労働法 第十二版 の商品レビュー
菅野和夫著『労働法 第12版 (法律学講座双書)』(弘文堂) 2019.11発行 2020.7.18読了 索引を含めて全1227頁の大著。読み通すのに約4か月もかかってしまった。菅野労働法はほぼ2年~3年のスパンで版を重ねており、今回の第12版では、働き方改革の法改正や同一労...
菅野和夫著『労働法 第12版 (法律学講座双書)』(弘文堂) 2019.11発行 2020.7.18読了 索引を含めて全1227頁の大著。読み通すのに約4か月もかかってしまった。菅野労働法はほぼ2年~3年のスパンで版を重ねており、今回の第12版では、働き方改革の法改正や同一労働同一賃金、労働施策総合推進法などが大きくバージョンアップされている。国際自動車事件は令和2年3月30日に最高裁判決が出ているが、今回の版には掲載されていない。次回の版で触れられることになろう。今回の版では、「労働政策の中期的課題」という節が新たに設けられ、今後の雇用システムのあり方について問題提起されている。人々の労働が、相当部分AIで代替されていき、代替されない専門的・創造的労働へシフトしていくと予測し、労働時間制度の再構成について議論するのが望ましいと提言している。その際、過半数代表者のあり方が問題になってくると鋭い指摘も行っている。確かに労基法上の過半数代表者は、そのほとんどが民主的に選ばれたものなのか疑問符のつくものばかりである。労基署で指導を行うのもかなり困難だ。企業からもう少し独立した機関として、法的保護も行いつつ、労使のバランスを取ることが求められよう。いずれにせよ、今、労働法は大きな曲がり角に直面していることは間違いない。どのような雇用社会が来るのか。労働法の大家もまだ見通しがついていない印象を受けた。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I030075004
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荒木労働法もですが、一般人で知識がない人でも自然に知識に導かれるのがすごい。優れた研究者とは、子供にも専門家にもわかるように話せる人、というのをきっと、全く意識せずに実現しているのだろうな、と思われるところが、またすごい。所有しているのは、12版ではなくて、11版の補正版だけれど...
荒木労働法もですが、一般人で知識がない人でも自然に知識に導かれるのがすごい。優れた研究者とは、子供にも専門家にもわかるように話せる人、というのをきっと、全く意識せずに実現しているのだろうな、と思われるところが、またすごい。所有しているのは、12版ではなくて、11版の補正版だけれど、1版から、ずっと読んできた人がいたら、羨ましいです。
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