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葛藤する刑事たち 警察小説アンソロジー の商品レビュー

3.5

11件のお客様レビュー

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2024/08/23

警察小説の黎明/発展/革新の3部構成。各時代の傑作が揃った豪華作家陣9人のアンソロジー。は現在とても人気の高いジャンルだと思います。黎明期の作品は時代を感じさせますが松本清張さんの作品はやはりとても面白かった。

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2023/07/15

ミステリの一つのジャンルとして確立している警察小説。警察という組織や、それに属する刑事(警察官)について描かれるモノで、今ではたくさんの作家さんによるテーマもバラエティも豊かな作品を選り取り見取り。 本書は、日本における警察小説の変遷を、黎明期、発展期、覚醒期の3つの時代に分け、...

ミステリの一つのジャンルとして確立している警察小説。警察という組織や、それに属する刑事(警察官)について描かれるモノで、今ではたくさんの作家さんによるテーマもバラエティも豊かな作品を選り取り見取り。 本書は、日本における警察小説の変遷を、黎明期、発展期、覚醒期の3つの時代に分け、夫々3篇づつ取り上げ、計9作品が掲載。 黎明期は、バリバリの昭和の香り漂う内容。今じゃありえない捜査方法や社会環境だが読み物としては十分に楽しめる。 発展期は、今現在このジャンルの大御所作家さん達による秀作。敢えて変化球な小作品もあれば、キャラ立ちしたシリーズモノからの収録作と、警察小説としてのレパートリーの広がりを感じさせる内容。 発展期では、人気と勢いのある作家さんの作品が選ばれている。警察組織の深堀り、近未来的な設定、安定のシリーズキャラと組織モノとこれまた多彩。

Posted byブクログ

2022/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

警察小説アンソロジー。9篇。旅のお共として。月村了衛だけSF過ぎて飛ばしてしまった。やっぱ刑事ものは面白いけど、横山秀夫「共犯者」が一番面白かった。再読だし。やっぱ横山秀夫もまたみんな読みたいわ。

Posted byブクログ

2022/01/12

横山秀夫 『共犯者』と誉田哲也 『手紙』を読んだ。 名手たちの短編は魅力があるが、つまみ食いで満足してしまうという感じ、申し訳ない。 Amazonより--------------------------- 黎明/発展/革新の3部構成で各時代に輝く傑作を選び抜き収録。 警察小説史...

横山秀夫 『共犯者』と誉田哲也 『手紙』を読んだ。 名手たちの短編は魅力があるが、つまみ食いで満足してしまうという感じ、申し訳ない。 Amazonより--------------------------- 黎明/発展/革新の3部構成で各時代に輝く傑作を選び抜き収録。 警察小説史に残る作家を網羅したファン必読の一冊。 組織での事件捜査を描く王道から、 女刑事が主人公の作品、非番の一場面を描くものまで、 広く警察の魅力と個の抱える葛藤をたっぷり味わえる。 【黎明期】 松本清張 『声』 藤原審爾 『放火』 結城昌治 『夜が崩れた』 【発展期】 大沢在昌 『老獣』 逢坂剛 『黒い矢』 今野敏 『薔薇の色』 【覚醒期】 横山秀夫 『共犯者』 月村了衛 『焼相』 誉田哲也 『手紙』

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2021/03/15

黎明/発展/革新の3部構成で各時代に輝く傑作を選び抜き収録。 警察小説史に残る作家を網羅したファン必読の一冊。 組織での事件捜査を描く王道から、 女刑事が主人公の作品、非番の一場面を描くものまで、 広く警察の魅力と個の抱える葛藤をたっぷり味わえる。 4作品は既読。よか...

黎明/発展/革新の3部構成で各時代に輝く傑作を選び抜き収録。 警察小説史に残る作家を網羅したファン必読の一冊。 組織での事件捜査を描く王道から、 女刑事が主人公の作品、非番の一場面を描くものまで、 広く警察の魅力と個の抱える葛藤をたっぷり味わえる。 4作品は既読。よかったのは、結城昌治と大沢在昌の作品。

Posted byブクログ

2021/01/28

9人の作家による警察小説アンソロジー 松本清張から誉田哲也まで・・・色んな時代、タイプの警察小説が堪能できます。 私的に・・今野敏はさすがの感じでした。 横山秀夫(D県警)と誉田哲也(姫川班)は既読作が収録されていましたが、懐かしく読みました(^_^;) 満足の一冊です!

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2020/10/26

9人の作家の短編集。 最初の松本清張と、最後の誉田哲也が私は一番面白かった。 松本清張の「声」は、新聞社の「電話交換手」さんが毎回「電話をつなぐ」とか、各家庭に電話がなくて、近所の商店から呼び出してもらう…など、時代が今とはあまりに違うのと、まさにここがキーにもなるので戸惑うこ...

9人の作家の短編集。 最初の松本清張と、最後の誉田哲也が私は一番面白かった。 松本清張の「声」は、新聞社の「電話交換手」さんが毎回「電話をつなぐ」とか、各家庭に電話がなくて、近所の商店から呼び出してもらう…など、時代が今とはあまりに違うのと、まさにここがキーにもなるので戸惑うことも多かったけれど、読んでいてぞくぞくする感じ….さすが松本清張!と思わず唸ってしまった。 誉田哲也の「手紙」は、大好きな姫川班も出てくるので…。私にとっては問答無用で(笑)面白い。 話も短いながら、相変わらずうまいなと。 「刑事たち」を描くのにも、9人それぞれの作家の色と深みがあって、幸せな時間をもらえる1冊だった。

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2020/09/21

警察小説を「黎明期」「発展期」「覚醒期」にわけ、その始まりから現在に至るまでの変遷を代表する作家の短編で分析したアンソロジー。警察小説は数多ある中、ここにあるだけの作家に絞るのも難しいと思うが、それは編者の解説から読んでみるといいと思う。

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2020/01/23

黎明期など3つの時代に分けてあるのが面白い。 大沢さんは、新宿鮫が読みたかったwでも、あの雰囲気はさすが。最初、新宿かと思ったw 横山秀夫さんもよかった。あの後、いい方向に進みますように。 松本清張作品は、言うことなしの読み応え。好きだなぁ。 当然なんだけど、刑事も人間で、事件を...

黎明期など3つの時代に分けてあるのが面白い。 大沢さんは、新宿鮫が読みたかったwでも、あの雰囲気はさすが。最初、新宿かと思ったw 横山秀夫さんもよかった。あの後、いい方向に進みますように。 松本清張作品は、言うことなしの読み応え。好きだなぁ。 当然なんだけど、刑事も人間で、事件を追う以外にも生活があるし、その事件への思いもそれぞれ。それでもひたむきに事件を追う姿が読者を引きつけるのだと思う。

Posted byブクログ

2020/02/19

完全に、姫川に誉田作品に釣られて、手に取った訳だけど、松本清張ってやっぱり凄いね!何冊か、読んでいるけど、描写や、トリックが良いよね!あっという間に読了。

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