の の商品レビュー
の ってタイトルがまず、いい。 女の子の口から発せられたであろう の の表紙をめくると、女の子のお気に入りのコートから次々に広がっていく空想世界。前のページからちゃんときっかけが繋がっていて、それを見つけなおすのも楽しい。 次々に軽やかに変わる世界観を追ううちに、母が好きな言葉 ...
の ってタイトルがまず、いい。 女の子の口から発せられたであろう の の表紙をめくると、女の子のお気に入りのコートから次々に広がっていく空想世界。前のページからちゃんときっかけが繋がっていて、それを見つけなおすのも楽しい。 次々に軽やかに変わる世界観を追ううちに、母が好きな言葉 「空想の翼で駆け、現実の山野を往かん」(松本清張さんの言葉)を思い出した。
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Junaidaさんのこちらの作品もまたよかったです♪タイトルは「の」。何気なく「の」を言葉の端々に使っているけれど、考えてみるとすごいことなんだなぁ~って改めて気づかされました。この作品を読んだ後のレビュー作成って、無性に「の」が気になりますよね(^-^; 絵も素敵だなぁ~...
Junaidaさんのこちらの作品もまたよかったです♪タイトルは「の」。何気なく「の」を言葉の端々に使っているけれど、考えてみるとすごいことなんだなぁ~って改めて気づかされました。この作品を読んだ後のレビュー作成って、無性に「の」が気になりますよね(^-^; 絵も素敵だなぁ~♪みなさん、お好きなページがありますね!!私は、 舞台の上の人気者の道化師の 本棚の本のすきまの さし絵のゾウのすべり台の順番待ちの赤鬼の ジャングル帰りのお父さんの 午後のお茶会の招待客の男の子の 忘れ物の紙ひこうきのパイロットのお姫さまの 展示室に肖像画の三つ子の魔女の 子どものときの思い出のほうきのとなりの 100歳のおばあさんの相棒の101歳のねこの 気が付けば、さらに「の」が増えてる…!!この作品は手にしてもらえないと、レビューだけでは伝わりませんね。でもとっても素敵な、夢のある「の」、手にできてよかったです(^-^)
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佐倉市立美術館で開催されているjunaida展を観に行ってから「の」の絵本を読み返してみた。 何と言ってもjunaidaさんの細部まで描き込まれているステキな絵に心が癒された。 「お気に入りのコートの」から始まって 「ポケットの中のお城の」 「いちばん上のながめのよい部屋の」.....
佐倉市立美術館で開催されているjunaida展を観に行ってから「の」の絵本を読み返してみた。 何と言ってもjunaidaさんの細部まで描き込まれているステキな絵に心が癒された。 「お気に入りのコートの」から始まって 「ポケットの中のお城の」 「いちばん上のながめのよい部屋の」...... という具合に、助詞の「の」でどんどん小さな不思議な世界に繋がっていくところがとにかくおもしろい。次のページにはどんな世界が広がっているのか、ページをめくるのにワクワクしてしまう。最初と最後のページの絵を見てびっくり。子どもも大人も親子でも楽しく読み進めることができるステキな絵本。
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言葉の上に飾りや説明(修飾語ってやつですね)をくっつけていくのが格助詞「の」の働きです。だから、ページをめくるたびに、今見たもの(というか景色)が、別のものの修飾にガラッと変わってしまうのです。「の」が次々に思いがけない世界に引きずり込んでくれて、最後にひょっこり「わたし」が現れ...
言葉の上に飾りや説明(修飾語ってやつですね)をくっつけていくのが格助詞「の」の働きです。だから、ページをめくるたびに、今見たもの(というか景色)が、別のものの修飾にガラッと変わってしまうのです。「の」が次々に思いがけない世界に引きずり込んでくれて、最後にひょっこり「わたし」が現れる落ちがまたいいなぁ!
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言語学の先生に薦められてよみました。 わたしからはじまり、 「の」でつながっていくコトバたち 丁寧で緻密な絵。 想像のなかでだんだん大きさが 曖昧になっていく。 ワクワク感。 最後はまた わたしにもどって 壮大な旅をしてきたような気持ちになりました。 ふしぎ。
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教養、心の安定のために絵本を読もうと思い、おすすめを聞いたところ本作品をすすめられ読了。 絵本の中を堪能する"絵の美術館"でワクワクしました!! 言葉のポテンシャルの素晴らしさ、想像力が刺激されました!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
多くのブグ友さんの本棚に飾ってあり、とくにこちらの『の』の本が好きというチーニャさん、なおなおさんの言葉に惹かれてお取り寄せ。 助詞の『の』がこんなに意識させられる、いったいどこにむかうのかわからないミステリーツアーのよう。主格はどこだっけと右往左往。 最初は三つ編みとお気に入りの赤いコートから、旅が始まる。終わりはおさげ髪で緑のコートの女の子とは別人なのか。日中になったり夕陽の見える時間だったり夜になったり雪になったり海の上だったりと、目まぐるしく場面がかわる。 『王さまのキングサイズのベッド』『トンネルの向こうの雪景色の終着駅』が好き。 文と絵と前後関係と何度か読み返してつながりを確認するのが楽しい。
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自分が見たくて借りましたが、娘がハマりました。 どんどん「の」でポケット世界が深く広がります。 よく子供が「〜の〜で〜が〜の〜」と何言ってるかわからないことがありますが、こんな風に妄想の世界を楽しめたらと思います。 絵がとても素敵で、ページをめくるたびにとてもワクワクします...
自分が見たくて借りましたが、娘がハマりました。 どんどん「の」でポケット世界が深く広がります。 よく子供が「〜の〜で〜が〜の〜」と何言ってるかわからないことがありますが、こんな風に妄想の世界を楽しめたらと思います。 絵がとても素敵で、ページをめくるたびにとてもワクワクします。 お気に入りのコートを翻している女の子って、すっごく可愛い。
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すこい!小さな絵本なのに圧巻!! まずは1ページ1ページ、すごく素敵な絵で、まるで画集を見ているよう。美術館で買ったコレクションのポストカードを見ている時のようなワクワク感があります。 そして、流れていくお話とあいまって、もう映画を観ているようです。最後の女の子が変わっていて、無...
すこい!小さな絵本なのに圧巻!! まずは1ページ1ページ、すごく素敵な絵で、まるで画集を見ているよう。美術館で買ったコレクションのポストカードを見ている時のようなワクワク感があります。 そして、流れていくお話とあいまって、もう映画を観ているようです。最後の女の子が変わっていて、無限に続いていくようで、少し変わっている…というのがまた素晴らしい。 もう芸術ですね。 スピッツとのコラボも本当にすごいエンターテイメントだなと思ったが、この作品も映画のよう。 うまれたての太陽というフレーズがあったが、スピッツのチェリーの歌詞と同じなのは偶然なのか? 図書館で借りたて読んだが、買おうかな。 きっと、ときどきめくりたくなるはず。
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全部「の」で繋がる絵本。 緻密で繊細な色合いの絵が本当に素敵で…✩.*˚ みなさんの評判通り、一枚一枚が素敵な絵本でした♪ 最近ひらがなを読めるようになってきた娘。 「なにこれ、の?ってなに?」と興味しんしん。 最初はどんな物語なんだろうとワクワクしながらページを捲っていく。 ...
全部「の」で繋がる絵本。 緻密で繊細な色合いの絵が本当に素敵で…✩.*˚ みなさんの評判通り、一枚一枚が素敵な絵本でした♪ 最近ひらがなを読めるようになってきた娘。 「なにこれ、の?ってなに?」と興味しんしん。 最初はどんな物語なんだろうとワクワクしながらページを捲っていく。 5、6ページ進んだところで息子がキャッキャと笑う。 「~の、」のリズムがおもしろかったのかもしれない。 想像と違ったのだろう「えぇ~?どういうこと~?」と不思議そうな娘。 終盤になり「わかった!全部"たからもの"なんだ!」と大発見したとばかりに目を輝かせる。 あっ、ほんとうだ!全部たからものみたいだね。 「の」の持つ無限大の可能性。「の」で繋がっていくことで徐々に焦点が絞られていきながらも世界が広がっていく感じがおもしろかった。 ポケットの中にこんな可愛くて素敵な世界が入っていたら…と胸がときめかずにはいられなかった。
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