江戸文化から見る男娼と男色の歴史 の商品レビュー
面白かった!陰間茶屋は今はもうないけれど、他の売春とかは今とそれほど変わってない。 BLとかではないな、一応。ただ、本当になんてんだろ…、なんか、訳わからんくなる…。性というものが不思議になってくる…。 (小学生には刺激が強かったです。照)
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歌舞伎界の人は女遊びが激しいとか、女遊びも芸の肥やしだとかのイメージがあったけどそもそもこの芸を売る人たちが同時に春を売っていたと知り、軽く衝撃を受けた。陰間や陰間茶屋の認知度は遊郭や遊女と同じくらいで、お値段は遊女以上。常に綺麗でいること、女性らしくいることと日常でも徹底していて凄まじい世界。男女問わず陰間を買う人たちがいる一方で陰間が痔を治しに来ることを嗤っている人たちもいて、春を売る人への態度は現代とあまり変わらないのかとも思ってしまった。
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日蝕つきるを読んで、男娼の仕組みについて知りたいと思い読んだ とても詳しく書いてあり参考になった 歌舞伎の起源は出雲阿国まではぼんやり知っていたが、そこから女歌舞伎、若衆歌舞伎、野郎歌舞伎が発生したことは知らなかった 最高すぎて殺すつもりかの感情は江戸からあったんだなと笑った 欧米文化を否定するわけではないけど、江戸時代の性の寛容さを読むと 同性愛部分は江戸のままの方が幸せだったんじゃないかなーと思ったりした 最後まで面白い本だった
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こちらで頻繁に引用されている井原西鶴の男色大鑑を先に購入しておりお薦めに上がってきたので読んでみた。 著者は江戸時代の間取りについての本など江戸文化全般をさまざまな角度からみた本を手掛けているようでべつに男色研究の専門家ではない。 歴史に沿った陰間茶屋の変遷など勉強になった。 春...
こちらで頻繁に引用されている井原西鶴の男色大鑑を先に購入しておりお薦めに上がってきたので読んでみた。 著者は江戸時代の間取りについての本など江戸文化全般をさまざまな角度からみた本を手掛けているようでべつに男色研究の専門家ではない。 歴史に沿った陰間茶屋の変遷など勉強になった。 春画がとても多い。春画の中に描かれた文章の訳が読めたらいいのにと思った。 江戸の人たちが今となっては考えられないくらい性に奔放で情熱的(歌舞伎役者に対する愛情表現がむちゃくちゃ過激だったり)なことに驚く。 面白かったのはキリスト教圏からやってきた宣教師などの、男色が当たり前に行われる日本社会に対する論評。 保守派の政治家が日本の伝統云々を盾に同性婚とか批判してるけど、あの人達の言う日本の伝統ってなんなんってなる。 この本でわかる江戸時代の開けっ広げな空気が日本から無くなってしまったのが残念。
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春画(もちろん男色)の掲載枚数が多い! えっちな絵というより、江戸文化の一旦に触れているということに感動した! でもぶっちゃけドキドキした!(笑) 男娼のルーツや、どんな人が働いて、どんなサービスを行っていたかまで細かく知れてビックリしました!
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