1,800円以上の注文で送料無料

深淵と浮遊 現代作家自己ベストセレクション の商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/03/15

編者が作品を選んでいないのに、ほむほむの『共感と驚異』からの堀江先生の驚異の到達点であるスナフキン論。エンタメと純文学。わかりやすさとわかりにくさ。老成と思春。生と死。今の読者はわからないことの抵抗感が強いし、驚異を描きたくても、この世の全てを引き換えにしても未知の価値を得たいが...

編者が作品を選んでいないのに、ほむほむの『共感と驚異』からの堀江先生の驚異の到達点であるスナフキン論。エンタメと純文学。わかりやすさとわかりにくさ。老成と思春。生と死。今の読者はわからないことの抵抗感が強いし、驚異を描きたくても、この世の全てを引き換えにしても未知の価値を得たいが、ほとんどは失敗する。だが、無謀な賭けに成功した一人が次の新しい世界を拓く。 またこの作品集で伊藤比呂美さんを初めて読む、癖になりそうな筆致。

Posted byブクログ

2019/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『編者が収録作を選ばない』というユニークなアンソロジー。『深淵と浮遊』というタイトルも不思議な感じがして良い。 収録された作家は作風も、ジャンルもバラバラなのに、底の方に共通点が感じられるという不思議。

Posted byブクログ