西洋占星術史 の商品レビュー
占いの一つとして興味はあったので読了。 星を見て位置関係から未来を探るということ自体はとてもスピリチュアル・オカルトじみていて魔女狩りをしていた西洋では相性が悪いのではないか?と昔から思っていたがこの本を読むことでその疑問がある程度解消することが出来た一冊だった。 星の宇宙の遠く...
占いの一つとして興味はあったので読了。 星を見て位置関係から未来を探るということ自体はとてもスピリチュアル・オカルトじみていて魔女狩りをしていた西洋では相性が悪いのではないか?と昔から思っていたがこの本を読むことでその疑問がある程度解消することが出来た一冊だった。 星の宇宙の遠くにあるという不確定さと銀河系を一定の間隔で周り続けているという確実さのバランスが占星術が今でも多くの人にロマンを与えている一因なのかなと改めて思う。
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・人類は未開の時代から星占いに関心をよせていたと思われるかもしれないが、実際にはそうではない。地上におこる生物現象のほうが、天よりもはるかに強烈な印象をあたえる。他の動物との生存競争にかまけ、野獣に襲われはしないかとつねに警戒している心には、天を見る余裕はないのである。人類学者フ...
・人類は未開の時代から星占いに関心をよせていたと思われるかもしれないが、実際にはそうではない。地上におこる生物現象のほうが、天よりもはるかに強烈な印象をあたえる。他の動物との生存競争にかまけ、野獣に襲われはしないかとつねに警戒している心には、天を見る余裕はないのである。人類学者フレーザーによれば、未開人の説話には天への関心が出てこないという。
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占星術を科学として捉えてその歴史を描く、という方向性が面白い。特別な才能がなくても、法則性に則り占うことができる。つまり、科学の再現性である、と。体系化した占いは科学?
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今ではもうすっかりスピリチュアルの領域になってしまっているが、かつてら占星術もれっきとした学問だったことがよくわかった。歴史が体系的に書かれており面白い。
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