ほのぼのお徒歩日記 の商品レビュー
平成お徒歩日記の新装版。令和の話がひとつ加わったが、あとは同じ。 表紙の絵がちょっと良すぎではないでしょうか。
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前口上 90年代中ごろ、ミヤベのお江戸学習と腎臓結石治療のために、赤穂浪士討ち入りあとの泉岳寺までの道のりや、市中引き廻しのルート等々を歩いてみよう、と始まったこの企画、好評を得まして平成12年に文庫本「平成お徒歩日記」と相成ったようです。中島みゆきの歌とラジオ番組の中島みゆきの...
前口上 90年代中ごろ、ミヤベのお江戸学習と腎臓結石治療のために、赤穂浪士討ち入りあとの泉岳寺までの道のりや、市中引き廻しのルート等々を歩いてみよう、と始まったこの企画、好評を得まして平成12年に文庫本「平成お徒歩日記」と相成ったようです。中島みゆきの歌とラジオ番組の中島みゆきの声が別人のように、宮部みゆきの小説とミヤベのエッセイが別人であることを、このとき世間は初めて知るのでありました。それにしても31pの写真のミヤベが若い!「おかち」と書いて「お徒歩」と、「どびんむし」と書いて「土瓶蒸し」と、変換しないワープロ「一太郎」が懐かしい。今回一編加えて新装完全版が出ました。 あとがき 前の文庫本も出た直後に買っています。すっかり蔵書の奥の何処かに隠れていますが、頭の何処かに記憶があったのか、この16年間に東京の散歩ルートはかなり歩いていましたよ。ミヤベのシマは深川です。両国吉良邸跡も、小塚原の刑場跡も、深川7不思議のほとんどの場所も、剣客商売「浮沈」の深川も、8年前や2年前に歩いていました。歩いて初めてわかる江戸人たちの時間感覚。江戸城一周コースはやったこと無かったなあ。今度やってみよう。令和のコース(半七捕物帳「津の国屋」を歩く、神田-四谷-赤坂)もやってみよう。今回再読してわかったこともいくつか。ミヤベの実家って、あの辺りだったんだ!歩いた!歩いた!
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