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夜はおしまい の商品レビュー

2.9

46件のお客様レビュー

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    1

  2. 4つ

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  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2024/06/27

島本理生先生 島本理生節が炸裂してる。 性の欲求の汚い部分と 神や宗教の対比で描かれているところが なんとも言えないアンバランス。 面白い。 短編集

Posted byブクログ

2023/12/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

宗教と、虐待などの背景があり愛に対して少し歪みがある女性たちの話(歪み、という言葉が適切かは迷っている。) 各章で主人公は違うものの、登場人物がつながっているオムニバス形式。 愛に永遠があると信仰するキリスト教の司祭である金井先生が軸にいながら、信仰に救いを求める主人公、愛に永遠はないと考えている主人公など、色々な捉え方が書かれていた。 虐待を受けた女性や援助交際などの表現が結構露骨。前知識なしで読んだことや、宗教的な内容であり、愛をうまく得られなかった女性たちが主人公でもあるため、読むタイミングは選ぶかも。 著者の『ファーストラヴ』と比較的近い内容に感じられるが、より宗教寄りというか、大衆向けではないように感じた。 全体的に暗く、個人的には少し苦手だった。

Posted byブクログ

2023/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

島本先生らしきなくあまり共感ができなかった。 人間関係や立ち位置がわかりづらくて、何度も前を見返したが理解出来なかった。 それでも、金井先生の痛みとかたくさんの人たちの過去の苦しみとか分からなくはない。 次回の本に期待したい。

Posted byブクログ

2023/10/29

初めての作家さん、女性目線だけど、年齢高めの私でも共感できた。 表現や内容がハードな箇所もチラチラありますが嫌悪すぎるレベルではないかな。依存に悩んでいる人に読んで欲しい。

Posted byブクログ

2023/05/29

あまりに苦しくて、読むのに時間がかかりました。 共感できる部分なんてほんのひと握りしかなかったはずなのに、とても胸が苦しくて、うまく読み進められませんでした。 それでも最後まで読んで、良かったと思います。

Posted byブクログ

2023/03/07

読み終わって思うことは、愛人の話が気持ち悪かった。 その時の状況や、描写がわかり易い分、読んでるといたたまれない気持ちに。 4つの短編全て女性が主人公だけど、どの主人公も私には共感できる考えが少なく、他人事をただただ見ていた感覚。 宗教の絡んだ表現が難しくて理解出来なかったりした...

読み終わって思うことは、愛人の話が気持ち悪かった。 その時の状況や、描写がわかり易い分、読んでるといたたまれない気持ちに。 4つの短編全て女性が主人公だけど、どの主人公も私には共感できる考えが少なく、他人事をただただ見ていた感覚。 宗教の絡んだ表現が難しくて理解出来なかったりしたが、サクッとは読めた。

Posted byブクログ

2023/02/15

「夜のまっただなか」「サテライトの女たち」「雪ト逃ゲル」「静寂」 4話収録の連作短編集。 登場人物達は、皆それぞれに、深い闇を抱えている。 文中からは孤独、自暴自棄、自堕落、傲慢、歪んだ欲望、次々と負の要素が押し寄せて来て、繊細な描写でありながら内容はかなり重い。 無知で、...

「夜のまっただなか」「サテライトの女たち」「雪ト逃ゲル」「静寂」 4話収録の連作短編集。 登場人物達は、皆それぞれに、深い闇を抱えている。 文中からは孤独、自暴自棄、自堕落、傲慢、歪んだ欲望、次々と負の要素が押し寄せて来て、繊細な描写でありながら内容はかなり重い。 無知で、したたかな女性達にも共感出来ないけれど、女を性の道具のように利用する男性達は、嫌悪の一言に尽きる。 「夜のまっただなか」の北川、「サテライトの女たち」の川端、このクソ男達には軽蔑しかない。 刹那のままに生きている人達の哀しみも感じられ沈鬱な読後感。

Posted byブクログ

2023/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集っぽい様子。 半分だけ読んだ。 島本さんのイメージの本だったが、「よだかの片思い」のよさを知っているので読み進められる。 P27 「それなのに全部信じるんですか?本当かもわからないのに。」 「だからこそ信じることが必要なのです。理屈だけで考えていたら、滑稽な徒労です。しかし、その利害なき矛盾と絶対こそが神の存在の強度でもあるのですから。納得できたらから信じる、というのは結局は人間の一自己判断にすぎません。」信仰の深さを感じさせられる。 キリスト教を深く分かったら、この物語にも厚みが出てくるのかな? 曖昧なところに生きていて、なおもがきながら生きていく主人公たちが愛おしく思えた。 島本さんって、心が疲れている時に読むといいのかもしれない。

Posted byブクログ

2022/06/15

帯:自分は傷ついているのだと気づかせてくれる カウンセラーとして誰の心も拒絶しない私は、その代わりに特定の誰かを深く受け入れることもない。 そういう生き方もあるのだということを教えてくれる神様にはまだ出会えていない。

Posted byブクログ

2022/03/31

最近は適当に手に取った本を読むようになり、この本は読み始めてすぐに、あ、なんか違ったなと感じた。 スラスラ読める本とは何かが違う。内容が難しい訳じゃないのになぜか読むのに時間がかかる。登場人物を頭の中で想像できない。 一言で言えばわたしの好みじゃないんだと思う。 星5つの良い評...

最近は適当に手に取った本を読むようになり、この本は読み始めてすぐに、あ、なんか違ったなと感じた。 スラスラ読める本とは何かが違う。内容が難しい訳じゃないのになぜか読むのに時間がかかる。登場人物を頭の中で想像できない。 一言で言えばわたしの好みじゃないんだと思う。 星5つの良い評価はつけやすいのに、星2つをつけるのってなんだか憚られます。が、わたしのメモとして。

Posted byブクログ