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ライオンのおやつ の商品レビュー

4.3

1249件のお客様レビュー

  1. 5つ

    565

  2. 4つ

    478

  3. 3つ

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2024/08/15

瀬戸内の島にあるホスピス「ライオンの家」。毎週日曜日のおやつの時間には、もう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる。穏やかであざやかな瀬戸内の風景と、亡くなることを受け入れるとはなにか。 文章がやさしい。死ぬ間際、死んだあと、きっとそうであればいいなと読みながら気づいたら泣...

瀬戸内の島にあるホスピス「ライオンの家」。毎週日曜日のおやつの時間には、もう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる。穏やかであざやかな瀬戸内の風景と、亡くなることを受け入れるとはなにか。 文章がやさしい。死ぬ間際、死んだあと、きっとそうであればいいなと読みながら気づいたら泣いてしまっていた。最近とても弱くなっている。

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2024/07/30

死について考えさせられる一冊。 死は誰もが恐れるものだが、なぜか暖かく安らかなものであるように思える。 死に直面した際にもう一度読みたい一冊。

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2024/07/27

号泣。ご都合主義の香りはするけど、それでも嘘くささがなくて主人雫さんを通した美しい言葉がたくさんで素敵な1冊だった。

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2024/07/15

生きること死ぬことを改めて真剣に考えさせられた時間でした。この世を旅立つ時、何を考えて誰を思うのだろう。。意外と幸せな人生だったなと思えるようにちゃんと生きたい、色々な景色を見ておきたい、やりたいことをやっておきたい、など想いが溢れてきた。あと、大切な人が幸せになれるよう支えてい...

生きること死ぬことを改めて真剣に考えさせられた時間でした。この世を旅立つ時、何を考えて誰を思うのだろう。。意外と幸せな人生だったなと思えるようにちゃんと生きたい、色々な景色を見ておきたい、やりたいことをやっておきたい、など想いが溢れてきた。あと、大切な人が幸せになれるよう支えていけたら、、という気持ちも。 おやつの時間が大好きな私にとって、おやつは人生のご褒美、心の栄養という言葉はその通りだと感じた。またおやつを一緒に食べる人によってもその幸せ度が増すことを私は知っている。

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2024/07/14

 ハッピーエンドではないことが予想されるストーリーで、ありきたりであるが死を覚悟した主人公の目線を通して当たり前の日常の素晴しさが描かれている。当初食が死の対極にある生への執着として描かれているように感じたが、読み進めるごとに食にまつわる話が主人公の悟りの境地のあらわれのように感...

 ハッピーエンドではないことが予想されるストーリーで、ありきたりであるが死を覚悟した主人公の目線を通して当たり前の日常の素晴しさが描かれている。当初食が死の対極にある生への執着として描かれているように感じたが、読み進めるごとに食にまつわる話が主人公の悟りの境地のあらわれのように感じた。  当初は主人公の思いと同期して逆転のハッピーエンドを期待したが、今ある日常をに感謝して死を受け入れる過程がリアルに自然に書かれており、切ないながら前向きに読み進められる本当にいい本であった。

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2024/07/07

涙出ます。悲しくて、というより切なくて。美しくて優しい文章から主人公の気持ちの変化や人柄がよく伝わるとても良い本だと思いました。

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2024/06/30

死と関わりの深い仕事をしているので、様々な死を見届けてきました。死がただ単純に悲しいものではないということは実感としてあり、その点においてこの本の描写は好きでした。こんなホスピスが最期の選択肢として選べたらいいですね。

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2024/06/28

先にこれを読む前にドラマを見たのですがどちらも号泣してしまいました…。本当に悲しいお話だったけどこんな施設に行きたいなって思いました。おかゆも美味しそう!!

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2024/06/20

この先、自分自身や家族の死を間近に感じる日が来たら、この物語を思い出そう。きっと味方になってくれると思う。 私が食べたいオヤツは何だろう。久しぶりに甘くて優しい記憶が蘇ってきた。

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2024/06/20

病で余命わずかな雫は、瀬戸内海の島にあるホスピス「ライオンの家」を終の住処と決めた。そこでは毎週日曜日に入居者が最後に食べたいおやつをリクエストできる、おやつの時間があった…。 温暖で美しい瀬戸内海の島で最期の時を迎えたいという主人公の気持ちは少しわかる気がした。瀬戸内地方には以...

病で余命わずかな雫は、瀬戸内海の島にあるホスピス「ライオンの家」を終の住処と決めた。そこでは毎週日曜日に入居者が最後に食べたいおやつをリクエストできる、おやつの時間があった…。 温暖で美しい瀬戸内海の島で最期の時を迎えたいという主人公の気持ちは少しわかる気がした。瀬戸内地方には以前旅行で行ったことがあるが、過ごしやすいところだなと思った。ホスピスで年齢も性別もさまざまな人々と出会い、別れを目にして最期の時を迎える雫の姿に、後半はやっぱり泣いてしまった。自分は最期をこんなに穏やかな気持ちで迎えられるだろうか。

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