老人の美学 の商品レビュー
年老いても身なりはきちんとが必須。 これはあかんという老人を反面教師にして 日々過ごす。お迎えがあるまで。
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美学の前に、とにかく元気でいることが大事だと思った。特に、精神的に。 老人であることの長所短所を理解してうまくやる。そういうことかな。
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旅のお共として。でも途中までしか読めなかったから、読み上げるのが遅くなってしまった。同世代の老人向けに書いているからなのか、字が大きめで読みやすかった。美学を持ったかっこいい老人になりたいけどね。紹介されてる「敵」「愛のひだりがわ」「銀齢の果て」をまた読もうかな。
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「人生百年時代]とは言え、「老い」は誰にとっても最初にして最後の道行き。〝メメント・モリ (死を忘ることなかれ)〟いつか訪れる最期を意識しつつ、巨匠・筒井康隆氏(1934- )が 「美しい老人の生き方」を開陳した12章の老人論。・・・死とまともに向かい合うのが不愉快なあまり「死ぬ...
「人生百年時代]とは言え、「老い」は誰にとっても最初にして最後の道行き。〝メメント・モリ (死を忘ることなかれ)〟いつか訪れる最期を意識しつつ、巨匠・筒井康隆氏(1934- )が 「美しい老人の生き方」を開陳した12章の老人論。・・・死とまともに向かい合うのが不愉快なあまり「死ぬのは嫌じゃ」と周囲にわめき散らして、醜態をさらけ出すことは「最も美的でない老人の死に方」であると一刀両断・・・長生きして老衰で「まるで眠るように死んでいく」ことを念じる筒井康隆氏、知恵の泉の一端を披露。
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「老人の美学」(2019.10発行)。タイトルを見て期待しましたが、作家は目に入ってなかったです。筒井康隆さん、相性はあまりよくない方と思いました。内容に共感が乏しかったです。なるほどと思った箇所は: 昔の知人に会いたいという気持は、昔の自分に戻りたいという願望であろうか。私は、退職後、同窓会や同期会に参加していませんが、無意識に、昔より今に気持ちを向けているのかなと思いました。最近、昔の知人が夢に出てくることがありますが(^-^)
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帯に「最初で最後、最強の人生論!」とあったのだが、そこまで肩肘張っておらず、ライトなエッセイ。 (ご本人も「後記」で「語るべきテーマはまだまだある」と書かれているし、「最後」というのは言い過ぎでは…)。 「敵」「わたしのグランパ」「愛のひだりがわ」といった筒井作品の内容にも言及...
帯に「最初で最後、最強の人生論!」とあったのだが、そこまで肩肘張っておらず、ライトなエッセイ。 (ご本人も「後記」で「語るべきテーマはまだまだある」と書かれているし、「最後」というのは言い過ぎでは…)。 「敵」「わたしのグランパ」「愛のひだりがわ」といった筒井作品の内容にも言及があるので、お好きな方は是非。 ・・・ と、ここまで書いた後、Wikipedia を見て知ったのだが、この本が出た翌年、ご子息の筒井伸輔氏が亡くなっている。この本の中に、「菅原文太さんのは交通事故で一人息子を亡くしている。もう七十歳近くだったから、これはずいぶんつらかっただろう。小生にも一人息子がいるから、それがどれだけつらいことか、いやというほどわかるのである。」と書いてあったのを読み返し、なんともやるせない思いである。
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引用される『敵』『わたしのグランパ』は既読だったが、第七章で扱う『愛のひだりがわ』は未読なので、先にそちらを読む。 ビストロで若者たちから「作家ですよね」「どんな作品を」と訊ねられ「ま、『時をかける少女』とか」で、全員が「ええーっ」。『時をかける〜』が代表作になってしまったの...
引用される『敵』『わたしのグランパ』は既読だったが、第七章で扱う『愛のひだりがわ』は未読なので、先にそちらを読む。 ビストロで若者たちから「作家ですよね」「どんな作品を」と訊ねられ「ま、『時をかける少女』とか」で、全員が「ええーっ」。『時をかける〜』が代表作になってしまったのはファンとして忸怩たるものがある。他に傑作・名作・問題作が犇めいているのに……。 「メンズ眉墨で眉を濃くしている」というのは、俳優でもある著者ならではの身だしなみ。あやかりにくい。 「長生きすれば老衰で死ぬことになり、その方が『まるで眠るように死んでいく』ことができるのだから、こんなありがたいことはない」。こちらはあやかりたい。
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筒井康隆の老人についての本。どう美しく老いを過ごすかについての基本的な考え方が記されている。 一番印象に残ったのは、夫婦の関係を「美しく」維持することを論じた章。奥様とは相当仲がよさそうだが、一番の理由は互いに相補性が高いということのようだ。 また、いろいろと自分の小説に描いた...
筒井康隆の老人についての本。どう美しく老いを過ごすかについての基本的な考え方が記されている。 一番印象に残ったのは、夫婦の関係を「美しく」維持することを論じた章。奥様とは相当仲がよさそうだが、一番の理由は互いに相補性が高いということのようだ。 また、いろいろと自分の小説に描いた老人の例を引いて論じているが、総じて言えば、いかに老いを強さに転じるかといったところがポイントのようだ。
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筒井康隆は老いてもカッコいい! 老いたなりにカッコいいのが凄い。それを満喫できるエッセイと思います。
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やや枯れた、しかし安定した筒井康隆節のエッセイ。 本人85歳になって、自分に生じた変化を淡々と書いていく様が感慨深い。
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