パリわずらい江戸わずらい の商品レビュー

浅田次郎(著者)

2024/10/26

表紙の白くま、ペンギンがなんとも可愛くて購入。
文明の利器を持つと国家が暗くなるという孔子の言葉が印象に残る。
文章はテンポが良く読みやすく、所々伏線の回収や余韻が残るようなところもある。
ダイエットしなくても、楽しく生きればいいし、こだわりを持つのも大事だと思わせてくれる。
お金があるなしではなく、何に使いたいか？だろうな。

2023/02/02

浅田次郎節炸裂のゆる〜いエッセイ

旅のお供に持ってこいで心に残る名言も数多い

江戸っ子の祖父はかつて生野菜のサラダを前にして
俺ァウサギじゃねえ！
とちゃぶ台を宙に飛ばした

俺ァまずいものを食ってまで長生きしてえとは思わねえ

カナシバリ同好会の
カナシバラー達のオモロイ話し

中山道６９次てくてく旅をやってみたくなった

チップの考察は目から鱗。
若い頃、友達と旅行に行ったとき、中居さんにお心付けを渡していたのを思い出した。
あれも一種のチップではなかろうか。

そういえばキャッシュレスのこの時代、チップは現金で渡すのだろうか

2021/08/19

安定して面白い。毎朝お風呂で読み進めました。旅先で気軽によんでと後書きにあるが、そういう感じだと思う。

2021/08/08

　浅田さんはずっと長編のコミカル歴史物とこちらも長編の涙を誘う歴史物がずっとワタシの贔屓ですが。こういうエッセイははじめて(あるいはとってもひさしぶり)で作家さんの日常をちらっと覗くことができてそれがそれで楽しいものでした。
　でもやっぱり長編が読み応えがあって好きかな。

2019/11/24

JALの機内報でお目にかかるシリーズ３冊目。
時に、これ読んだってのが出てくる。一つ一つは短いエッセイなので読みやすいし、あああの頃の話かって分かるし。
中でもペンクラブの話は、偽悪的に、コミカルに浅田次郎を演じている筆者が、ふと見せる覚悟を垣間見せる