本を愛した彼女と、彼女の本の物語 の商品レビュー

上野遊(著者)

2024/10/12

すごく考えさせられる本

[なお]

この本に出会って、今までずっと死にたいって思ってたけど少し生きようって思わせてくれるような素敵な本で自分の世界を変えてくれるきっかけになりました！出会えてすごい良かったです

2024/10/30

「読む Reader」
遅れてきた一人は。
学校だけでなく集団生活をする場で、少しでも出遅れたら周囲とうまくやるのは難しくなるよな。

「編む Editor」
再会した二人には。
いくら勇気が出ないからといって、こんな方法で繋がった縁なんて最悪なだけで終わるだろうな。

「著す Author」
物語の中だったら。
もっとやりたい事は沢山あっただろうが、笑顔で入れる時間があったのならばよかったのかもな。

2024/05/12

本が好きなんだろうなって思った
自分も本に魅了された一人だから、ずっと本を持ち歩いて、その内容に呑まれて、友達と本について語り合う、その楽しさはすごくわかる
友達と本の感想が一緒でも、違っても、すごく楽しくて、いくらでも話し合える
だから、主人公には共感しかなかった
ただ個人的に、本の一人称にしたことで、少し入り込みにくさがあるように感じた。それがこの本の特徴なので、好みの問題だとは思うけど、自分には合わなかった。そのせいか、ラストの展開がいまいち入ってこず、前半の方が面白かったと思ってしまった…
本が好きな人は主人公に共感すること間違いなしかと思います

2023/12/17

今までに読んだことのない本目線で描かれた本で面白かった。
自分の本にも魂が宿っていればいいのにな、一度話してみたいなと思った。
もう2、3回は読んだがまたいつか読みたいと思う。

2021/12/23

本に対する愛情を感じました。
作家さんはじめ、本に関わる人達の想いなんだろうなーなんて・・・甘っちょろいかもしれないけど。

冷静なら★(3.5~)4つだけど、そう感じちゃったら加点しちゃうよなぁ・・・と★5つ。甘っちょろいな（笑）

追記。気づいたら区切りの 登録６００冊目 でした(^^)

2020/09/15

She has made good friends, lovers, and goals for the future, but she dies of illness. She wrote a novel at the end of her life.

2019/09/25

　僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか――そんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。
　これは文庫本である僕が、ある一人の少女と過ごしたかけがえのない日々の物語だ。