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絶望名言(2) の商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2024/09/26

勇気づけられるというより、「普通」でいられることが確認できて、少しホッとしました。 頭木さんの解釈がほんとうに優しい。優しすぎる。ラジオでは聴いたことがありません。今も続いているみたいなので今度聴いてみたいと思っています。  ふさわしい人生を生きるということ自体が、なかなか難...

勇気づけられるというより、「普通」でいられることが確認できて、少しホッとしました。 頭木さんの解釈がほんとうに優しい。優しすぎる。ラジオでは聴いたことがありません。今も続いているみたいなので今度聴いてみたいと思っています。  ふさわしい人生を生きるということ自体が、なかなか難しいですよね。人はどこかで、ふさわしくない人生を生きているんだと思います。 根田さんのあとがきも良かったな。  私には小さな子どもがおり、日々、保育園や学童保育への送り迎えをしていますが、保育士さんやお母さん方、お父さん方と交わす会釈にずいぶん救われています。そして、「おはようございます」、「きょうは暑いですね」、「おかえりなさい」など何ということもない一言。保育園にたどり着くまでの舞台裏にあえて触れない、でもその奥にあるものがわかっているから、それで十分なのです。それもまた大切にしていきたいと思っています。

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2024/07/02

目には目を、歯には歯を、絶望には絶望を、ということなのですね。 落ち込んでいるときに嫌な話を読むとさらに落ち込んだりすることもあるし、「自分はコイツよりマシだ」と思うための材料を探しているみたいで嫌だったのですが、そんなことはないようです。 片思いしてるときには片思いの歌が、一人...

目には目を、歯には歯を、絶望には絶望を、ということなのですね。 落ち込んでいるときに嫌な話を読むとさらに落ち込んだりすることもあるし、「自分はコイツよりマシだ」と思うための材料を探しているみたいで嫌だったのですが、そんなことはないようです。 片思いしてるときには片思いの歌が、一人暮らしを始めたらそういう歌が、異様にこころに染みるのと同じことなんだ。 いまは落ち着いてるときに読みましたが、手元に置いておいてめっちゃ落ち込んだときに手に取ってみたいと思いました。

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2024/02/01

 『絶望名言』その2。 今回は″ミニ″もあり、より多くの人の名言を知ることができた。  特に、黒澤明やゴッホについては、初めて知ることばかりで興味深く味わった。  古今亭志ん生の、貧乏は味わうもの。  向田邦子の、一番欲しいのは「普通」ということである。 と言うのは、シンプルであ...

 『絶望名言』その2。 今回は″ミニ″もあり、より多くの人の名言を知ることができた。  特に、黒澤明やゴッホについては、初めて知ることばかりで興味深く味わった。  古今亭志ん生の、貧乏は味わうもの。  向田邦子の、一番欲しいのは「普通」ということである。 と言うのは、シンプルであり、じわじわ沁みる言葉であった。

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2024/01/09

 少し前に本書の前作を読んだのですが、一味違った視点に感化されました。前作出版後も「NHKラジオ深夜便」の名物コーナーは継続していて、本書は、その内容を第2作目としての採録したものです。  こちらも、なかなか私一人の頭では考えが及ばないような切り口からの解説で、とても興味深く読み...

 少し前に本書の前作を読んだのですが、一味違った視点に感化されました。前作出版後も「NHKラジオ深夜便」の名物コーナーは継続していて、本書は、その内容を第2作目としての採録したものです。  こちらも、なかなか私一人の頭では考えが及ばないような切り口からの解説で、とても興味深く読みました。

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2023/09/24

絶望名言2冊目。個人的にはやはり一冊めの方がインパクトのある名言が多かったし、頭木さんや川野さんの絶望体験が語られて共感される様子が面白かった。でも二冊目に取り上げられる作家たちの人生の絶望度合いは、一冊めのよりも壮絶。印象に残ったのは喘息治療を兼ねてパラオに行った中島敦が、向こ...

絶望名言2冊目。個人的にはやはり一冊めの方がインパクトのある名言が多かったし、頭木さんや川野さんの絶望体験が語られて共感される様子が面白かった。でも二冊目に取り上げられる作家たちの人生の絶望度合いは、一冊めのよりも壮絶。印象に残ったのは喘息治療を兼ねてパラオに行った中島敦が、向こうでは熱帯の病にやられ日本に戻れば寒さで病のやられ早死してしまうという人生。いやあ、転地を考えるほどの喘息の辛さは想像を絶する。又はほとんどの名曲を失聴してから作ったというベートーヴェンの人生。希望を持たず諦めたことで生きていけたのだろうが、そんな自分の人生を諦めという隠れ家、という言葉で絶望するしかない姿に胸打たれる。

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2023/08/27

『絶望名言』から続けて読んだ感想。 一冊目に比べると名言そのものだけでは、わかりづらい絶望という印象。物語の前後や筆者の状況などの情報があってこその絶望名言かなと思いました。それでも充分面白いし、興味深く読みたい本も沢山出てきましたが一冊目の名言だけで、ハッとするようなものは少な...

『絶望名言』から続けて読んだ感想。 一冊目に比べると名言そのものだけでは、わかりづらい絶望という印象。物語の前後や筆者の状況などの情報があってこその絶望名言かなと思いました。それでも充分面白いし、興味深く読みたい本も沢山出てきましたが一冊目の名言だけで、ハッとするようなものは少なかったかな。 中島敦さんの言葉は自分には痛くて、嗚呼…、と落ち込んでから、是非読みたい!となりました。 本の紹介本としてとても良かったです。

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2023/08/20

『#絶望名言』 ほぼ日書評 Day701 Day695の続編 若くして潰瘍性大腸炎で13年間闘病生活を送り、医学の進化により、ようやく普通の暮らしができるようになったという著者が、その苦しかった日々にどんな言葉が心に届いたかを振り返りつつ、絶望せざるを得ない環境下にある人々...

『#絶望名言』 ほぼ日書評 Day701 Day695の続編 若くして潰瘍性大腸炎で13年間闘病生活を送り、医学の進化により、ようやく普通の暮らしができるようになったという著者が、その苦しかった日々にどんな言葉が心に届いたかを振り返りつつ、絶望せざるを得ない環境下にある人々に、少しでも心の救いを…という一冊。 今作で最も評者の心に響いたのは、遠藤周作(狐狸庵先生)の次の一言。 "夜中に布団を引っ被っていると、昨日、今日のあるいは過去の、自分のやった'恥ずかしいこと')括弧内、原文は傍点)が一つ一つ突然心に甦って、居てもたってもいられなくなり、「アアッ、アー、アアッ」 思わず、大声をたてているのです。 何だ、そんなことか、お思われる人は気の強い奴。気の弱い奴なら、この夜の経験は必ずあるはずだ。 それがないような奴は、友として語るに足りぬ" あるよね! 同先生の、「音痴」だけの合唱団を作る。何を歌っているのかわからないレベルが好ましい。ある程度、歌える人は「歌が上手すぎる」と入団テストで弾かれる…というのも面白い。が、その集められた人たちは、(失礼ながら)歌っている最中はどんな気持ちでいるのだろうか。 https://amzn.to/44iS3KD

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2022/07/07

自分の感じているモヤモヤをスポッときれいな言葉?収まりのいい解りやすい言葉で表現されていた。もうここには居ない人達も同じように言い様のない、どうしょうもないことで悩んでいたと言うことが少し慰めになった。 特にベートーヴェンについて詳しく知りたいと思った。①もまた探して読みたいと思...

自分の感じているモヤモヤをスポッときれいな言葉?収まりのいい解りやすい言葉で表現されていた。もうここには居ない人達も同じように言い様のない、どうしょうもないことで悩んでいたと言うことが少し慰めになった。 特にベートーヴェンについて詳しく知りたいと思った。①もまた探して読みたいと思う。

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2021/06/02

中島敦、ベートーヴェン、向田邦子など、ネガティブな名言を集め、解説している。 「絶望名言3」を期待する。

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2021/05/18

文豪たちが書いた「絶望の言葉」について語られた本。失恋したときに失恋ソングを聞くように、落ち込んだ時に落ち込んだ(絶望の)言葉を読むと、ぐっと来てしまう。共感してしまうもの。文豪たちが書いた絶望の言葉(愚痴?)に、「ああ成る程、わかるかも」と面白さを感じる一冊でした。

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