未来予測入門 の商品レビュー
未来を予測する書籍(『未来の年表』など)を読むうちに本書の存在を知った。元防衛省情報分析官の著書で、海外の情報分析の手法も組み入れた様々な分析手段があることは理解できた。第3章で分析ツールが紹介され、第4~6章のケーススタディでその使い方の具体例を挙げてくれているが、個々のツール...
未来を予測する書籍(『未来の年表』など)を読むうちに本書の存在を知った。元防衛省情報分析官の著書で、海外の情報分析の手法も組み入れた様々な分析手段があることは理解できた。第3章で分析ツールが紹介され、第4~6章のケーススタディでその使い方の具体例を挙げてくれているが、個々のツールを自家薬籠中の物とするには程遠いと思った。まずは、自分の身近なものを例に分析演習をしなければならないな。
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「未来予測」を生業にする人がいかなる方法で未来予測をするのか。それを平易に著したのがこの本である。 未来予測「入門」というタイトルであるが「未来予測は外れるのが当たり前」と言い切っている。 実際のところ1971年のイギリス・エコノミスト社の予測には「全世界的パンデミック発生」とあるが、40年後の実際の未来では起こっていなかったので「発生せず」となっているが、2022年を生きている我々ならすでに経験しているCOVID-19によるパンデミックは実際に発生している。 この例は例外であるが悲観的な予測については外れているものが多い。これは人類がその未来を避けることを選択し、それに向かって行動したことによることが多いのだと思う。 気候変動も1980年代には顕在化し1990年代には全世界的な取り組みも始まっていた。グレタさんの一件で彩度注目されているこれも50年を単位にすれば解消していることを願う。自分自身も微力ながらもも取り組んでいきたい。
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著者の実際のご息女3名をアレンジしたとされる”長男”、”長女”、”次女”と著者が向き合って進める実際の未来予測シミュレーションが濃~い内容でなかなか面白い。今読むと、本書の中では通勤地獄の”究極の解決”とされたテレワークの推進が、今(コロナ禍の副産物として)できてしまっていたり、...
著者の実際のご息女3名をアレンジしたとされる”長男”、”長女”、”次女”と著者が向き合って進める実際の未来予測シミュレーションが濃~い内容でなかなか面白い。今読むと、本書の中では通勤地獄の”究極の解決”とされたテレワークの推進が、今(コロナ禍の副産物として)できてしまっていたり、トランプ2選があっさり覆さりしていて、未来を予測するのは難しいものだとつくづく。でも、本書で紹介されている手法や考え方はビジネス領域にも十分通じる極めて普遍的なものだと思いました。
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未来予測のために情報の分析手法を学びたい人におすすめ。 【概要】 ●相手を分析し、どう動くか予測する作業がインテリジェンス。 そのインテリジェンスのサイクルに個人レベルのモデルを用いて、 未来予測の手順を説明している。 ●後半は、3つのケーススタディにより分析手法の活用法が理...
未来予測のために情報の分析手法を学びたい人におすすめ。 【概要】 ●相手を分析し、どう動くか予測する作業がインテリジェンス。 そのインテリジェンスのサイクルに個人レベルのモデルを用いて、 未来予測の手順を説明している。 ●後半は、3つのケーススタディにより分析手法の活用法が理解しやすくなっている。 【感想】 ●情報の様々な分析手法が紹介されており、これらは未来予測だけでなく問題解決やリスク回避にも使える。分析における仮説思考の重要性も読み取れた。 ●一方で、情報分析に関して初めての人は、一読で理解するのが難しいだろう。 他の入門書レベルのものから入り、改めてこれを読むのが望ましい。 ●また、作業内容が緻密であるため、短期間で結果を出すには向かない可能性がある。しかしながら、一度身につければビジネスにおいても武器になるであろう。
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元自衛官、防衛大学等で様々な分析に当たってきた著者が、キャリアや経営、社会にの未来を予測する方法について解説するもの。未来予測分析とは、特別な方法を使うのではなく、現状分析と可能性の追求であり、いわば究極の論理思考。 問いの設定→枠組みの設定→収集&整理→現状分析(環境認識と縦...
元自衛官、防衛大学等で様々な分析に当たってきた著者が、キャリアや経営、社会にの未来を予測する方法について解説するもの。未来予測分析とは、特別な方法を使うのではなく、現状分析と可能性の追求であり、いわば究極の論理思考。 問いの設定→枠組みの設定→収集&整理→現状分析(環境認識と縦横比較)&未来予測(仮説立案・検証)→戦略判断(シナリオ策定)
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重要なことを新書にコンパクトにまとめらているとは思うが 論理思考的なビジネス書を読んでれば出てきそうなノウハウな気がした
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手法の羅列の前半は、つまらないが、後半のケース・シミュレーションは、かなり力が入ったものだと感じた。何にせよ、クロノロジーを充実させて、時間をかけて舐めるように見るところから始まるのだと思う。そこから先は、畢竟センスの問題かも。
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