容 いれる ゆるす の商品レビュー
「生命誌」年刊号2018。Talk 4本、Research8本、Scientist Library 4本を収める。 とくにTalkでは、小林快次、岩田誠、Scientific Libraryは三品昌美が読ませる。 小林快次(1971~)、恐竜が専門。恐竜研究は1990年代からヒー...
「生命誌」年刊号2018。Talk 4本、Research8本、Scientist Library 4本を収める。 とくにTalkでは、小林快次、岩田誠、Scientific Libraryは三品昌美が読ませる。 小林快次(1971~)、恐竜が専門。恐竜研究は1990年代からヒートアップした。きっかけは、鳥類が恐竜の子孫ということが明確になったこと。研究室でニワトリを飼うようになり、その習性、解剖、発生を実習するようになったそうな。化石の発掘については、頭を探そうと思うと頭が見つかり、歯を探そうとすると歯が見つかるという。認識のフィルターのようなものがあるらしい。 岩田誠(1942~)。学生時代、人類学にひかれたが、人類学の先生(寺田和夫)に相談に行ったら、医学部に進学せよと言われたという。しかしいまも、脳がらみで、人類の芸術や言語に対する関心は続いている。最後、余談のなかで、スポーツは体に悪いと言っている。健康の基本は「担ぐな、ひねるな、反るな、屈むな」だそうな。ランナーズハイは酸欠状態の症状にすぎないとも。ま、半分冗談なんだと思うけど。 三品昌美(1947~)。高校は結核で1年遅れ。化学に憧れ、工学部に進学。工業化学から生化学、生化学から脳内物質、そして脳の記憶や学習のしくみへと関心は移ってきた。新潟大の脳研究所にいた時に、待ちに待ったNMDA受容体の活性を検出。その時の研究室の興奮を書いている。その挑戦的プロジェクトについては、「もし駄目だったら、酒も魚もうまい新潟でのんびり暮らすのも人生だと、腹をくくりましたね」。そして研究は新たな展開を見せる。のんびり暮らすことは叶わなかったか。
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