深淵と浮遊 現代作家自己ベストセレクション の商品レビュー
編者が作品を選んでいないのに、ほむほむの『共感と驚異』からの堀江先生の驚異の到達点であるスナフキン論。エンタメと純文学。わかりやすさとわかりにくさ。老成と思春。生と死。今の読者はわからないことの抵抗感が強いし、驚異を描きたくても、この世の全てを引き換えにしても未知の価値を得たいが...
編者が作品を選んでいないのに、ほむほむの『共感と驚異』からの堀江先生の驚異の到達点であるスナフキン論。エンタメと純文学。わかりやすさとわかりにくさ。老成と思春。生と死。今の読者はわからないことの抵抗感が強いし、驚異を描きたくても、この世の全てを引き換えにしても未知の価値を得たいが、ほとんどは失敗する。だが、無謀な賭けに成功した一人が次の新しい世界を拓く。 またこの作品集で伊藤比呂美さんを初めて読む、癖になりそうな筆致。
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『編者が収録作を選ばない』というユニークなアンソロジー。『深淵と浮遊』というタイトルも不思議な感じがして良い。 収録された作家は作風も、ジャンルもバラバラなのに、底の方に共通点が感じられるという不思議。
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