彼方のゴールド の商品レビュー
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「コロナがなければこの物語のようにプロ野球は開幕して、オリンピックも間近に迫っていたのに」と残念な気持ちが残る読後感でした。 幼稚園に入園する頃にスミングスクールに通い出した3人、1人は主人公のスポーツ雑誌の記者なった明日香、オリンピック選手を目指したが叶わなかった高島朋美、もう1人は、一度は挫折したがオリンピック出場を果たした梶本裕、後半は面白かった。 梶本裕、途中で綾瀬裕に名前が変わっているが挫折をどう乗り越えたのか明確に書いてないのが残念である。 印象に残った文章 ⒈ 試合はオフィスで行われるんじゃない。競技場で行われる。 ⒉ 期待されてなんぼですよ。 ⒊ 彼の泳ぎは、彼が得たものとなくしたもので出来ている。
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スポーツに興味の薄かった女性がスポーツ誌に異動となり 新米記者として悪戦苦闘するお仕事小説。 自分も今月異動し、慣れない職場と仕事に苦戦している真っ只中なので親近感(苦笑)。 さまざまなスポーツを描くか、幼なじみとの再会を描くか、どちらかに重点を置いた方がより面白くなったのでは。...
スポーツに興味の薄かった女性がスポーツ誌に異動となり 新米記者として悪戦苦闘するお仕事小説。 自分も今月異動し、慣れない職場と仕事に苦戦している真っ只中なので親近感(苦笑)。 さまざまなスポーツを描くか、幼なじみとの再会を描くか、どちらかに重点を置いた方がより面白くなったのでは。 本来なら今頃はオリンピック目前でこの本のように盛り上がっていたのだろうけど 今となってはほんの数週間まで「やる」「やれる」と言い張ってたのが信じられない。 そのせいでコロナ対策に大きく遅れを取ったのは否めないので、五輪そのものにマイナスイメージがついてしまったのが残念。 早くコロナ禍が終息して、日常に戻れることを、そしてまたスポーツや五輪を楽しめる日が来ることを祈りたい。 [図書館·初読·4月18日読了]
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スポーツ経験のない若き女性編集者が総合スポーツ誌に異動になる。 野球、サッカー、バスケット選手らにインタビューを重ね、巡り会ったライターや写真家と一緒に選手の魅力を伝えていく。 ライターや写真家の意気込みも熱く感じられる。 スポーツの歓喜と無念、その先にあるものを求め伝えたいとい...
スポーツ経験のない若き女性編集者が総合スポーツ誌に異動になる。 野球、サッカー、バスケット選手らにインタビューを重ね、巡り会ったライターや写真家と一緒に選手の魅力を伝えていく。 ライターや写真家の意気込みも熱く感じられる。 スポーツの歓喜と無念、その先にあるものを求め伝えたいという思い。 中に織り込まれる友人との関りも良かった。 東京オリンピックもあり、この先も頑張れと応援したくなる。
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自分が好きな人が好きな野球やサッカーをもっと知りたいと思って、新聞記事やnumber、ドキュメンタリーなどを読んだ時のことを思い出した。元々はそれがきっかけだったけど、その後スポーツ選手の背景にあるドラマを知るのが面白くなって、カープの黒田とかはかなりそこが好きだったりした。
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スポーツとは無縁の明日香が異動した先は スポーツ誌「Gold」の編集部。 若い明日香の奮闘と成長を 描いたものであるけれどちょっと散らばり過ぎ? 確かにスポーツはたくさんあるけれど、 幼馴染の話にもっと絞ってもよかったように思う。 けれど明日香の素直さが物語を 明るく希望に満ちたものにしていて 盛り上がってきましたねぇ、2020オリンピック! という感じでした。
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プロスポーツ専門誌を扱う編集部に配属された疎い新人があらゆるスポーツを勉強していくお仕事小説。 短編集のためかスポーツの迫力に欠ける仕上がり。 どこかの誰かがまとめたスポーツ資料を読んでいる感覚。 編集部の荒々しい雰囲気も感じ取れないのでものたりない一冊。 好きな作家さんなので...
プロスポーツ専門誌を扱う編集部に配属された疎い新人があらゆるスポーツを勉強していくお仕事小説。 短編集のためかスポーツの迫力に欠ける仕上がり。 どこかの誰かがまとめたスポーツ資料を読んでいる感覚。 編集部の荒々しい雰囲気も感じ取れないのでものたりない一冊。 好きな作家さんなので期待値が高すぎたせいかも・・・。
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ライターやカメラマン外注する時としない時、どういう判断なんだろう。彼女は何を買われて異動になったのだろう、もっと希望する人がいるだろうに。
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最近流行りのお仕事小説。そしてお仕事系の第代表格とも言える大崎梢さんなので期待大でした。 今年はオリンピックイヤーの上に東京開催なので、小説界隈もスポーツ物に注目が集まるのではないかと予想されます。 本作品はスポーツ記者に配属された女性が主人公で、類型的なお仕事小説の楽しみ方で読...
最近流行りのお仕事小説。そしてお仕事系の第代表格とも言える大崎梢さんなので期待大でした。 今年はオリンピックイヤーの上に東京開催なので、小説界隈もスポーツ物に注目が集まるのではないかと予想されます。 本作品はスポーツ記者に配属された女性が主人公で、類型的なお仕事小説の楽しみ方で読むことが出来るでしょう。 僕は大崎梢さんの本好きなので、この本の内容の薄さがとても気に掛かります。取材という仕事の困難さも、アスリートの心情もすべてが薄い。小説が全て痛みを表現する必要はないと思っているのですが、書割のような主人公と顔の見えない登場人物に心は動きませんでした。読み終わった後すぐに読んだことを忘れてしまう本でありました。 こんなに辛口の事書きたくはありませんでした。初見の作家さんの本であれば次は読まないという形でスルーすることも可能でありました。 読み味の軽やかな本を得意とする人ではありますが、登場人物に魅力があったし、痛みや悲しみもしっかり感じられる本を書いていらっしゃいました。読み味の軽さと味の無さは違うと思っています。これは味がしないガムのような本に感じました。 元々「クローバーレイン」をマイベストに上げるくらい好きな作家さんなので、これはどうしても苦言を言わずにはいられないという気持ちであります。 次回作期待しています。
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お仕事小説。私もそんなにスポーツの知識はないので、へぇ~と知らないことが多く、興味深く読んだ。『Number』を読む視点が変わりそう。
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千石社シリーズの第4弾。今度はスポーツ雑誌。千石社シリーズは知らない出版社事情が色々満載で楽しい。実在の選手のことも上手に織り交ぜ、スポーツの蘊蓄もあり、選手だけじゃなくて選手のサポート役の人も取り上げてあったりして面白かった。スポーツ観戦は好きだけど、仕事として見るのは大変なんだろうなぁ。幼馴染がオリンピックというのは実際にはなかなかないだろうけど、そこは小説だから(笑)。朋美の言った「継続できるかどうかの勝負」っていうのは確かになぁと思ったわ。
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