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戦国大名北条氏の歴史 の商品レビュー

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2020/12/29
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北条五代の歴史を縦軸に、陶器の出土品など町割の発掘調査などで幅を広げて、小田原について深く知ることができた。 北条氏綱が韮山から小田原に本拠地を移した後、北条氏は領土を相模から武蔵、上野・下野・安房へと広げていったが、それによって小田原が領土の西端に位置することになってしまったことがわかった。 関東に移封された徳川家康は、小田原に拘らず、江戸を整備したのは大きな関東平野の真ん中に位置し、物流の中心たり得ること、関東平野の西端を江戸城の壁に、利根川を堀にするというその後の数百年を見据えた計画をもっていたことに、この本を読んで改めて気付いた。

Posted byブクログ