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MMT〈現代貨幣理論〉とは何か の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2021/05/04

MMTの概念を聞いた時に「そんなにシンプルで素晴らしい経済政策があるならこれまで誰かが思いついているはずで、現実にはなぜそうなっていないのか?」という疑問が生じたので入門書を読んでみることにしたのですが、これまでにうまくいかなかったのは本来のMMTではないから、という説明で今一つ...

MMTの概念を聞いた時に「そんなにシンプルで素晴らしい経済政策があるならこれまで誰かが思いついているはずで、現実にはなぜそうなっていないのか?」という疑問が生じたので入門書を読んでみることにしたのですが、これまでにうまくいかなかったのは本来のMMTではないから、という説明で今一つ納得できませんでした。

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2020/12/15

コロナ対策で、73兆円の経済対策が実施されることになった。当然、財源は必要になる。そこで「ちょっと前から賛否両論あるMMT(現代貨幣理論)って、国債発行を増やしても無問題みたいな話じゃなかったっけ?」と手に取ったのが、積読していた本書。 MMTが話題になった当初、「あんなのウソ...

コロナ対策で、73兆円の経済対策が実施されることになった。当然、財源は必要になる。そこで「ちょっと前から賛否両論あるMMT(現代貨幣理論)って、国債発行を増やしても無問題みたいな話じゃなかったっけ?」と手に取ったのが、積読していた本書。 MMTが話題になった当初、「あんなのウソだ」とか「マヤカシだ」とかいうインテリが多かったので、「少々インチキ臭いかな」と思いながら読み始めた。が、内容はいたってまとも。図解を交えながら、論を展開している。 もっとも、マクロ経済学って直感と結論が違ったり、非現実な仮定だったりで、本を読んでも、いつもすぐには腹落ちしない。今回もしかりで、MMTの正否については、私のアタマじゃとうてい判断できないのだが、雇用政策とか目指すところは悪くない印象だった。 「租税が貨幣を動かす」「信用貨幣」「機能的財政」といった概念も面白い(結構、昔からあるようだけど)。 マクロ経済学はもちろん、貨幣(通貨)の歴史や租税の原理についても深く知る必要性を感じた一冊。知的な刺激の多い本だ。 MMTでは、補正予算で時限的な景気対策を行う「裁量的財政政策」については、「積極的には評価しない」というスタンスのようだが、さらなる国債の発行を通じて、またもや日本は意図せざるMMTの“実験場”になりそうな……。

Posted byブクログ

2020/06/18

2020.6.18 58 mmt 46 納税させることが、貨幣経済を推し進める 87 102 119 172 175 203 232 246 資本主義後の価値観を提示できるか 幸せとは何か、環境問題、価値観 目的と手段を徹底的に考える。 大きなパラダイムシフト。 この考えが...

2020.6.18 58 mmt 46 納税させることが、貨幣経済を推し進める 87 102 119 172 175 203 232 246 資本主義後の価値観を提示できるか 幸せとは何か、環境問題、価値観 目的と手段を徹底的に考える。 大きなパラダイムシフト。 この考えが社会の賛同を得られるようになれば、新たなイデオロギーにもなり得るのではないか。幸せの捉え方が変わってくる。 国民のコンセンサスを得られるかが大きな課題。 租税を前提。お金とは何か。交換手段としての貨幣。腑におちた。 感覚的にはわかった気がするが体系的・網羅的に理解できたかと言われると自信はない。 貨幣とは何か。 金の総量は変わらない。どこに金があるかを考える。 政府が赤字ってことは、民間や家系が黒字ってこと。 それでインフレになるなら、増税すればいいってこと。 考えさせられた。

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2020/05/20

ランダルレイ氏の『MMT現代貨幣論入門』の監訳者の著書だけあって、MMTがとてもわかりやすく語られています。 MMTを知りたい初学者がはじめに読む本として最適に思われます。 MMTで述べられている、政府の赤字が民間の黒字になるというのは、普通に考えれば当たり前のことです。だって、...

ランダルレイ氏の『MMT現代貨幣論入門』の監訳者の著書だけあって、MMTがとてもわかりやすく語られています。 MMTを知りたい初学者がはじめに読む本として最適に思われます。 MMTで述べられている、政府の赤字が民間の黒字になるというのは、普通に考えれば当たり前のことです。だって、国債は個人でも買えるし買った人にとっては紛れもない財産ですもんね。 国の借金をなぜか「国民ひとりあたり○百万円の借金」などと書いていた新聞記事を読むたびに「あほちゃうか」と思っていたわたしにとっては、本書はある意味痛快な内容でした。 MMTは財政政策について踏み込んだ考えを持っており、人々が幸福になる方法を考えている理論であることがわかりました。経済学の真の姿であるオイコノミクスを感じました。良書。

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2020/03/29

‪MMT(現代貨幣理論)という比較的新しい経済理論を解説した一冊。主権通貨を有する政府の財政赤字は全く問題ない、という主張。マジで!?と思う一方、確かに経済学ズブの素人の自分も「政府の借金が膨れ上がり続けてるのになぜ日本は財政破綻しないのか?」とは思っていた。MMTが「正しい」の...

‪MMT(現代貨幣理論)という比較的新しい経済理論を解説した一冊。主権通貨を有する政府の財政赤字は全く問題ない、という主張。マジで!?と思う一方、確かに経済学ズブの素人の自分も「政府の借金が膨れ上がり続けてるのになぜ日本は財政破綻しないのか?」とは思っていた。MMTが「正しい」のかは正直わからない。貨幣・預金・租税の定義など抽象的な話も多く自分にはまだまだ難解で十分に理解できたわけではないけれど、経済のような堅そうな分野でも「赤字は良くない」という常識が必ずしも鉄壁ではないと知れたのは発見だった。MMTがベーシック・インカムには否定的な立場というのも興味深い。‬

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2020/03/07

MMTの概要は分かった。ただ、本書はMMT支持側から書かれたものであり、私自身経済理論に精通していないため、そういうものなのかと読み進めていくに留まった。

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2020/02/13

本屋の新書コーナーで平積みされていて、サラリーマンに必要な知識なのかと思って買っちゃったけど、財政学を分かっている人向けの「本格入門書」であって、素人が手を出す本じゃないな。何度寝落ちしたことか。 とりあえず、今マクロ経済学を勉強するとMMTって言葉も出てくるんだなということを知...

本屋の新書コーナーで平積みされていて、サラリーマンに必要な知識なのかと思って買っちゃったけど、財政学を分かっている人向けの「本格入門書」であって、素人が手を出す本じゃないな。何度寝落ちしたことか。 とりあえず、今マクロ経済学を勉強するとMMTって言葉も出てくるんだなということを知ったということと、「租税が貨幣を動かす」という言葉を知ったということが収穫かな。

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2020/01/08

MMTについての基本的な考え方と、MMTに対する批判、そして反論、日本が置かれている状況がまとめられている。 新書ながらに歯ごたえのある内容だが、読み進めていて疑問に思ったところがだいたい数ページ以内に解決されるなど、読みやすい構成だった。 経済理論をまったく知らない人間からす...

MMTについての基本的な考え方と、MMTに対する批判、そして反論、日本が置かれている状況がまとめられている。 新書ながらに歯ごたえのある内容だが、読み進めていて疑問に思ったところがだいたい数ページ以内に解決されるなど、読みやすい構成だった。 経済理論をまったく知らない人間からすると、MMTは実情を捉えているように感じられる。しかし筆者のMMTに対する熱量が噴出する箇所が何箇所かあり、果たして公平な目線で描かれているのか疑問におもってしまうことが多々あった。

Posted byブクログ