メインテーマは殺人 の商品レビュー
事件解決一歩手前に明かされた、過去に関する真相がとても苦しかった。 あの状況になったら、もしかしたら私も、あのようにしか動けないのではと思ってしまう。『できることなんて何もなかったんです』そうとしか考えられないのではと。 でもそもそも、分別があれば。良識があれば。何か考えられるよ...
事件解決一歩手前に明かされた、過去に関する真相がとても苦しかった。 あの状況になったら、もしかしたら私も、あのようにしか動けないのではと思ってしまう。『できることなんて何もなかったんです』そうとしか考えられないのではと。 でもそもそも、分別があれば。良識があれば。何か考えられるような頭があれば。 あたりまえの、愛情があれば。 あんな事態にはならなかったのだから。 と、自戒。 そしてこの真相がつらすぎたため、真犯人の独白の方は終始、生温かい目で読んでしまった。 情報の出し方がとても公平で、それでいて読み物として面白くて、謎解きもすっきり。 上手いんだなあ…! と思う。 ホームズの『三人ガリデブ』を思い出させる部分で思わず笑ってしまった。 ドーパミンが溢れ出てしまうのも仕方ない。あれは。 『おたくらを気の毒にさえ思いそうになりますよ。まあ、実のところ、そうは思いませんがね』
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ミステリー作家であるアンソニーホロヴィッツ本人が助手兼語り手(つまりワトソン役)で登場するメタいミステリー。 葬式屋に自分の葬式を申し込みにいった婦人がその日のうちに誰かに殺される。相変わらずのページターナーで最後まで飽きない。 しかし、ホロヴィッツ作品としては『カササギ殺人...
ミステリー作家であるアンソニーホロヴィッツ本人が助手兼語り手(つまりワトソン役)で登場するメタいミステリー。 葬式屋に自分の葬式を申し込みにいった婦人がその日のうちに誰かに殺される。相変わらずのページターナーで最後まで飽きない。 しかし、ホロヴィッツ作品としては『カササギ殺人事件』が抜群すぎる。
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自分の葬儀を手配したその日に、資産家の老婦人が自宅で絞殺されるという衝撃の事件から始まるミステリーです。 元刑事のホーソーンと、作者本人であるアンソニー・ホロヴィッツが凸凹コンビを組んで真相を探ります。 この小説の最大の魅力は、作者自身が語り手として登場するメタ構造。取材から執筆までの過程が物語に織り込まれていて、「これ本当にあった話?」と錯覚するくらいリアリティがあります。 ホーソーンは頭が切れて観察力抜群だけど、とにかく冷たくて偏屈。 情報をほとんど明かさない彼に振り回されるホロヴィッツの姿がコミカルで、まるで現代版ホームズとワトソンのような掛け合いが軽快に物語を盛り上げてくれます。 誰が犯人かを推理する王道の展開で、伏線が丁寧に張られ、推理しながら読めるのが楽しいです。 ただ、英語圏の文化が絡む謎は少しハードルが高くて、私には完全に解けませんでした。。。 それでも解決の鮮やかさと意外性は十分に面白かった。 本格ミステリ好きにおすすめの一冊。
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今やすっかり大家となった感のあるホロヴィッツ。出す作品出す作品評判がいいみたいなので期待して読み始めた。期待に違わず面白かった。 典型的なハウダニットものだが見事に作者の術中にハマり騙された。地名や街路名が本物なのでgoogle earthでストリートビューしながら楽しめたのも...
今やすっかり大家となった感のあるホロヴィッツ。出す作品出す作品評判がいいみたいなので期待して読み始めた。期待に違わず面白かった。 典型的なハウダニットものだが見事に作者の術中にハマり騙された。地名や街路名が本物なのでgoogle earthでストリートビューしながら楽しめたのも雰囲気が味わえて良かった。 本作はホーソンと作者自身がワトソン役で活躍(迷走?)する第一作とのこと。二人のチグハグぶりと、ホーソンの偏屈な上に人をコケにするそっけなさ(意識して演じてる?)、ホロヴィッツのいい意味で常識的で、お決まりのワトソン役がマッチして名コンビとなっている。シリーズ化されているので今後の展開が楽しみだ。 一点、事件のすべての始まりとなる交通事故の顛末が悲しすぎる。
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らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。彼女は殺されることを知っていたのか?作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、テレビ・ドラマの脚本執筆で知り合った元刑事のホーソーンから連絡を受ける。この奇妙な事件を捜査する自分を描かないかというのだ……。かくしてわたしは、きわ...
らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。彼女は殺されることを知っていたのか?作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、テレビ・ドラマの脚本執筆で知り合った元刑事のホーソーンから連絡を受ける。この奇妙な事件を捜査する自分を描かないかというのだ……。かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。7冠制覇『カササギ殺人事件』に続く、ミステリの面白さ全開の傑作登場! ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 犯人が判明した瞬間から、衝撃的展開。 「カササギ殺人事件」を読んでから、ハマってしまったアンソニー・ホロヴィッツの作品。 やっぱり面白い。
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自分の葬儀を依頼にきた老婦人が6時間後に絞殺死体で発見される。元刑事と作者がホームズ、ワトソンとなって事件を捜査するのだけど、初めて取り組んだ事件なので相手のことも手探りで理解しながらなので、なかなか噛み合わないところも面白い。大胆なトリックではなくて、人間関係を深堀りしていくことで核心に迫っていく経過を楽しむ小説。ページを繰る手が止まらない傑作
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ミステリとしては面白かった。 どの情報が大事でどの情報が寄り道なのかが難しいくらい、色々情報が多かった。めちゃくちゃ追ったところが実は全然寄り道だった!みたいなのを何度か経験させられた。たぶんこれは作者の術中なんだろうな。読み返すのが楽しいタイプの本なのかな。 とはいえ登場人物の...
ミステリとしては面白かった。 どの情報が大事でどの情報が寄り道なのかが難しいくらい、色々情報が多かった。めちゃくちゃ追ったところが実は全然寄り道だった!みたいなのを何度か経験させられた。たぶんこれは作者の術中なんだろうな。読み返すのが楽しいタイプの本なのかな。 とはいえ登場人物の性格が……。ホーソーンは説明不足のくせして当たりがキツいし、主人公は主人公で的外れだったりとにかく出し抜こうってしてて、コンビなのにギクシャクしてるというかピリピリしてるというか……。見てられないよ〜という気持ちに何度かなってしまった。ちゃんと話し合いをしなさい……他人同士なんだから……。 これシリーズものだよね?ここから仲良くなれますか……?なれませんか……?
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知らないうちに作者の術中にハマっている。現代が舞台なのにクリスティーやドイルを読んでいるような懐かしい読後感でした
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「メインテーマは殺人」というストレートな題名に惹かれて手に取りましたが、その期待を遥かに超える重厚な読書体験でした。 殺人に至るまでの不穏な空気から、複雑に絡み合う謎が解き明かされるラストまで、展開の密度が非常に高く、長い物語でありながら一瞬たりとも飽きを感じさせません。随所に散...
「メインテーマは殺人」というストレートな題名に惹かれて手に取りましたが、その期待を遥かに超える重厚な読書体験でした。 殺人に至るまでの不穏な空気から、複雑に絡み合う謎が解き明かされるラストまで、展開の密度が非常に高く、長い物語でありながら一瞬たりとも飽きを感じさせません。随所に散りばめられた手がかりが、最後には一つの鮮やかな真実へと結びつくカタルシス。長編ミステリーの醍醐味を凝縮したような、
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設定が面白い。 実際の出来事や、人物がじゃんじゃん出演。 少しこの長さにしては内容が薄い気がしたけれど、ダニエル・ホーソーンの成長が楽しみなシリーズ1作目だった。 犯人には1ミリも同情できなかったし、感情移入も出来なかった。 すごく自分本位で、家族に対して語った5行程は本当に...
設定が面白い。 実際の出来事や、人物がじゃんじゃん出演。 少しこの長さにしては内容が薄い気がしたけれど、ダニエル・ホーソーンの成長が楽しみなシリーズ1作目だった。 犯人には1ミリも同情できなかったし、感情移入も出来なかった。 すごく自分本位で、家族に対して語った5行程は本当に胸糞悪かった。
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