みみずくは黄昏に飛びたつ の商品レビュー
村上春樹という巨人に川上未映子がせまっていた。文章を書くということを極めたいということ。ストイックで規則正しい生活で待つ。そして常識人でもある。そりゃマラソンもするなと納得。思いの外楽しめた。過去の自分の作品覚えてないとか。川上未映子のほうが詳しい。ふたりの今後の文章に興味がもっ...
村上春樹という巨人に川上未映子がせまっていた。文章を書くということを極めたいということ。ストイックで規則正しい生活で待つ。そして常識人でもある。そりゃマラソンもするなと納得。思いの外楽しめた。過去の自分の作品覚えてないとか。川上未映子のほうが詳しい。ふたりの今後の文章に興味がもっとでた。
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フォロワー視点 川上未映子が村上春樹に心酔し、フォロワー視点で村上春樹を持ち出すので、全体的に褒めの姿勢っていふか、公平ではないかんじがする。のれんに腕押しで、ちっとも鋭くない。 『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』は村上春樹からあけすけに話してゐたのに、こちらはまったくのらり...
フォロワー視点 川上未映子が村上春樹に心酔し、フォロワー視点で村上春樹を持ち出すので、全体的に褒めの姿勢っていふか、公平ではないかんじがする。のれんに腕押しで、ちっとも鋭くない。 『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』は村上春樹からあけすけに話してゐたのに、こちらはまったくのらりくらりとした印象。 それはやっぱり、村上が能動的に話を聞きに行った前者、ファン熱を帯びた川上と、むしろ受動的な村上といふ後者の違ひだらうかとおもった。もしかしたら、河合が村上にとって目上だとか、そんな意識も働いてゐたのかもしれない。 川上未映子は自分をフェミニストを称する一方で、松田青子のやうな〈村上春樹の女性描写にイラッとした〉と語るフェミニスト作家もゐる。だから、川上は村上に寛容なほうだ。 しかし、村上自身は《あらゆる「イズム」は信用するなということです》と不信感を抱いてゐる旨、しっかり表明してゐて、おいおい、フェミニズムはイズムではないのかよ。と思ってしまった。 むろん、川上が村上にしつこく作家の矜持について尋ねる。といふことはやってゐて、しかしそれはむしろ川上の性格が浮き彫りになったインタヴューだった。 途中で川上が言及する「顔写真付き女流作家」といふのは、大杉重男がブログでいったことだ。(http://franzjoseph.blog134.fc2.com/blog-entry-100.html) しかし川上未映子はインスタグラムで顔写真を上げてゐるし、顔写真付き男流作家も現実として島田雅彦などが該当するだらう。最近は帯に顔写真を載せてゐる作家も結構ゐるし。
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少し前に読んだ「騎士団長殺し」 に関する対談多め 意外にシャーマンチックな所が ある人なんだな〜と思った もしくは煙に巻いているのか? 普通は小説やエッセイより 対談の方が読みやすいけど...今回は逆! いつもの村上文体と違うので なんだかちょっと読みづらかった
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今1番気になってる作家のお2人の会話が読めてとても嬉しい。特に「騎士団長殺し」を最近読み終えたばかりだったので、インタビューの内容もついていきやすく良かった。 川上未映子さんだからこそできる質問や、かなり深入りする質問がとても面白かった。特に村上春樹さんの小説の中での、女性の描か...
今1番気になってる作家のお2人の会話が読めてとても嬉しい。特に「騎士団長殺し」を最近読み終えたばかりだったので、インタビューの内容もついていきやすく良かった。 川上未映子さんだからこそできる質問や、かなり深入りする質問がとても面白かった。特に村上春樹さんの小説の中での、女性の描かれ方についての突っ込んだ質問。めちゃくちゃ良かった。 村上春樹さんの今まで読んだ(まだ数は少ない)小説は、どれも私はとても好きだったのだけれど、女性目線で読むと少しモヤモヤするところがあって、その霧が晴れたような気持ちになり、本当にこのインタビューを読めて良かったと思う。 村上春樹さんへは、川上未映子さんがそう感じたように、「信頼関係」を築いて良いんだと感じた。 そして何よりも私が腑に落ちたのは、村上春樹さんは「本当の出来事とか、本当にそこで血が流れたような出来事とか、悲しみや恨みとか、そういったものを自分の物語に利用することはできない。」というところ。もし題材にするなら、スピーチやノンフィクションとしてやると。 私は虐待やネグレクト、性同一障害などの社会的テーマを表面的に小説に「利用」しているかのように取り入れてる作品にとても嫌悪感を抱くので、何だかこれを読んで少しスッキリした。 これから、ブローティガン、カフカ、ディケンズ、メルヴィル、フィッツジェラルド、チャンドラー、サリンジャー、トルストイを読みたい。
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すらすらと楽しく読めた。 村上さんの熱心な読者であり自身も作家である川上さんの問いは、情熱的・具体的・切実でありながら楽しそうだ。質問と回答というより、二人がかりで一つの答えを求めて分け入っていくような。 村上さんのファンとしてはこういうものを読むことには少々躊躇いもあったが(...
すらすらと楽しく読めた。 村上さんの熱心な読者であり自身も作家である川上さんの問いは、情熱的・具体的・切実でありながら楽しそうだ。質問と回答というより、二人がかりで一つの答えを求めて分け入っていくような。 村上さんのファンとしてはこういうものを読むことには少々躊躇いもあったが(個人対個人の体験でなくなってしまうような気がして)、普段は一人で好きなように見ている美術館を、学芸員さんと一緒に巡るような……自分を遥かに上回るオタク(失敬)の話を聞く楽しさもあった。 心に残ったフレーズは「信用取引」、「悪しき物語/開かれた・善き物語」。 「騎士団長殺し」を読み返したくなった。免色さんってやっぱりちょっと、そういうとこあったよな~
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途中からほぼ『騎士団長殺し』の話でこれ絶対『騎士団長殺し』読んでからがいいじゃんと思い一旦やめたんだけどなんとなく再開したら最後まで読んでしまった。『騎士団長殺し』は今日から読みます。ジョン・チーヴァーなどの翻訳作品も読みたくなったし小説も書きたくなった。村上春樹も川上未映子も...
途中からほぼ『騎士団長殺し』の話でこれ絶対『騎士団長殺し』読んでからがいいじゃんと思い一旦やめたんだけどなんとなく再開したら最後まで読んでしまった。『騎士団長殺し』は今日から読みます。ジョン・チーヴァーなどの翻訳作品も読みたくなったし小説も書きたくなった。村上春樹も川上未映子も小説も書くことも好きな私にはとても興味深く心地の良いインタビュー本でした。
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村上春樹さんの小説は好きだが、このインタビュー本は、読みきれなかった。 多分、知りたくない、と思った。 文章の作られていく過程とか、村上さんの想いとか。 村上さんも、ほんとのことはいいたくないんじゃないかな、いいたくなくて、しらを切ってる感じもあった。全部ネタバラシ、しちゃったら...
村上春樹さんの小説は好きだが、このインタビュー本は、読みきれなかった。 多分、知りたくない、と思った。 文章の作られていく過程とか、村上さんの想いとか。 村上さんも、ほんとのことはいいたくないんじゃないかな、いいたくなくて、しらを切ってる感じもあった。全部ネタバラシ、しちゃったら、つまらないよね。 村上さんの作品を読む時は、ただふわふわと、村上ワールドに漂いたい。
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単行本で読んでいたが、文庫版のためのちょっと長い対談が読みたくて、文庫版で読んだ。村上春樹が文章以外にラジオでの活動、父親のメモワールを書いた経緯などが分かって良かった。
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村上春樹さんの作品は最近読んでなくてご無沙汰してたけど、この対談は村上さんのコンセプトとか頭の中をのぞいてる感じがして面白かった。しっかり言語化できていてそれがわかりやすいのと村上さんの感性も伝わってきて読んでいて楽しかった^ ^
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
川上未映子さん以上のハルキストはいるのだろうか。 村上春樹さんが忘れていることまで、ディテールまで覚えていてたじたじの場面も。でも、のらりくらり「覚えていない」という春樹さんは本当に覚えてないのかもしれない。 それにしても鋭かった。特に村上作品における女性の描き方、女性の見方についてのところ。 村上さんは、文章を書くのが大好きで基本ポジティブだということ。地下一階の自我の葛藤には興味がなく、地下二階に降りようとしていること。集団的無意識みたいなところに。 文章を読んだら、カキフライが食べたくなるような文章を書きたいというのが、村上春樹さんの目指すところ。 それと忘れちゃいけない直接的なメッセージは決して書かないけど、フィクションの中でかなりポリティカルということ。 この本を読んでさらに村上春樹さんの魅力が浮き彫りになった。川上さんのファンにもなった!
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