アネモネの姉妹 リコリスの兄弟 の商品レビュー
他の作品のような心温まる読後感を期待していたため、思っていたのとは違った。けどこれはこれでおもしろいかな。
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一人っ子だから兄弟姉妹のことは正直よくわからない。でも同じ環境で育った人がいるのは少しいいなと思ってしまう。もちろんこの本のようにそれぞれ大変なこともあるかもしれないけれど。 同性なのか異性なのか、歳の差はどれぐらいなのか、いろんな関係があるんだなあ。
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兄弟姉妹、生まれた時から一番身近にいる歳の近い身内。 長い年月を一緒に過ごしてきた友達?ライバル?親の対応も相まって、関係はかなり複雑だ。 姉妹、兄弟、兄妹、双子の兄弟、姉弟、最後は義理姉妹の6話。 ゾッとする話や爆笑する話、どれも読み応えありながら、「わかるよその気持ち」があち...
兄弟姉妹、生まれた時から一番身近にいる歳の近い身内。 長い年月を一緒に過ごしてきた友達?ライバル?親の対応も相まって、関係はかなり複雑だ。 姉妹、兄弟、兄妹、双子の兄弟、姉弟、最後は義理姉妹の6話。 ゾッとする話や爆笑する話、どれも読み応えありながら、「わかるよその気持ち」があちこちあってホロっとする。 6話全てにウェブサービスの『花言葉診断』が登場し、花言葉への興味も湧いてくる。
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色々な兄弟姉妹が、心に溜めている澱のようなものが、とてもうまく表現されている物語だった。兄弟姉妹って、自分のほうが親から認められていると感じないと、闇を抱えてしまうのかもしれない、と思った。 どの物語のなかでも、ツイッターの〈#花言葉診断〉の言葉が、自分が一番必要な言葉として表...
色々な兄弟姉妹が、心に溜めている澱のようなものが、とてもうまく表現されている物語だった。兄弟姉妹って、自分のほうが親から認められていると感じないと、闇を抱えてしまうのかもしれない、と思った。 どの物語のなかでも、ツイッターの〈#花言葉診断〉の言葉が、自分が一番必要な言葉として表示される。すごく的確で、物語の主人公がその言葉の意味を本当に理解していく過程が、著されていた。 『アネモネの姉妹』では、姉の報われない感じ、「お姉ちゃんはすごいね」と言う言葉が素直に喜べない気持ち。 『リコリスの兄弟』では、一卵性双生児の気持ち、「顔が同じなら、持って生まれた才能だって、どこまでも同じはずだ。」という呪縛のようなものについて。 『ツリフネソウの姉弟』では、花言葉診断の真実が、明かされる。そして、親から子へ、そしてまたその子へ。心を閉ざさざるを得なかった結果がもたらしたものについて。 『カリフォルニアポピーの義妹』では、しっかりした姉とそうではない弟。思い込みをなくし、人を見る目を持つ大切さについて。 他『ヒエンソウの兄弟』『マツフネソウの兄妹』の全6話の連作短編集。
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もっと早く読めば良かった。 一編ごとに様々な「兄弟姉妹」が描かれていて面白かったです。 身近な存在だから抱く感情、飲み込んできた思い、コンプレックス。イライラもしたけど、苦しい気持ちを想像して切なくなった。 幸いにも私には複雑な感情を持つ登場人物に共感できる部分はほとんどなか...
もっと早く読めば良かった。 一編ごとに様々な「兄弟姉妹」が描かれていて面白かったです。 身近な存在だから抱く感情、飲み込んできた思い、コンプレックス。イライラもしたけど、苦しい気持ちを想像して切なくなった。 幸いにも私には複雑な感情を持つ登場人物に共感できる部分はほとんどなかったけど、作品はどれも楽しめました。 お気に入りは、 「ヒエンソウの兄弟」 「リコリスの兄弟」 「カリフォルニアポピーの義妹」 特に最終話はスカッとしたし温かな気持ちの良い読後感でした。 じんわり心に響いてくる言葉もあちこちにあり、花好きとしては花診断で色んな花が取り上げられているのも嬉しかった。 .
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いろいろな兄姉妹、兄弟、兄妹、姉弟、、、たちが出てくる。 どれも面白かった!そして、どれも現実にありそう?な話し。 「アネモネの姉妹」姉妹あるある!!! 「マツムシソウの兄妹」話だから怖いのか、実際こんな兄妹はいるのか?いろいろ気になる。怖すぎた。 「カリフォルニアの義妹」1番...
いろいろな兄姉妹、兄弟、兄妹、姉弟、、、たちが出てくる。 どれも面白かった!そして、どれも現実にありそう?な話し。 「アネモネの姉妹」姉妹あるある!!! 「マツムシソウの兄妹」話だから怖いのか、実際こんな兄妹はいるのか?いろいろ気になる。怖すぎた。 「カリフォルニアの義妹」1番スッキリした話し!これが最後だったからか、読了後スッキリした気持ちになった!
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花言葉診断が結ぶ、兄弟姉妹の時に棘あり毒あり、マカンマランなどとは違うなかなかシビアで辛辣な連作短編集。家族という何とも言えない距離感での物語。ちょっと苦しくも、じんわりと胸に迫るのはさすが。
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人によっては怖い話。 私は姉妹の妹の方なので、姉にこう思われてたのかなと考えると怖い。相手に思うことはほぼない。仲良く過ごした覚えはないから別にいいのだけども。 すっきりとした心持ちになれたのは最後の一編。他は澱みが残る。 山本幸久さんの『花屋さんが言うことには』と続けて読ん...
人によっては怖い話。 私は姉妹の妹の方なので、姉にこう思われてたのかなと考えると怖い。相手に思うことはほぼない。仲良く過ごした覚えはないから別にいいのだけども。 すっきりとした心持ちになれたのは最後の一編。他は澱みが残る。 山本幸久さんの『花屋さんが言うことには』と続けて読んでしまったため混乱してしまったのは当方の落ち度。タイミングが合ったのはもしや花を愛でろという天啓なのかな。
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分かるような、分からないような… 近いからこその妬み、嫉みなどの嫌な感情も 湧いてくるという事かな 最後の話が、1番ホッとできて好きです
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わたしには弟がいるけど、うーん、ちょっとよく分からないな、付き合い方が。 花言葉は、紫陽花が移ろぐココロってことだけしか覚えていない。 小さな頃は夢見がちで薔薇の色それぞれの花言葉を調べたりしてたなぁ。 特に面白くもなかったけど、つまらなくもなかった。
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