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ラストナイト の商品レビュー

4.1

60件のお客様レビュー

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    13

  2. 4つ

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2026/04/10

顔にヒョウの入墨の男カタギリ。この時点で私の読む話かなと思ったのですが、展開がそれぞれの人たちに光をあてていくので読みやすいなと思い直しました。 菊池さんは本当にいい人。 中村弁護士は驚くほどの正義の人。 松田ひかりはそういう風に思って当然。 森口絢子は気の毒な人。 荒木さんはや...

顔にヒョウの入墨の男カタギリ。この時点で私の読む話かなと思ったのですが、展開がそれぞれの人たちに光をあてていくので読みやすいなと思い直しました。 菊池さんは本当にいい人。 中村弁護士は驚くほどの正義の人。 松田ひかりはそういう風に思って当然。 森口絢子は気の毒な人。 荒木さんはやり直せた、いや、やり直し中の上恩返しに必死になる人。 もっとそれぞれの人に思うことはあるけれど要約したらこんな感じです。 終盤、なぜ三十年からのながい年月、服役を繰り返したかが分かります。 どんな悪い人なんやと思わせての本当は真逆の人。 方法は正当ではないが、それしか出来なかった人。 人生をかけた復讐を遂げて奥さんのところへ行けましたか? 最後に泣きました。

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2026/04/08

最初は片桐のことを「ただのチンピラじゃん」と思いながら読んでいたのに、読み進めるうちに少しずつ印象が変わっていって、最後にはすっかり好きになっていました。人ってこんなふうに見え方が変わるんだなと感じさせられます。 そして何より伏線回収が本当に見事で、「そういうことだったのか…!...

最初は片桐のことを「ただのチンピラじゃん」と思いながら読んでいたのに、読み進めるうちに少しずつ印象が変わっていって、最後にはすっかり好きになっていました。人ってこんなふうに見え方が変わるんだなと感じさせられます。 そして何より伏線回収が本当に見事で、「そういうことだったのか…!」と何度も驚かされて、一気に読んでしまいました。 最後は悲しい結末だけど、復習果たせて良かったし、天国で会えていますように。

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2026/03/31

涙腺崩壊しなかった。 憎まれ口を叩く気はありませんが帯や紹介文であまり盛らないでほしい。 ただ薬丸さんの作品では『デフ・ヴォイス』みたいなマイノリティーの話が好きでよく読みます。純粋ミステリーはやや懲りすぎていて、後で振り返ってもテーマが掴み取れないことが多々あります。 本作で...

涙腺崩壊しなかった。 憎まれ口を叩く気はありませんが帯や紹介文であまり盛らないでほしい。 ただ薬丸さんの作品では『デフ・ヴォイス』みたいなマイノリティーの話が好きでよく読みます。純粋ミステリーはやや懲りすぎていて、後で振り返ってもテーマが掴み取れないことが多々あります。 本作でも、顔一面が豹柄の刺青、の動機の部分をもっと深く知りたいと思いました。多少の決意や復讐心くらいじゃできないですよね。。 いくつもミステリーを見てきてそんな登場人物1人もいなかったですもん。

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2026/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大切な人が殺されて、人生をめちゃくちゃにされて、その犯人を見つけてしまったら、自分の全てをかけてでも追ってしまうのかもしれない。 その人自身の視点は決してなくて、周りの人視点で物語が描かれることもあり、ラストにならないと顛末が分からない。読み進める手が止まらず、後半は一気読みしてしまう。 最後まで信じてあげたら、何か変わったのか。それでも止まることはなかったんじゃないかと思う。でも、『信じて寄り添う』ことで違う結果にもなったかもしれない。 個人的にはチンピラがより嫌いになった

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2026/03/07

薬丸岳氏らしい作品。 犯罪が起きた後の加害者、加害者家族、被害者、被害者家族を丁寧に表現する。 自分ではない誰かのために、人生の全てを賭けて思いを遂げることの厳しさを感じた。(手段の準備として、犯罪を繰り返し刑務所を転々とすることを目的としたのもあるが。) 片桐が生涯大切に...

薬丸岳氏らしい作品。 犯罪が起きた後の加害者、加害者家族、被害者、被害者家族を丁寧に表現する。 自分ではない誰かのために、人生の全てを賭けて思いを遂げることの厳しさを感じた。(手段の準備として、犯罪を繰り返し刑務所を転々とすることを目的としたのもあるが。) 片桐が生涯大切にしていた家族写真、ひかりの元で新しい意味も加わって末長く大切にされることを願う。 顔に刺青はあるし、犯罪を繰り返して最後は殺されてしまったお父さんだけど、いつか受けいれられる日がくると信じて。

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2026/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

顔面に刺繍を入れた刑務所を出所入所を繰り返す男・片桐。片桐を昔から知る菊池、犯罪を繰り返させたくない弁護士中村、元妻陽子の娘・ひかり、元暴力団員梶原の女・絢子、ラストは荒木目線で片桐の幸せの絶頂時から転落して現在に至る様を見る。 なんで出所入所を繰り返すのかと思えば、ラストの刺殺のシーンで明らかに。梶原のクソ野郎感は胸糞ではあるが、片桐の転落のキッカケを作った梶原への復讐がこうなされるのかと悲しくもあるが片桐の考えた末の行動なら…胸打たれる話でした。

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2026/02/09

人生が狂うのって日々の積み重ねなこともあるし、渦みたいなものに急に巻き込まれて、みたいなこともある。 しんどいな。 最後、悔しいのかやるせないのか分からないけど涙が出た。 人が人を思う気持ちはいつも複雑で、絡み合っていて、一筋縄ではいかない。 私はいつ自分が借金まみれになるか分か...

人生が狂うのって日々の積み重ねなこともあるし、渦みたいなものに急に巻き込まれて、みたいなこともある。 しんどいな。 最後、悔しいのかやるせないのか分からないけど涙が出た。 人が人を思う気持ちはいつも複雑で、絡み合っていて、一筋縄ではいかない。 私はいつ自分が借金まみれになるか分からないと思ってるし、いつ犯罪者になるか分からないと思ってる。苦しい。しんどい。他人事じゃないんだ、こういうのは、ずっと。でもこんな話リアルな友達とは中々できないし、「そんなことないよ」「なんでそんな風に思うの?」って不安にさせるだけだから言えない。 不運に不運が重なったり、誰もその人の背景を知らなかったり、真実を話すことが怖かったり、そんな風に犯罪者側になることはありえると思う。やだな。 しんどかったーーーーーー。でも文体が本当に読みやすいよ薬丸岳。映像が頭に浮かびまくるよ薬丸岳。すげーよ薬丸岳。いい名前だよ薬丸岳。

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2026/02/08

顔中に豹柄の刺青を入れ、犯罪と服役を繰り返す男。彼の過去を知る古くからの友人や、彼の更正を心から信じる弁護士。たった数日の出来事が、複数の登場人物の視点で語られていくにつれて最初の想像とは全く違った物語が見えてくる。 予想がつかないストーリーの巧みさもさることながら、人間の描き方...

顔中に豹柄の刺青を入れ、犯罪と服役を繰り返す男。彼の過去を知る古くからの友人や、彼の更正を心から信じる弁護士。たった数日の出来事が、複数の登場人物の視点で語られていくにつれて最初の想像とは全く違った物語が見えてくる。 予想がつかないストーリーの巧みさもさることながら、人間の描き方がとにかく深い。著者の作品にしてはページ数がかなり少ない方だと思うが、そうとは全く感じさせない読みごたえと満足感があった。

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2026/01/20

顔に刺青をいれ、犯罪と刑務所生活を繰り返す片桐 もともと家族を愛する優しい男だったのに、なぜ? ひとつの場面を、居酒屋の店主、弁護士、片桐の娘、覚醒剤常習者の娼婦、片桐を助けたい男、のそれぞれの視点で物語が紡がれているため、真相が明らかになっていくにつれて同じ場面でも印象がだいぶ...

顔に刺青をいれ、犯罪と刑務所生活を繰り返す片桐 もともと家族を愛する優しい男だったのに、なぜ? ひとつの場面を、居酒屋の店主、弁護士、片桐の娘、覚醒剤常習者の娼婦、片桐を助けたい男、のそれぞれの視点で物語が紡がれているため、真相が明らかになっていくにつれて同じ場面でも印象がだいぶ異なるようになっています ラストは目頭が熱くなった

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2026/01/10

ただ、ただ虚無感に包まれる。 読後、片桐に関わる人達の、それぞれの想い、そして片桐自身の想い、全ての想いが今、ひとつに繋がった瞬間、身震いした。 友人として、何と言えばよかったのか。 人生の一端に関わった者として、何をすればよかったのか。 子供として、どんな感情で接すればよかった...

ただ、ただ虚無感に包まれる。 読後、片桐に関わる人達の、それぞれの想い、そして片桐自身の想い、全ての想いが今、ひとつに繋がった瞬間、身震いした。 友人として、何と言えばよかったのか。 人生の一端に関わった者として、何をすればよかったのか。 子供として、どんな感情で接すればよかったのか。 お節介な変なやつだとして、何を信じればよかったのか。 恩人として、何が出来たのか。 感情が移入し過ぎて、呆然としている。

Posted byブクログ