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桃太郎は盗人なのか? の商品レビュー

4.4

23件のお客様レビュー

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2023/09/19

小学五年生が調べたとは思えないほど根拠ある説明だった。司書さんや家族の協力体制も素晴らしく実際に県外に行ったり、昔の本を読み解こうとする好奇心が素晴らしかった!!

Posted byブクログ

2024/06/01

「桃太郎盗人説の真偽を確かめるべく、全国の桃太郎を読み比べ。すると、桃太郎の話が時代によって異なることを発見。どのように物語が変化していったのか、江戸時代の文献にまでさかのぼり、各時代の桃太郎像をあぶり出します。椎名誠さんは「その謎に毅然としてつきすすみ、大人たちが思いもよらなか...

「桃太郎盗人説の真偽を確かめるべく、全国の桃太郎を読み比べ。すると、桃太郎の話が時代によって異なることを発見。どのように物語が変化していったのか、江戸時代の文献にまでさかのぼり、各時代の桃太郎像をあぶり出します。椎名誠さんは「その謎に毅然としてつきすすみ、大人たちが思いもよらなかった『人と鬼』の巨大な謎の解明にちかづいた」と激賞!」

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2023/04/04

スゴイ❗️ これだけの本を目的を持って読み、まとめる力。図書館利用の仕方、こんな利用者さんが来てくれて司書さんも嬉しかっただろうなぁ〜 わが子の自由研究は理科に特化されていて、やっつけでやっていたので、そこはあえて絞らずに調べ学習する機会を与えてほしかったと思う。 歴史や、地域の...

スゴイ❗️ これだけの本を目的を持って読み、まとめる力。図書館利用の仕方、こんな利用者さんが来てくれて司書さんも嬉しかっただろうなぁ〜 わが子の自由研究は理科に特化されていて、やっつけでやっていたので、そこはあえて絞らずに調べ学習する機会を与えてほしかったと思う。 歴史や、地域のことや、食べ物とか子どもなりに興味あることはやる気が出るものだと改めて感じた。 勉強=知識欲! それにしても桃太郎をここまで掘り下げるとは、本当にびっくりだった。

Posted byブクログ

2023/03/17

本当に小学生が研究したもの?!と思わずにはいられない。 疑問に思ったことを図書館に行き(しかも複数の図書館!)本を読み、そこから湧き出た次の疑問を別の本を手に取り調べ…というのを繰り返している。 今はスマホひとつでたくさんの情報が出てくるが、たくさんの本を読んで疑問に対する自分...

本当に小学生が研究したもの?!と思わずにはいられない。 疑問に思ったことを図書館に行き(しかも複数の図書館!)本を読み、そこから湧き出た次の疑問を別の本を手に取り調べ…というのを繰り返している。 今はスマホひとつでたくさんの情報が出てくるが、たくさんの本を読んで疑問に対する自分なりの感想や結論を導いている。 きちんと調べて考えているから、次の疑問が出てくるんだね。 夏休み中とはいえ、それだけの時間と手間をかけられ、きちんと自分の研究になっているのが素晴らしい! 調べるとはどういうことなのか、こうやって調べるのかーと、私が勉強になった。 自由研究って何をやればいいのか悩む親子にも良いと思うし、学校の授業で扱っても良いほどの一冊だと思う。

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2022/07/05

子供の自由研究の参考にさせていただこうと思って手に取った本。遠方にも調査に行き、資料も200冊読み、更なる疑問が出てきたらそれを調べる、インタビューする。その姿勢にただただ感服。

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2022/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本の面白いのは小学生の女の子の研究発表である事。これに尽きる。 何だかパワポのプレゼン資料見たいに見え・・・「ブックデザイナーの仕業か」と思いましたが、そうでは無いようです。模造紙に手書きされたのが元ネタらしい。 世の中には体裁ばかりで内容の無いオトナの作ったパワポの資料は多い。 こういう発表する力は基礎学力として大変重要 表現方法よりも内容が大切。 資料を足で集め、分析し、推論して・・・卒論を抱えた学生には研究の良いお手本になるので「子供の作」と見下さないで本書を買って良ーく学びましょう。

Posted byブクログ

2021/11/16

小学生が書いたノンフィクションが最高におもしろい。この本を読むと、何かを調べるときに図書館を利用したくなります。ももたろうの絵本74冊読み比べは圧巻。

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2021/11/07

2歳児に毎日、桃太郎のお話を聞かせて寝かしつけていますが、テーマが気になって読みました。 自分がお話するにあたって、改めて読み直したら、私も「えっ、略奪じゃん」って思っていました。 「鬼と日本人」について私も以前から気になっていて、「鬼とは何か」を知るために、大江の鬼の交流館や、...

2歳児に毎日、桃太郎のお話を聞かせて寝かしつけていますが、テーマが気になって読みました。 自分がお話するにあたって、改めて読み直したら、私も「えっ、略奪じゃん」って思っていました。 「鬼と日本人」について私も以前から気になっていて、「鬼とは何か」を知るために、大江の鬼の交流館や、なまはげ館を訪れたことがあります。 でも自分の中でその真意を明らかにすることがてきないままでいました。 本の中に「鬼になるのは愛があるから」と書かれていてはっとさせられました。 昔の本は言葉づかいを違うし、とても馴染みのあるものではないのに、よつばちゃんの探求心にとても刺激を受けました。

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2020/12/03

話題本だからかスルーしていたのだが、フォローしているレビュアーさんのレビューを読んで興味を持った。 小学生がよくぞここまで…という部分を置いておいても、図書館の本だけでよくここまで調べられたなというのが最初の感想。 図書館を侮るなかれ。普段娯楽本しか読まない私には、国立国会図書...

話題本だからかスルーしていたのだが、フォローしているレビュアーさんのレビューを読んで興味を持った。 小学生がよくぞここまで…という部分を置いておいても、図書館の本だけでよくここまで調べられたなというのが最初の感想。 図書館を侮るなかれ。普段娯楽本しか読まない私には、国立国会図書館のデジタルコレクションや大学の教科書コレクションを検索してもらってコピーをしてくれるなんて思いつきもしなかった。 そもそもの調べるきっかけが「空からのぞいた桃太郎」(影山徹著)の『鬼だから殺してもいい?』という問いかけ。 作中にある『桃太郎がおかしいと指摘している』四人…福沢諭吉、芥川龍之介、池澤夏樹、高畑勲の本を読むことからどんどん疑問が広がり、その答えを求めていく。 私くらいの世代になると『ももたろう』の変容は何となく知っているのだろうが、それを自分で調べた著者の倉持よつばさん、ショックを受けなかったかなぁとちょっと心配してしまった。 子供の頃、アニメ「トムとジェリー」を見ていて感じた違和感を思い出した。「トムとジェリー」も元は大人向けの娯楽作品。だから初期作品は色気も交えた話が多い。 桃太郎や鬼の正体についての結論としてはさして新鮮さは感じなかったが、図書館にある本を読むことから始まり、図書館のレファレンスをここまでよく使いこなしたなと感心した。 その後は図書館を飛び出して博物館や桃太郎伝説、鬼伝説に関わる地域を実際に訪ねるという、いわばフィールドワークへと展開していくのだが、その行動力がすごい。 私は年齢的にお母さんの気持ちになって読んでいたのだが、お母さんを始めご家族もよく一緒にサポートしたなぁと感心した。夏休みとは言え、なかなかここまで付き合うのは心身ともに大変だったろうと思う。 勉強や学習の原点を見た気がして、読んでいて楽しかった。何故だろう、どうしてそうなるのだろう、その好奇心がやがて探究心研究心へと繋がってまずは調べることから始まる。 倉持よつばさんの自分なりの答え、結論は出たのだが、そこから更に発展して、さらなる新しい調査方法や研究方法を探していくのも面白いかも知れない。

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2020/11/14

公共図書館に予約して8ヶ月待ちで、漸く順番が回ってきました。 読み物として面白い! 小学生の自由研究の概念を超えている作品ではないか、と思う。 疑問点を見つけて、調べ、考察し、自分なりの答えを導き出す。 基本のプロセス通りなのだが、普通小学生くらいだと、これを1、2回繰り返し...

公共図書館に予約して8ヶ月待ちで、漸く順番が回ってきました。 読み物として面白い! 小学生の自由研究の概念を超えている作品ではないか、と思う。 疑問点を見つけて、調べ、考察し、自分なりの答えを導き出す。 基本のプロセス通りなのだが、普通小学生くらいだと、これを1、2回繰り返して終わる。 けれど、倉持よつばさんは、1章(鬼)〜5章(鬼)まで繰り返し疑問を深め、6章(鬼)でようやく「鬼」とは?という疑問に対する自分なりの考えを述べている。 この調べ学習のために、200冊以上の本を読んだそうだが、小五にしてその根気と集中力があることに関心してしまう。 また鬼に絡めて文中に何度か、お母さんが鬼ババのようだった…というような表現が出てくるが、信頼してるからこそのものだろうなぁ。 この調べ学習のために地元の千葉県、親戚のいる埼玉県、山形県以外にも京都府や愛知県、岐阜県、秋田県とひと夏に各地へ快く同行した、お母さんのその親心、オニスゴイとしか言えない。 2020.11.14

Posted byブクログ