思い出の修理工場 の商品レビュー
時間を忘れて一気読みしてしまいました。一本の映画を観ているかのようでした。思い出を修理する工場、そこで働くキャラクターが魅力的。世界の危機をどう乗り越えていくのか、ラストに向けて解かれていく謎とともに爽快に駆け抜けていく物語がとても面白かったです。映画化しても楽しめそう!
Posted by
ファンタジーなのにビジネス書のような学びもある不思議な感覚。キャラクターそれぞれが愛らしい。現代版モモのような印象だった。
Posted by
うまく友達をつくれない少女ピピが迷い込んだ、 ふしぎな「思い出の修理工場」。 そこでピピが出会ったのは、 せっかちで小鬼のようなズッキ、 白ヒゲの親方ジサマ、 朝は少女、昼は大人、夜は老女になる レディ・ミス・ミセス・マダム……。 ピピは、初めてできた仲間たちとともに、 人間たち...
うまく友達をつくれない少女ピピが迷い込んだ、 ふしぎな「思い出の修理工場」。 そこでピピが出会ったのは、 せっかちで小鬼のようなズッキ、 白ヒゲの親方ジサマ、 朝は少女、昼は大人、夜は老女になる レディ・ミス・ミセス・マダム……。 ピピは、初めてできた仲間たちとともに、 人間たちから思い出を奪い、工場を閉鎖に追い込もうとする「黒いエージェント」に立ちむかうが……? ジブリのプロデューサーが書いた物語。ジブリのファンタジー感と、『モモ』(ミヒャエル・エンデ)を彷彿とさせる世界観があった。 ふりがながないので、児童書ではないけれど、子どもも大人も楽しめるお話だと思う。 その一方で、目の前のことを効率的にこなすことを重視し、過去や未来のことを考えるのを無駄だと切り捨てがちな現代の価値観にメスを入れる鋭さもある。 あちらの世界の風景(修理工場やおもちゃ博物館などの色鮮やかな様子)も、大きな時計塔があるヨーロッパ風なこちらの世界の風景も、実際に見てみたい。ぜひアニメ化してほしい。
Posted by
図書館でビビッときた一冊。 大好きなおじいさんが亡くなったピピはおじいさんがプレゼントしてくれたフリッツという大切な人形をクラスメイトに壊され、工房で泣いているところズッキという不思議な人(?)に会う。そこでおじいさんはズッキが来た「あっちの」世界の人たちと協力して人々の思い出の...
図書館でビビッときた一冊。 大好きなおじいさんが亡くなったピピはおじいさんがプレゼントしてくれたフリッツという大切な人形をクラスメイトに壊され、工房で泣いているところズッキという不思議な人(?)に会う。そこでおじいさんはズッキが来た「あっちの」世界の人たちと協力して人々の思い出の品を修理していたことを知る。なら私の人形も直してもらえるかもと期待して「あっちの」世界に踏み込むが、直すなら自分で直しなさいとアシトカ工作所で働き始める。 一言で言うならとてもあたたかい本。 童話のような世界観で、でも大人も読める面白さが素敵だった。 ズッキやジサマからのメッセージがすごく働く大人に響く言葉が多くて、印象に残った。こんな上司ほしいわ。 「仕事の8割は、整理せいとん。」 「急がなければならないことほど、ゆっくり。急がなくて良いことほど、早くやること」 「近道というのは、先回りをすることでなく、考えて考えて、そのときに1番だと思える道を選択することなんです」
Posted by
元スタジオジブリアニメプロデューサーが手掛けた作品なだけがあり、優しい世界観だった。 デジタル化が進んでいく今の世界とマッチしている所があり、ファンタジーだが読みやすかった。 思い出というものは忘れて前に進むだけでなく、向き合い、時には経験という財産として抱えながら生きていき、そ...
元スタジオジブリアニメプロデューサーが手掛けた作品なだけがあり、優しい世界観だった。 デジタル化が進んでいく今の世界とマッチしている所があり、ファンタジーだが読みやすかった。 思い出というものは忘れて前に進むだけでなく、向き合い、時には経験という財産として抱えながら生きていき、そして次の世代へ繋げることで人の儚さを愛しく思えるのだろうと感じた。
Posted by
ここは、傷ついた思い出を美しい思い出に変える、不思議な修理工場―。 うまく友達をつくれない少女ピピが工場で出会ったのは、せっかちなズッキ、白ヒゲの親方ジサマ、朝は少女、昼は大人、夜の老女になるレディ・ミス・ミセス・マダム…ピピは、初めてできた仲間たちと、工場を閉鎖に追い込もうとす...
ここは、傷ついた思い出を美しい思い出に変える、不思議な修理工場―。 うまく友達をつくれない少女ピピが工場で出会ったのは、せっかちなズッキ、白ヒゲの親方ジサマ、朝は少女、昼は大人、夜の老女になるレディ・ミス・ミセス・マダム…ピピは、初めてできた仲間たちと、工場を閉鎖に追い込もうとする「黒いエージェント」に立ちむかうが…? (アマゾンより引用) ファンタジックなお話だと思ったら、なるほど、ジブリにいた人なのね。 ズッキさんが好きだなぁ
Posted by
210812 どんな過去であれすべて受け入れて今を生きるんだ!ということ伝えてくれる物語だった。 「思い出は誰かから奪うものじゃないの。自分の思い出をみがくことでしか、前を向いて生きる道はない!」
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少しハラハラしながら一気読み 「覚えていないのではなく、思い出せないのかもしれないよ」というエルンネの言葉は、銭婆の「1度あったことは忘れないものさ、思い出せないだけで」を意識してるのかなと思ってしまいました。考えすぎかもしれないけど。
Posted by
初めは敬語調で進む物語に苦手だな なんて思いましたが 頭に浮かぶ情景と合わさって 楽しく読むことができました 映像化してほしいな 「幸せというのは、人からうばえるものでも、 誰かをおとしめて手に入るものでもない。 目の前のことを ひとつひとつつみかさねていくうちに いつの間に...
初めは敬語調で進む物語に苦手だな なんて思いましたが 頭に浮かぶ情景と合わさって 楽しく読むことができました 映像化してほしいな 「幸せというのは、人からうばえるものでも、 誰かをおとしめて手に入るものでもない。 目の前のことを ひとつひとつつみかさねていくうちに いつの間にか手に入っているものなのだ。 人をうらやみ、 他人の幸せをうばおうとするものが いちばん不幸なのだ。」 楽しい思い出も、つらい思い出も たくさん磨いていきたい
Posted by
ファンタジー小説です。 ジブリの世界観が好きでこの本を読みました。 すごく読みやすいです。 主人公には少しモヤモヤしましたが(笑) 映画化してほしいなって思える作品です。
Posted by
- 1
- 2