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被害と加害をとらえなおす 改題増補 の商品レビュー

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2024/02/25

日本がいかに性的虐待をたくみに隠してきた社会なのかを思い知った。常に男女不平等の中で起きていることなのだと。 状況の再定義がエンパワメントになるという言葉が印象的だった。 支援に携わる側に必要なことを提示してくれた。

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2023/11/05

性被害というものが、こんなにも蔓延している社会なのかと…。言葉を大事にするという姿勢も改めて大事にしたい。

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2022/08/13

2022/08/13  p.141 『養父が性的虐待を行使したこと、レイプをした多くの男たちがいたことをキャンベルさんは意識し、はっきり「加害者」と名づけた。そして湧き上がる感情に「怒り」と名づけた。しかし彼女は彼らを殺そうとしなかったし、復しゅうをしようとも思わなかった。  ...

2022/08/13  p.141 『養父が性的虐待を行使したこと、レイプをした多くの男たちがいたことをキャンベルさんは意識し、はっきり「加害者」と名づけた。そして湧き上がる感情に「怒り」と名づけた。しかし彼女は彼らを殺そうとしなかったし、復しゅうをしようとも思わなかった。  脱被害とは何だろう。それは加害者を超えることである。超えるとは社会的地位や力によってではない。加害者を支えるからくりを知ることによってである。からくり人形を解体すれば、ぜんまいと歯車の組み合わせにすぎない。』

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2021/03/31

信田さよ子さんの “ある状況を名づけること、ときには名づけを禁ずること、そしてそれ以外の定義を許さないこと、これこそが権力である。つまり権力とは「状況の定義権」のことである。” という文章を読んで、あぁ、自分は家庭内で権力なかったなと思った。

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2022/06/12

兄からの暴力・暴言は、兄が結婚し家を出るまで20年近く続いた。両親は時々、申し訳程度に叱るのみ。そういう時代であったのかもしれない。 数十年が経過したが、いまだに会っても私に話しかけることはない。 ずっと私の中での謎だったが、この本を読んで背景がある程度わかった。暴力は「ふるわれ...

兄からの暴力・暴言は、兄が結婚し家を出るまで20年近く続いた。両親は時々、申し訳程度に叱るのみ。そういう時代であったのかもしれない。 数十年が経過したが、いまだに会っても私に話しかけることはない。 ずっと私の中での謎だったが、この本を読んで背景がある程度わかった。暴力は「ふるわれる側」に名づけられるのか… ふるった方は、暴力と認めることはできないのか。 被害者の側に立った、ざっくばらんなカウンセラーだが、それでも時々距離を感じる部分はあった。

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