自身が命を狙われる事態になってしまう。化け猫、猫ばば、猫又、猫の王とかの蘊蓄が楽しいね。明かされる妖怪の真実がとんでも物件なのがご愛敬かな。合気道が強くて、お人好しで、覚りの礼音ちゃんとお別れなのが寂しいね。いい子だったよ。
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遂に完結まで読んじゃった。さみしくなるなぁ。事件は相変わらずおもしろい。二人のらぶらぶっぷりは読み流しちゃうけど。
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「火車」 全国的に伝わり葬列を襲撃し棺桶を持ち去る妖怪。 地獄から罪人を迎えに来る燃え盛る車。 事故を起こしていない安心感は強かったろうが、その後も聞こえた声には恐怖でしかなかったろうな。 「五徳猫」 鳥山石燕の妖怪画集に描かれた猫の妖怪。 室町時代の百鬼夜行絵巻に描かれた名無...
「火車」 全国的に伝わり葬列を襲撃し棺桶を持ち去る妖怪。 地獄から罪人を迎えに来る燃え盛る車。 事故を起こしていない安心感は強かったろうが、その後も聞こえた声には恐怖でしかなかったろうな。 「五徳猫」 鳥山石燕の妖怪画集に描かれた猫の妖怪。 室町時代の百鬼夜行絵巻に描かれた名無しの妖怪をモデルに創作した妖怪。 ずっと追い求めていた夢が叶い全てを知ってしまった時の虚無感は、どうにもならないよな。 「猫ばば」 人間(老婆)を食い殺し相手の姿に化けて替わる人食いの化け猫。 何食わぬ顔で生活を続け夜になると家を抜け出し手下とともに人を襲う。 彼女に関わる事柄全てに猫が関連していたが、まさか飼い猫に命を狙われるとは誰も思わないだろう。 「猫また」 長く生きるうちに尻尾が二本に分かれた猫の妖怪。 尻尾が二股になって災いを為すという猫また像はあくまで江戸時代以降のものである。 相手に興味を抱かされる物を使い呼び寄せる等、人間が人間を陥れる時にする事ではないのだろうか。 「猫の王」 熊本県の阿蘇の根子岳に住むとされる猫。 猫でありながら猫ではなく数多の猫を統べる存在。 本当の敵の正体を知った時の恐怖も大きいだろうが、全てを知った時の驚愕も大きかったろうな。 「妖怪」 怪異な存在や現象の総称。 変わらない日常に互いを見張る一匹と一人の存在。 長年ただの仲間として居たからこそ、二人という空間に慣れないのか見ていて微笑ましいな。
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完結しましたね。大きな話を終わらせた後に日常に戻した感じで終わるのがいいですね。何はともあれ、長く続いたシリーズが完結するのはいいことです。 最後のテーマは猫。犬と並んで最も身近な動物であり、それでいてどうにも意のままにはできない。そんな存在。かつての猫またの正体に関する考察は面...
完結しましたね。大きな話を終わらせた後に日常に戻した感じで終わるのがいいですね。何はともあれ、長く続いたシリーズが完結するのはいいことです。 最後のテーマは猫。犬と並んで最も身近な動物であり、それでいてどうにも意のままにはできない。そんな存在。かつての猫またの正体に関する考察は面白かった。
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最終巻。親しんできた心地よいこの雰囲気と別れるのは辛い。初期にあった風刺性が徐々に失われたのは残念だが、見事な大団円である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
好きなシリーズだったので、最終巻と聞いて嬉しくもあり寂しくもあり。 前回の話がクライマックス、これで最後! と言わんばかりの展開で、あれはあれで手に汗握ったのですが、本当の最終巻はまた雰囲気が違いました。 前巻は長編1本な展開でしたが、今回はいつもの連作短編集に近い作りだったし(最終的には一本の話に集約されるけれども)これまでのサブキャラクターも沢山登場して、今までの話の振り返りも入ったので、これはこれで最終巻に相応しい展開だったと思います。 何より、今回の妖怪ネタは「猫」に関わるものということで、今までよりも余程身近に妖怪を感じられる話だったように思います。 劇中で絶対城先輩も言ってましたが、猫は現在進行形の妖怪ですしね。 黒猫は不吉とか、虚空を見つめてる猫は霊的存在を見ているのでは? とか、誰しも思い当たる話ではないかと。 だからこそ、恐怖感は今までとはまた別角度でのものがあった気がします。 それに、いつもは絶対城先輩が捕らわれたり攫われたりボコられたり何かとヒロインな展開になることが多いのに、今回はユーレイちゃんがターゲットとして狙われてピンチになるという展開が新鮮でした。 最終巻にして新鮮な展開とは。 彼女がピンチになった展開は今までもあるにはありましたけど、先輩のピンチに比べると圧倒的に少なかった気がするので。 彼女を狙う犯人は分かりやすくはあるのですが、受け入れるにはなかなか大変なものはありましたが…… 更に今回のラスボスがまたえっぐい。 あれを見ちゃうと街中で猫にあっただけでも怯える羽目になりそうです。 前述通り身近にいる猫が本体ですから、怪異を隣に感じるこの展開、下手なホラーよりある意味怖い。 そこを絶対城先輩が鮮やかに解決してくれたのには、本当に救われた気がしました。 絶対城先輩とユーレイちゃんの将来や進路についても、一応の決着がつき(但し、先輩は肝心な言葉を直接言わなかったため、二人だけの秘密的な展開になってしまったことだけが悔やまれる……ちくせう)見たかったものはほぼ全て見させてもらって大満足です。 ちゃんと二人の(勿論、杵松さんも)時間はこれからも進んでいくのだなと感じられたラストだったので。 シリーズものって時間が停滞しがちなので……(俗にいうサザエさん現象) 最強妖怪学カップル+αを最後まで見届けられて幸せでありました。 本当にありがとうございました! そういえば、最初にこの12巻の粗筋を見た時に、「え、先輩が妖怪学から離れるとなると、ユーレイちゃんの主夫になるかヒモになるかの未来しか見えないぞ! 妖怪学続けていってくれよ! 頼むからこれ以上ヒロイン要素を増やさんでくれ」と思ったのを白状しておきます。 あの妖怪学カップル、基本的に男女の立場逆転しているから……
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先ず、完結おめでとうございます。 猫はこうきましたか、ほくそ笑んでいます。妖怪、怪異を扱う作品は星の数ほどある昨今ですが、全作、全テーマ、楽しく読ませて頂きました。 次の作品も楽しみにしております。 おつかれ様でした。
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『真怪秘録』をまとめる中で、妖怪学の限界を感じたという絶対城。熱意を失った彼は、文学部の非常勤講師として妖怪学を教えてくれないか、という織口からの誘いも断ってしまう。 そんな中、礼音が何者かに狙われていることが発覚。大切な人を守るため、事件の調査に乗り出す絶対城だったが、一方で...
『真怪秘録』をまとめる中で、妖怪学の限界を感じたという絶対城。熱意を失った彼は、文学部の非常勤講師として妖怪学を教えてくれないか、という織口からの誘いも断ってしまう。 そんな中、礼音が何者かに狙われていることが発覚。大切な人を守るため、事件の調査に乗り出す絶対城だったが、一方で、その一件の解決をもって妖怪学徒を廃業するとも宣言し――。 猫また、猫ばば、五徳猫。事件の鍵を握るのは『猫』!? 絶対城阿頼耶、最後の事件!
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