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日本の論点(2020~21) の商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2021/12/08

国内、海外の大きなニュースについて大前氏流の解釈で説明しており、彼の思考回路を知る事が出来る。同氏の他書籍と共通する点は、答えのない時代に生き抜くために、思考力を強化する。そして、教育が国力を強化する大切なポイントであり、偏差値主義の弊害、指導要領に沿った教育ないしは先生(ここで...

国内、海外の大きなニュースについて大前氏流の解釈で説明しており、彼の思考回路を知る事が出来る。同氏の他書籍と共通する点は、答えのない時代に生き抜くために、思考力を強化する。そして、教育が国力を強化する大切なポイントであり、偏差値主義の弊害、指導要領に沿った教育ないしは先生(ここでは、答えを教える立場の意味合い)と言う役割を一刻も早く是正する必要があると論じている。やはり、構想力を持った指導者が今後益々必要だと感じる。

Posted byブクログ

2020/10/08

全体を読んでの率直な感想は、国際情勢や経済に関する知識が自分に圧倒的に不足しているということだった。 ただ、自分の勉強不足と単純にネガティブな結論を出す前に、そもそもこういった情報は自分に必要なのかという疑問がわいた。当然一般教養として知っておくべきと言ってしまえばそれで終わりな...

全体を読んでの率直な感想は、国際情勢や経済に関する知識が自分に圧倒的に不足しているということだった。 ただ、自分の勉強不足と単純にネガティブな結論を出す前に、そもそもこういった情報は自分に必要なのかという疑問がわいた。当然一般教養として知っておくべきと言ってしまえばそれで終わりなのだが、仕事でも使わなければ日々の生活でも会話にでることもない。果たしてそれが必須の知識だろうかと疑問を感じてしまった。 ただその中でも心に響いたのは、今後迫りくるAI化の波。他国の政治状況は一読してもがっつり頭の中で消化することがでいないのだが、巻後半の特別編にあったAI化時代の教育システムの作り方についてはすっと入ってくる部分があった。 今後、AIが人類の知性を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)を迎え、ますます人間の仕事はAIにとって代わることとなる。シンギュラリティは2045年ごろにやってくると言われており、そのころには自分は50台中盤、息子にいたっては25歳ころ、社会人になりたてか、場合によっては働き始めるころだ。そんな中で、必要なのはこれまでの事務処理能力ではなく、課題解決策を探り当てる際の統率力やリーダーシップ、構想力などAIに代替できない能力となる。著者によると、「誰も至ったことのない結論を議論で導いて力」こそがまさに重要で、答えのない世界で、どうやって答えにたどり着くかのプロセスが求められている。 近年の潮流では、特に国際的に求められている人材が輩出されているのはイスラエル系、インド系、台湾系と著作の中では紹介されている。そのどれもに共通するのは、「危機感」をもって、子どもに早期から教育を施していると紹介されていた。どのような教育かは詳細にはわからないが、要するにIT、語学を軸とした国際競争力を高めるということのようだ。 そもそも本自体が各論を詳細に語るというよりも、マクロ的に大枠をなめるようなものなので、考える入り口にはすぎないが、今後の身の振り方を考えるうえでもよいヒントになったと思う。

Posted byブクログ

2020/11/16

書籍の選択においては、書籍内のファクトとストーリーのバランスを把握し自身の好みと目的に合致したものを選択すべきと考えているが、その点で言うと本書はストーリーに重点が置かれている。理解のしやすさという目的もあると思われるが、あくまで著者の思い描くストーリーがメインとしてあり、ファク...

書籍の選択においては、書籍内のファクトとストーリーのバランスを把握し自身の好みと目的に合致したものを選択すべきと考えているが、その点で言うと本書はストーリーに重点が置かれている。理解のしやすさという目的もあると思われるが、あくまで著者の思い描くストーリーがメインとしてあり、ファクトはその補強として装飾程度に含まれているに過ぎなかった。ストーリー自体は面白いので、居酒屋で物知りなおっちゃんと世の中について語る、くらいの感覚で読むと楽しめる。緻密な議論を求めている人には推奨しない。

Posted byブクログ

2020/07/09

日本あるいは世界で話題となっている政治的トピックについて事実と筆者の意見が述べられており、時間がないビジネスマンにとっては短時間で内容を把握できる。読んだ上でそれぞれのトピックに対する自分の考えを持っておくと顧客との会食や雑談で話題に上がった際に困らないのではないでしょうか。

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2020/05/01

平成の30年間、日本は衰退の一途 残せたのは自動車産業 →パラダイムシフト EV 自動運転 日本の社会経済はあらゆる分野で「組合」化 既得権保護 憲法改正はあるか?→コロナで芽は無くなった 令和の徳政令 2024年新紙幣→ストック課税へ 2025年問題 団塊の世代800万人後期高...

平成の30年間、日本は衰退の一途 残せたのは自動車産業 →パラダイムシフト EV 自動運転 日本の社会経済はあらゆる分野で「組合」化 既得権保護 憲法改正はあるか?→コロナで芽は無くなった 令和の徳政令 2024年新紙幣→ストック課税へ 2025年問題 団塊の世代800万人後期高齢者へ 「答えのない時代」のリーダーを得られるか 「構想力」見えないモノを見る力 「リーダーシップ」議論を主導して答えにたどり着かせる能力や技術 毎年の初めに、国際情勢・取り組むべき課題がよく整理されている 現実は遅々として進まない日本だが棚卸しは大事

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2020/04/02

自国についてもっと知りたいと思い読んだ。 著者の視点、言葉が胸に刺さる内容だった。 イギリスのEU離脱(ブレクジット)の部分を読んだとき、この本を読んだ意味を感じた。それは自国の政治、経済についてあまり知らず、「移民、難民に雇用を奪われる」等、都合の良い情報だけで投票した結果、自...

自国についてもっと知りたいと思い読んだ。 著者の視点、言葉が胸に刺さる内容だった。 イギリスのEU離脱(ブレクジット)の部分を読んだとき、この本を読んだ意味を感じた。それは自国の政治、経済についてあまり知らず、「移民、難民に雇用を奪われる」等、都合の良い情報だけで投票した結果、自分たちの首を締めてしまっているということ。もっと、学び、行動に移すことが大事であると思った。

Posted byブクログ

2020/03/31

安定の大前節。いつも有難うございます。 半分読んで置いてたら、新型コロナ禍でそれどころじゃなくなった(テンションが変わってしまって)ので、後半は読み飛ばし。このコロナ後半になったらまた何か書いていただくのを待ってます。

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2020/03/29

大前研一氏の洞察による日本の将来と、懸念、そして考察。 近年は政治に近いところ、教育に誓い所にいるだけに、経済よりも安倍政権の不甲斐なさ、持論である道州制の導入に加えて、ロシアとの北方領土返還交渉についてはキレのある解説となっている。トランプ政権の行方は、おそらくコロナの影響で随...

大前研一氏の洞察による日本の将来と、懸念、そして考察。 近年は政治に近いところ、教育に誓い所にいるだけに、経済よりも安倍政権の不甲斐なさ、持論である道州制の導入に加えて、ロシアとの北方領土返還交渉についてはキレのある解説となっている。トランプ政権の行方は、おそらくコロナの影響で随分と変わっと思われるものの、いずれにせよ次の選挙が分かれ目となるだろう。

Posted byブクログ

2020/02/17

今後、AIが世の中の仕事を席巻していく中で自分はどのように生きていけばいいのか?考えさせられた。これだけ時代の流れが刻々と変化する中で何年に一度か?は自分をブラッシュアップするための勉強の時間も必要だ。

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2020/01/21

国内外の政治動向を中心に、様々なトピックについて大前氏独自の洞察をまとめたコラム集。 ご本人の話を数年前伺ったことがあるが、その臨場感が湧いてくるかのような明快さと断定的な語り口は、一気に読み進められる。 全体的に日本の論点というよりも、世間を賑わす時事ネタ(政治外交中心)につ...

国内外の政治動向を中心に、様々なトピックについて大前氏独自の洞察をまとめたコラム集。 ご本人の話を数年前伺ったことがあるが、その臨場感が湧いてくるかのような明快さと断定的な語り口は、一気に読み進められる。 全体的に日本の論点というよりも、世間を賑わす時事ネタ(政治外交中心)について大前研一が切る!といった主旨の内容が大半であり、経済の見通しや、具体的な2020年代の日本の見通しについてはあまり触れられている点が少なかったので、目を引くタイトルとは思うが、その点については期待外れと感じている。

Posted byブクログ