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DX実行戦略 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2020/05/10
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DXというバズワードとそれを実行するという、企業内部でのありがちな実践例を架空の企業(ベースあり)をモデルに読み解いていっている。 新規事業の立ち上げというレベルではなく、今回は「ディスラプション」ということで乗り遅れるとやばい、というレベル間の中かなりの企業が失敗しているという状況 ポイントはあまりにも大横断すぎる「既存企業」が対象となるため、これまでの一点突破アプローチでなく、全体突破でのアプローチが必要ということ。一点突破では単なる部門のデジタル化で終わってしまう。が、ここが難しい要素。 しがらみも多く、更に日本ならではのしがらみもあり、一筋縄ではいかないのがCDO(CTOなど)であるという。 ゆるい紐帯と強い紐帯を持ちつつ、各部署に潜伏し、業務を遂行していく。 今回は全体突破の考え方を知れたのが一つポイント、またマッピングでの全体見えるかも面白い。 これを乗り越えた既存企業と、デジタルネイティブな企業とでは何が違うのだろう。単に追いつく、ということだけではあまりにも手強い。仕組み化しておくことまで持っていけば、既存大企業でも対抗しうる?のか

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2020/01/24

とても実践的な内容で、「デジタル化は目的ではないよ」という主張はそれを裏付けていると思う。 ただ、全体を俯瞰した説明がないように感じられるのと、前書を横に置いておかないとわからないので、理解するのが難しかった。手順だけまねしてもだめなのだろう。

Posted byブクログ

2020/01/17

DXの壁に直面している。縦割りの組織は断じて交わろうとせず、各々の利益のためにのみ行動する。それは顧客のためという建前さえ持たず、つながることが目的だと言う始末。 デジタルビジネス・トランスフォーメーションはこれまでのチェンジマネジメントとは異なるという。非線形な変化?らしい。...

DXの壁に直面している。縦割りの組織は断じて交わろうとせず、各々の利益のためにのみ行動する。それは顧客のためという建前さえ持たず、つながることが目的だと言う始末。 デジタルビジネス・トランスフォーメーションはこれまでのチェンジマネジメントとは異なるという。非線形な変化?らしい。→概念すぎてわからない。 読んでいていまいちしっくりこなかった。組織の壁、エントロピーの大きさ、もつれが大事なのはそうなのだが、自分ごとに落ちない。理論の話なのだろうか? ■ デジタルビジネス・トランスフォーメーションにどこから着手すればいいか、どうやってロードマップを策定すればいいか デジタルボルテックス:市場に起きる破壊現象であり、デジタル化できるものはすべてデジタル化されるという一点に向かって企業を否応なしに引き寄せる ■本書でのデジタルビジネス・トランスフォーメーションの定義 デジタル技術とデジタル・ビジネスモデルを用いて組織を変化させ、業績を改善すること 第一に企業業績を改善することがその目的であり、第二にデジタルを土台にした変革であること →日本で言うデジタルトランスフォーメーションの定義と少し異なる。 ■ 直面している問題と組織が持つ3つの特徴 ・規模 ・相互依存性 ・ダイナミズム 旧時代の競争力学に成り下がったコスト構造とバリューチェーンを背負い込んでいる。こうした構造やバリューチェーンが競争力を高めたい企業の足かせになっている ■ カスタマーバリュー3つの形態 ・コストバリュー(コストを下げる、もしくはなんらかの経済的見返りを生み出す) ・エクスペリエンスバリュー(より迅速でより便利なよりパーソナライズされた顧客体験をもたらす) ・プラットフォームバリュー(買い手と売り手にこれまでなかったつながりを創出する)

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2020/01/14
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アカデミックな文章。 いかにも海外の大学教授の論文を訳した本という印象。 組織・リソースをオーケストラに例えるフレームワークは新しさを感じた。 その上でマエストロ=経営者目線。 現場の課題解決といった点では少し視野が広いが、それだけの規模の取り組みということを認識させられる本。 担当レベルでは実践できることは少ない。 導入はとっつきやすいが、徐々に読みにくくなる印象。 終章〜巻末を読んでから、索引や目次で振り返る方が効率よく知識が線になっていくと思った。 根来教授の解説は最も分かりやすい。

Posted byブクログ

2020/01/09
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DXをお客様に提案していかねばならない立場であって、でも正直なところよくわかっていないところあり、わからないなら勉強しよう、ということで教科書的な本があったので購入した2019年8月の本。 結果としてよくわからないということがわかったということはありがたかったし、本の中に明確に「ほとんどの企業でDXはうまくいっていない」ということが明確に宣言されている、ということではある意味安心になった。 そんな中でもデジタルボルテックスの中、もがきながら前に進まなきゃいけない、というところもよくわかった。  レビュという意味では、巻末の日本人が書かれた「解説」を二つ読んでから、改めて頭からスタートすると読みやすい。日本特有の難しさが記載されていて、うーんなるほど、となるため。 新しいことの先行的な取り組みなのだから、うまくいかなくてあたりまえ、でもそれをオーケストレートして全体として推し進めるしかないんだ、というところがなんとなくわかりました。  数年後に振り返ったらどういう思いで読み返すかしら。

Posted byブクログ

2020/01/03
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## 感想 架空の企業を元にDXしていくためのステップが書かれた本。いろいろチェックリスト化されていて、いざその時の視点獲得として活用する、という趣旨だとは思うが、正直ちょっとキレイな話且つ組織視点も多くイメージわきにくい、かも。 読むなら、ストーリー調になっている終章を先にいくのが良さそう。監訳者が書いてる別の本で「集中講義デジタル戦略」の方がインプットとしてはしやすかった。 ## メモ ・コストバリュー ・エクスペリエンスバリュー ・プラットフォームバリュー どれか1つでは足りない。最近はプラットフォームバリューが強い(SaaS。ネットワーク効果によって競合に参入されにくい) 上記3つの観点について、防衛的戦略(撤退、収穫)か、攻撃的戦略(拠点、破壊)か、4つのどれで行くかを考えていくのが戦略の方向性を決める。 ■オーケストレーションの8つの観点 - 市場開拓セクション  - 製品・サービス  - チャネル - エンゲージメントセクション  - 顧客エンゲージメント  - 提携業者エンゲージメント  - ワークフォース(従業員)エンゲゲージメント 組織セクション  - 組織構造  - インセンティブ★超重要  - 文化 - デジタルビジネスアビリティ(変化対応力とは)  - ハイパーアウェアネス(察知力)  - 情報に基づく意思決定力  - 迅速な実行力 - CDO(最高デジタル責任者)3つのタイプ  1. CMOや広告・クリエイティブ出身の顧客経験のエキスパート(25%)  2. CIOが兼務しているだけ(33%)  3. アジテーター(撹拌)で攻撃的戦略をとりがち。スタートアップや経営コンサル出身多い(10%)

Posted byブクログ