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パンクする京都 の商品レビュー

3.3

9件のお客様レビュー

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2025/11/14
  • ネタバレ

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京都の解像度が上がって面白かった。 京都のオーバーツーリズム 2019年当時で日本への海外外国人観光客は年間3,000万人(2024年には3,860万人) 京都に流入する観光客数自体はじつは大きく変わっていないが日本人比率が下がっている。海外旅行という一大イベントのつもりで何ヶ月も前から予約する海外人で宿が満帆になっており、「来週京都でも行くか」という日本人の予約枠がなくなったなど。 京都ではオーバーツーリズムが起こっている。京都の花街で舞妓パパラッチなど 一方で京都の街で観光が行われているのは地元の人の暮らし。神社も信仰のための場所。今でも修行をしている僧達がいる。 花街に至っては観光客たちはお金を払わず店にも入らずに軒先の京町家の写真を撮って座り込み、タクシーが来るたびに舞妓さんが出てくるかもとシャッターを押す。昔はお忍びで偉い人たちがプライバシーを守って遊ぶための場所だった。観光客たちにはきてほしくないと思っている。 京都らしさの歴史 元々で言えば京都は都だった。花の都。 江戸時代も実質江戸に首都機能が移管するが気持ちの面では都。 明治維新で新政府が東京に首都を作り、天皇も移動(京都の人の感覚では貸す)して40万人の人口が20万人に減少した。 その当時は京都の街らしさを作ろうとむしろ海外の最先端を取り入れたものをたくさんつくろうとした。南禅寺の水路閣などは欧米の最先端のものを取り入れた建築。 それがいまの「古都」のイメージに代わっていく。京都はもともと都と言われていたように大都市だった。なので京都に観光しに来る日本人は「大都市を見に来る」という感覚。それが徐々に人口で名古屋・横浜・さいたまなどに抜かされるようになった結果、「大都市から見に来る」という街に変わった。花の都から花の田舎へ 京都タワーができたころ(1960年代?)には古都のイメージに変化してきており景観を壊すなという反対運動も起こるように。今の京都駅の駅ビルなども反対運動が大きかった。旅行客たちの目も入っってきたことで「京都の古都の景観を守れ」という圧が強くなっていった。

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2023/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

舞妓パパラッチ・景観破壊・民泊問題など。持続可能な観光の在り方を考える。京都は、風光明媚で凛とした空気に包まれ、古きよき伝統や文化を学ぶ都市であって欲しい。テーマパーク化する京都のオーバーツーリズム問題を通して、日本人が海外へ行くときも自国の文化に甘えず、郷に入っては郷に従えの精神で、相手の文化を尊重できるよう事前学習や心構えは必要なように感じた。

Posted byブクログ

2022/08/06

観光で街おこしを!という流れになって随分と経つけれど、そもそも観光で街おこしなんてできるんだっけっかと冷静になる本だった。住んでいる人がその街の魅力を再発見できるという大きな効果は無視できないけれども、有名になってしまったことでかえって弊害が生じているというのがオーバーツーリズム...

観光で街おこしを!という流れになって随分と経つけれど、そもそも観光で街おこしなんてできるんだっけっかと冷静になる本だった。住んでいる人がその街の魅力を再発見できるという大きな効果は無視できないけれども、有名になってしまったことでかえって弊害が生じているというのがオーバーツーリズム…。 観光と生活のゾーニングが一つのキーワードかもしれないが、すべての街でそれができるわけではなく。伊勢や石見銀山ように観光客はこれ以上車で入れませんという規制も大切かもしれない。 和尚さんのインタビューの中にあった寺は信仰の場であって観光地ではないというお話し。なにか、本質を忘れて外から人さえ読んでくれば全てが解決できるという考えが甘すぎるものと認識した。

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2022/04/10

コロナ禍により外国人観光客によるオーバーツーリズムが緩和された感はあるけれど、地価が上がりすぎて地元の商店が撤退しインバウンド目当ての資本が入ったところが更に撤退して穴空き状態になっているともいえる。

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2021/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このままではダメになる。 コロナで人がいなくなってから読むと、そういえばそうだった、と思い出すくらいの観光公害。しかし、このような事態になる前は確かにもう生活がなりたたない、観光客はこれ以上来てほしくない、観光客のためのまちづくりは止めてほしいと思っていた。 数は実はそんなに増えていない。質が変わっていた。急に納得はできないけれど、確かに至る所に観光客がいるから、全体的に人が増えていたように思えたのだろうか。 京都市の主な収入は観光より軽工業だと勉強した記憶もあるけれど、京都だけではなく国全体が観光で稼ぐ方向に舵を切っていたのであれば、収入における観光の重みが増していたのもわかる。 観光客がいなくなって、なんだかんだ言いながら観光で収入を得ていた京都は、ここからが勝負かもしれない。

Posted byブクログ

2020/05/30

著者は京都の大学で社会学を教えている。京都における「舞妓パパラッチ」などに代表されるオーバーツーリズムについて論じた本。現状報告にとどまっているところは、少し物足りなかったが、近代以降の京都観光の歴史をまとめた第3章はそれなりの読み応えがあったと思う。また途中・途中で京都の観光業...

著者は京都の大学で社会学を教えている。京都における「舞妓パパラッチ」などに代表されるオーバーツーリズムについて論じた本。現状報告にとどまっているところは、少し物足りなかったが、近代以降の京都観光の歴史をまとめた第3章はそれなりの読み応えがあったと思う。また途中・途中で京都の観光業の最前線に立つ人たちへのインタビューがあり、外国人観光客と日々どのように向き合っているかを知る上で参考になると思う。

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2020/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 なんか自業自得って感じがするんだよね、昔は京都と言えば大きなブランドで行ってみたいなからまた行きたいななんて思っていたけど、ある時点から一切興味を持てなくなってしまったんだけど、その時点って何があったのか未だに思い出せないんだよね。  そうやってフェードアウトしていった観光客も少なくはないと思うのだけど、その観光客を取り戻そうとした努力がどうしても認められない。  実際京都に住んでいる人はどうなんでしょうか。観光客って来てほしいと思っています?  まず、そこから考えないといけないのではと思ってしまう。

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2020/02/14

誠光社で平積みになってたので気になって購入。 オーバーツーリズムは、最近ちらほら聞くようになった言葉だが、明確な定義はなく、観光客の激増により観光客も観光地の住民も迷惑している状態のことを指す。 日本一の観光都市である京都が、観光客の殺到により悲鳴を上げている状況の諸相を紹介して...

誠光社で平積みになってたので気になって購入。 オーバーツーリズムは、最近ちらほら聞くようになった言葉だが、明確な定義はなく、観光客の激増により観光客も観光地の住民も迷惑している状態のことを指す。 日本一の観光都市である京都が、観光客の殺到により悲鳴を上げている状況の諸相を紹介しているのが本書である。 しかし、実は観光客の数は増えておらず、日本人観光客が減り外国人観光客が増えたという観光客の質が問題である(ただ、最近は外国人観光客のマナーも向上しているらしい。)。観光客が求める外からの「京都らしさ」ではなく、京都自身が自らの「京都らしさ」を守っていかなければならない。 本書は正直なところ、深い考察はなく、読んだ後にそんだけ?となる。しかし、オリンピック間近というタイミングが良い。 京都は観光立国を目指す日本の近未来の姿にも見えてきて、他人事とは思えない。

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2019/11/29

<目次> 第1章  京都がパンクする⁉ 第2章  日本社会に蔓延する「観光客ぎらい」 第3章  「京都らしさ」の正体~観光のまなざしと「古都」化する京都 第4章  京都は誰のものか? <内容> 今話題のオーバーツーリズムを、京都にしぼってまとめたもの。知らない情報を結構あるが、...

<目次> 第1章  京都がパンクする⁉ 第2章  日本社会に蔓延する「観光客ぎらい」 第3章  「京都らしさ」の正体~観光のまなざしと「古都」化する京都 第4章  京都は誰のものか? <内容> 今話題のオーバーツーリズムを、京都にしぼってまとめたもの。知らない情報を結構あるが、解決策が載っているわけではなく、ただただ事実を書き連ねた感じ。ほしいのは解決策なんだけどな…。

Posted byブクログ