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いい感じの石ころを拾いに の商品レビュー

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20件のお客様レビュー

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2020/10/04

おもしろかった。石の写真が変わってたりカラフルだったりしてきれいだった。 あいかわらず意味があるようなないような文章を書く、担当の編集者がフリーランスになったように宮田さんもきっと昔サラリーマンだったから、きっといい感じの石みたいな感じでやりたいっていうのがなんかあるんじゃない...

おもしろかった。石の写真が変わってたりカラフルだったりしてきれいだった。 あいかわらず意味があるようなないような文章を書く、担当の編集者がフリーランスになったように宮田さんもきっと昔サラリーマンだったから、きっといい感じの石みたいな感じでやりたいっていうのがなんかあるんじゃないかな。そこまで考えてないかな。 ひたすらスポットで石を拾ったり石好きの話を聞いたりするという話。場所を変えたり、登場人物が変わったりするけど、ぜんぜん代わり映えしないというか、こんな文章前にも読んだな!みたいな感じで続く。(少しずつ変わってきてはいるけど)こんな本が売られていることがびっくりする。特にドラマチックなところはなく、マツコの知らない世界に出られるほどマニアックでもなく。ちょっといい感じ、だけで本を出せるなんて日本でこの人とタモさんくらいしかいない気がする。 そしてもちろん石拾いしたくなった。そんな趣味というか時間の潰し方があるのか!と新しい世界を見た気がした。入門書の入門書にちょうどいい本。地理が弱かったので、そういう地質学とかの入門にもいいのかなぁと思う。 山からはるばるやってきて、川や海にころがっている石。日本の地形のダイナミックさ。そこらへんは学術的に勉強になるところだなあと思うけどそのあたりもほんっとにちっさーーーくだけしか触れられてないのでそこまで勉強にはならない。そのあたりがちょうどよかった。 あとは出てくる人たちが装丁をしてくれたり解説を書いてくれたり、全体的に丸みとあたたかみのある本だなあーと思ってほっこり。面白かった。ありがとうございました。

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2020/07/19

まさか中公文庫から宮田さんの本が出るなんて。 内容自体は、明確なテーマがあり、それを追い続けるというスタイル。 雑談が多ければ嬉しいのだが、比較的、テーマにまじめに取り組んでいるので、ちょっと残念。

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2020/06/28

2020/6/28 こんな本が読みたかった!というのを前面に体現してくれた本。書店で購入してから読みはじめて読み終わるまでにだいぶ時間がかかってしまったけれど、ゆるーくまったりと読める本で自分としては最高だと思っています。 もともと自分も石が好きで、鉱石を収集したり、東京ミネラル...

2020/6/28 こんな本が読みたかった!というのを前面に体現してくれた本。書店で購入してから読みはじめて読み終わるまでにだいぶ時間がかかってしまったけれど、ゆるーくまったりと読める本で自分としては最高だと思っています。 もともと自分も石が好きで、鉱石を収集したり、東京ミネラルショーには10年くらいずっと通っていました。だから著者の石に感動する気持ちはとても分かるし読んでいて共感がたくさんありました。 著者と自分の違いは、鉱石を求めるのか、石ころを求めるのか…というところ。 そして、この本の編集に携わっていた武田さんも巻末で述べていたように、なんだかすごく意味があるように見せかけて、全然意味がない…というこの本ならではのゆるさがとてもいい味を出しています。 タイトルのアバウトさも去ることながら、色々な場所に石を拾いに行く時の著者の心境も、別にそこまで深く石を溺愛しているわけじゃないんだよなぁー感が前面に出ていて、でも石への愛情はとても伝わってくるという、読んだ後にとても不思議な感覚になれます。

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2020/04/09

こういうほんとどうでもいいことだけどちょっと面白いこと、が描かれている本を読むことこそ真の豊かな時間なのではないか、とか知ったかぶった感じで本の感想とか残そうとすることじたい無駄に思えるくらいほんとに、真にどうでもいい、でも「いい感じ」のエッセイ。

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2020/01/15

北海道から離島まで、ただただ海辺にしゃがみこんで“なんてことない石ころ”を拾いつづけた紀行エッセイ。選りすぐりの石ころ写真満載。〈解説〉武田砂鉄

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2020/12/13

私が石ころを拾っている最初の記憶はたぶん5歳くらい。青森への家族旅行、旅館で売っていた錦石を重いからだめといわれてもねばって買ってもらってから40数年が経った。今日黒いおしゃれな四角い箱に並べなおしてみた。石にたいしてのおもい(っていうか、そんな大したことないが)完全に宮田さんと...

私が石ころを拾っている最初の記憶はたぶん5歳くらい。青森への家族旅行、旅館で売っていた錦石を重いからだめといわれてもねばって買ってもらってから40数年が経った。今日黒いおしゃれな四角い箱に並べなおしてみた。石にたいしてのおもい(っていうか、そんな大したことないが)完全に宮田さんと同じであることを発見。 宮田さんの本を読むと心が軽やかになるので好き。

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2020/01/05

ただ「いい感じの石ころを拾いに」いろいろな海岸に出かけたり、石ころ拾いをしている人々にインタビューに行ったり。なにより、趣味をきわめるとかそういう熱い感じじゃなくて、「こんなことでいいんだろうか」「なんか違うんじゃないか」みたいになんだか迷いながらやっている感じがほかに類を見ない...

ただ「いい感じの石ころを拾いに」いろいろな海岸に出かけたり、石ころ拾いをしている人々にインタビューに行ったり。なにより、趣味をきわめるとかそういう熱い感じじゃなくて、「こんなことでいいんだろうか」「なんか違うんじゃないか」みたいになんだか迷いながらやっている感じがほかに類を見ないというかなんというか、すごく好き。

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2019/11/29

珠己節は健在。 子供の時は拾ったけど大人になったら拾わなくなっちゃったな。 なぜ拾うのかを突き詰めることもなくなんとなく拾っていくという脱力した感じが良いな。

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2019/11/20

もともとこの本の担当編集者だった武田氏が書いた巻末の解説「『意味がない』という尊さ」がしっくりきた。素晴らしかった。

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2019/10/30

Twitter注目! 海辺にしゃがみこんで、いい感じの石ころを探す。 それ以上主張したいことはない。石を投じた紀行エッセイ。

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