戦略的思考とは何か 改版 の商品レビュー
名著と名高い一冊。 コンサル職が隆盛する今日では、「戦略的思考」というとビジネスに結び付けられがちだが、本書は国際情勢における日本の戦略論がメインテーマになっている。 その中で、均衡・構造・情報・交渉に関するトピックを学ぶことができる。
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示唆に富む、鋭い指摘の連続 必ずしも同意はできなくとも、理論の組み立て方と、過去の外交史の分析は見事 思想を優先してしまう傾向はまさに、その通りと思った
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タイトルから経営に関わるものかと思い、初版が出た時に一度手に取った覚えがあるが、軍事防衛戦略関係だったので、あまり読まずに積読したまま、行方不明に。今回、改版されて改めて手に取って読み進めていくうちに、著者の洞察力と思考力には全く敬服した。歴史から学び、古典から学び、バランス感覚...
タイトルから経営に関わるものかと思い、初版が出た時に一度手に取った覚えがあるが、軍事防衛戦略関係だったので、あまり読まずに積読したまま、行方不明に。今回、改版されて改めて手に取って読み進めていくうちに、著者の洞察力と思考力には全く敬服した。歴史から学び、古典から学び、バランス感覚を持ち、こんな論者がいたのかと驚いた。時代的には米ソ冷戦時期の内容であるが、日本の防衛を考える基本的な根幹問題が本書にはある。
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伝統的均衡 日清戦争と軍事バランス 北からの脅威 アングロ・サクソンとスラヴの選択 日露戦争からの四十年 デモクラシーで戦えるか 戦後世界の基本構造 核の戦略 新しい戦争 情報重視戦略 日本の同盟戦略 綜合的防衛戦略 著者:岡崎久彦(1930-2014、中国・大連、外交官)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
国家戦略的思考について洞察する内容。1980年代初版のため統計データ等は古いものの、内容・思考自体は全く古さを感じさせない。全体戦略を深く考えずに強行突破して壊滅となったり、最新トレンドの情報収集せずに一部範囲の経験のみで判断して失敗したりすることは日本の島国文化に由来すると理解できた。こちら戦前の国レベルの話に限らず、現代の企業にも通じる(戦略思考は国も企業もルーツは同じと理解)。本書は企業戦略の新たな視点を得たい方に、企業経営に置き換えながら読んでみることを是非おすすめしたい。
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平和を望むなら、戦略論の教養は欠かせない。歴史と地理を入り口に日本が置かれた戦略的環境を解明し、国家戦略を論じたロングセラー
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