薬草茶を作ります(1) の商品レビュー

遊森謡子(著者),漣ミサ

2023/08/11

王都の薬学校で男の子のフリをして学んだ過去を持つレイゼルは、虚弱体質であるものの、のどかな田舎村のみんなに大事にされながら、王都で学んだ知識をいかして薬草茶のお店を始め穏やかな日々を送っていた。ある日、王都から軍人が警備隊長として派遣されてくるが、レイゼルが男の子として過ごしていたときの知り合いで、その男の子を探している様子だが、バレたくないレイゼルと村の人たちの協力で男の子とは知らないふり。何やら村とレイゼルには重たい過去がありそうだが、村人たちや異なる種族とやさしい時間が穏やかにすぎていく感じで穏やかな気持ちで読めていい。

2021/06/30

明るいし、村の人達とも仲良くしているレイゼル。でも、なんとなく周りの人との間に壁があるように見えるのが不思議だった。何か、男として学校を卒業した以外にも秘密があるような気がして。
そんなレイゼルが村の人達に助けられたり、村の人達のために薬草茶を作ったりしている日常は穏やかで安心できる。シェントロッドには警戒しながらも、２人で過ごす時間が増えていっているので、今後どうなるのか気になる。