うたかた姫 の商品レビュー
解散が決まった小劇団。 素人歌手のサクセスストーリーという脚本を現実に起こしてもう一花咲かせようとするメンバーと作曲家志望の亮太、姫こと節子(歌手)、猪俣翁等個性的な面々が登場し楽しませてくれた。
Posted by
きゃりーぱみゅぱみゅやAdoなど、現実世界にも彗星のように現れる歌姫たち。 謎多き存在であるがゆえに、私たちは歌姫に惹かれる。 小劇団が解散することになり、その劇団で公演する予定だった「フェイクの歌姫・姫香」ストーリー通り、実際の歌姫を仕立ててしまおう!とプロジェクトを始めた元...
きゃりーぱみゅぱみゅやAdoなど、現実世界にも彗星のように現れる歌姫たち。 謎多き存在であるがゆえに、私たちは歌姫に惹かれる。 小劇団が解散することになり、その劇団で公演する予定だった「フェイクの歌姫・姫香」ストーリー通り、実際の歌姫を仕立ててしまおう!とプロジェクトを始めた元劇団員たち。 歌姫姫歌として選ばれたのは、船橋でドラえもんの歌を歌っていた節子という20歳の女性。 主人公の亮太は、劇団に音楽担当して関わり、姫香の伴奏者としても奔走する。 ベテランプロモーターの力添えや姫香の才能の開花もあり、姫歌はブレイクするものの、姫香マネーに群がるように元劇団員が集まってきてやりたい放題をはじめてしまう…。 姫香は掴みどころのない人物で、元劇団員達に翻弄されるような状況でも淡々としてて、と思えば亮太への愛はわかりやすかったり。 姫歌について世間が炎上もしるのに、姫歌自身は何も変わらず、蚊帳の外のような感じで… 淡々として、受け身のようであるが、音楽への愛情や歌いたいというはっきりとした要求があって、姫歌の人間像として…よく分からなかったところがあったなぁ。いつ亮太のこと好きになったんだろう? 設定はおもしろいし、半分過ぎたあたりからは先が気になって一気読み! ただ、最後は急展開であっという間のラストで、肩透かしだったかな。小説というより、漫画やアニメっぽい感じだった。
Posted by
原宏一さんらしい、猛烈に成り上がって、失敗があって、その後、どう過ごすか。音楽業界バージョン。柏のストリートから香港へ。デジタル時代にあり得る飛の付き方なのかもしれない。かつてのドザ周りを取り入れて東北巡業するのも、昔の音楽業界との対比で良い視点。
Posted by
姫花の描写が名前と反して可愛くないのね、と思いながら読んでいったので最初はイマイチ没入できず(笑) でもさすが原宏一さん。どうなるの?どうなるのー?であっという間に読了。
Posted by
小さな劇団で起きた悲劇から話は始まる。 座長が劇団資金を持って姿を消した!! 決して裕福な暮らしではなくバイトをしながら劇団をしていたメンバーは、座長の逃亡により解散寸前。 残された主人公達は活動資金を調達するため動き始まる。 その内容は自分達が舞台で演じる予定だった「素人の娘を...
小さな劇団で起きた悲劇から話は始まる。 座長が劇団資金を持って姿を消した!! 決して裕福な暮らしではなくバイトをしながら劇団をしていたメンバーは、座長の逃亡により解散寸前。 残された主人公達は活動資金を調達するため動き始まる。 その内容は自分達が舞台で演じる予定だった「素人の娘を天才歌姫に見立てブレイクさせる」という脚本を現実世界でもやってのけることだった。 表紙の雰囲気が好みで読み始めた。 登場人物が個性的で人数が多い割には、誰だこれ?とかならず面白く読めた。 途中からは流石は作り話だなぁ、と思いながらもテンポよく結末が気になる文章だった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公の姫花の一途さと劇団員のクズさの対比が気持ちよくて、どんどん読み進んだ。こんなに上手くいくはず無いと思いながらも、流れに乗ることが心地よく、あっという間に読み終わった。
Posted by
83お話を詰め込みすぎで繋がりが雑だね。姫の気持ちもよくわからないままで、まあ幸せな結末でよかった。クズにはもっと壮絶なお仕置きが要るよね笑
Posted by
9月-13。3.0点 劇中曲の伴奏をする主人公。劇団の主宰が失踪し、一発逆転で若い女性をプロデュースすることに。劇団総出で売り出し。 ドタバタしたが、収まり付いたかな。スピード感あった。 女は怖いな。。
Posted by
こんなにうまくいくものだろうか? 最初に見つけてきたところでいい耳を持っていたということなんだろうか?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
出来事がここまで飛躍するのかという疑問を差し置いても、素晴らしかった。 脚本を勝手に丁稚上げて現実にした点から、この物語は、シャボン玉のように浮かび上がっては消えてしまうような浮遊感を伴っていた。だから、現実味が欠けていることもタイトルの"うたかた" が表していると解釈する。平仮名表記にしたのも納得です。その方が姫らしいです^ ^ 早めに見切りをつけて無責任に撤退していった劇団員達。手のひら返しですね。憤りました。許せません。そして、風俗従事者にはろくな人がいないね。 結末は歌姫らしいと感じたと共に、乗っ取られないかつ劇団員達への唯一の復讐だと捉えた。 最後に姫こと田嶋節子さん。非常に世知辛い日々を抱えていましたね。私は文が見えなくなるほど泣きました。「これからはご自愛ください」と言いたいです。フリーにしたのもお金に執着しない彼女らしい。猪俣翁さんと亮太さんには感謝したいです。
Posted by
- 1
- 2