ひよっこ社労士のヒナコ の商品レビュー

水生大海(著者)

2023/04/08

社会保険労務士をテーマにしたお仕事小説。
中々、実際に起こりうる事象をテーマにしてあり分かりやすかった。
社労士はあくまで企業のサポートなので、アドバイスはできるが、指示は出来ない。
労災隠し、サービス残業（残業代不払い）等、実際問題としてあるし、各種法律や制度はあっても中小企業が対応できるかは別の話。
その辺りを実際に上手く物語に組み込めていたと思う。

2023/04/06

社労士としての立場の線引きが難しい。クライアントだけど、ダメなことはダメと伝えるひなこはすごい。ただそのおかげで理不尽な目にあいがち。最後はほっとした。

2023/03/26

自分に関係してることなのに、
あまりにも知らないことが多くて驚いた。
やりがいとか、誰かのためで搾取されがちな世の中だから
自分の身は自分で守らねば、、笑

働く人の権利や時間とか
なんか色々考えちゃった。

一章一章が短めなのと、
登場人物もまた変わるので読みやすかった。
寝る前のちょっとした読書にいい感じ。

2023/03/18

社労士受けようかと思って早十数年。雛子のように派遣や非正規で労務の仕事をしている私にはとても興味深いお話でした。今年の試験、今から間に合うかしら。

2023/02/19

通勤電車で読むのにちょうどいいくらいの軽さ。ミステリーの要素があり飽きない。シリーズ二作目の方が評価が高く、個人的にも二作目の方がさらに好き。シリーズで読んで損はないと思う。

2023/02/08

社労士の仕事も良く知らなかったし、労働保険、退職、年次有給、産休育休、非正規雇用、労災、裁量労働制などなど、知らないことも多く、なかなか勉強になった。⁡
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社労士は、雛子のように、誰に対しても毅然としていないとできない仕事なのだと思う。⁡
そして、雛子の言うことは正論。個人的には、嫌いじゃないけど、でも正論すぎてそれを煩がる人がいることも、それだけじゃ世の中回らないこともわかる。⁡
派遣社員時代のエピソードもそれを物語っていて、バランスって大事だな、と。⁡
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全てがちゃんちゃんと丸く収まらないところもリアリティがあって、スイスイ読めた。⁡
続編も手にしたいと思う。⁡

2023/01/19

社労士をテーマのお仕事小説に興味を持って。
本屋さんになかったので、3作目を読んでからの一作目。
お仕事や会社の課題にはなるほどなあと思う部分はありつつ、ひなこさんの強引さにちょっと引いてしまう部分があった。
三作目では感じなかったし、ここが新人っぽさと考えるとめっちゃ良く寝られてるなあと感じた。

2023/01/08

社労士としての成功も失敗もリアルに書かれているので、読後の爽快感はあまりない。しかし、自分が社労士としての立場でクライアントの現場で悩んでいるかのような臨場感を味合うことができる。

米澤穂信が好きな人向けの本。

2022/11/28

65点:「派遣でしょ。ずっといるわけじゃない」
社労士はふつう主役にはなりにくい。会社対労働者の構図を作ったらふつう主役は労働者側で社労士は会社の手先ポジションになっちゃうから。ただ当たり前だけど労働者も一枚岩じゃなくて、正社員、派遣、パート、アルバイトと契約が分かれてるが故に弱い立場の人を軽くみることが多々あり（自覚してなく悪気があるわけでもないから厄介）その狭間に社労士の良心が輝く場がある。会社員は読むべき。

2022/10/30

軽めな印象と異なり胸にドズンとくるエピソードだらけで、読んでてしんどくなることもしばしば...。

白黒決着がつくんじゃなくてグレーなまま終わるのも何とも