アネモネの姉妹 リコリスの兄弟 の商品レビュー
この作品に登場する兄弟姉妹は、どこか歪んだ部分を持っている。なんだか怖い感じの話が多くて、でも最後は前向きでほっとした。 私は姉弟の関係が希薄で、そんなに相手に対して何か思うところもなく。こんなふうに強く執着するきょうだい関係って、けっこうあるんだなぁと、新しい発見。いろんなきょ...
この作品に登場する兄弟姉妹は、どこか歪んだ部分を持っている。なんだか怖い感じの話が多くて、でも最後は前向きでほっとした。 私は姉弟の関係が希薄で、そんなに相手に対して何か思うところもなく。こんなふうに強く執着するきょうだい関係って、けっこうあるんだなぁと、新しい発見。いろんなきょうだいの形が面白かった。
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姉妹、兄弟、兄妹、双子の兄弟、姉弟、義理の姉妹…と様々な「きょうだい」の関係や「きょうだい」に対する葛藤、嫉妬、執着などの心情を花言葉に絡ませたストーリー。 私自身、次子であり姉妹。 姉とはお互いに無い物ねだりなヤキモチはあったと思う。 それと、やはり長子というのは親の期待や関心...
姉妹、兄弟、兄妹、双子の兄弟、姉弟、義理の姉妹…と様々な「きょうだい」の関係や「きょうだい」に対する葛藤、嫉妬、執着などの心情を花言葉に絡ませたストーリー。 私自身、次子であり姉妹。 姉とはお互いに無い物ねだりなヤキモチはあったと思う。 それと、やはり長子というのは親の期待や関心を集めやすく、少なからずプレッシャーを感じていた。 そのプレッシャーが良い方へ繋がれば良いが、やはり苦悩することの方が多い様に思えた。 兄妹を育てる母としての立場では、子供たちに対する関わり方をちゃんと考えなきゃな…と思った。
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読後、胸にモヤモヤが残る。兄弟姉妹はいるが、どの話も正直共感は出来ず、しかし全く共通項が無いわけでもないためか。苦手な作品。
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どの主人公も、客観的に見るととっても視野が狭い。 反対に、主人公と対話してくれる存在は自分の軸を持っていてかつ、周りを見てより良い判断が出来る人と感じた。 誰でもあるきっかけで周りが見えなくなって、場合によっては病んでしまうこともあるかもしれない。 そんなときは一度落ち着いて、冷静な意見を聞くことが大切みたい。 間違ったことに気づいたときの跳ね返りが怖い。でも前に進むためには、乗り越えないといけない。
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姉妹、兄弟、姉弟、兄妹、組み合わせは色々だけど、親が同じだからといって仲がいいわけでもないし、組み合わせだけの関係性が存在するんだろうな。 どれが正解というわけではないので、現状を楽しむしかないや。
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アネモネの リコリスの 苦手な花の名前だけど 読み始めた。 あれ 花の名はよくわからないけど なにか面白い。 せつなくて気持ちに刺さる でも何か心に響く 面白いとは言えないけど 花に例えるが故に 記憶にとどまる。 最後のカリフォルニアポピーの で完結 こんな風にしたかったんだと ...
アネモネの リコリスの 苦手な花の名前だけど 読み始めた。 あれ 花の名はよくわからないけど なにか面白い。 せつなくて気持ちに刺さる でも何か心に響く 面白いとは言えないけど 花に例えるが故に 記憶にとどまる。 最後のカリフォルニアポピーの で完結 こんな風にしたかったんだと 作者の心意気が わかった気がした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
花占いを軸にしたさまざまな兄弟姉妹の短編集。 マカンマランのような温かくてほっこりする話なのかと想像して借りて見ましたが想像とはだいぶ違いました。 兄弟姉妹、近くい存在だからこそ色々ある。 兄弟姉妹を持つ人にはどこか同じような感情を抱く部分があると思います。 マツムシソウの兄妹、ツリフネソウの姉妹 はちょっと悲しい部分もあるけれど、その後のストーリーがどうなるかとても気になるし、マカンマラン好きな私としてはシャールさんのお店にたどり着いてほしいと思いました 笑 最後のカリフォルニアポピーの義妹は温かくておすすめです。
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ツリフネソウとマツムシソウは切ない。ポピーはスカッとした。兄弟姉妹って近いけど微妙に遠いような。だんだん子供の頃とは変わっていく。
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私も兄大好きなとこがあるから『マツムシソウの兄妹』は背筋が凍りそうになりながら読んでしまった。 どの話も兄弟姉妹のこのなんとも言えない距離感や心の機微をうまく書かれててぞわっとしたりほっこりしたり。 家族っていう括りの中で、親とは違って生まれた時から一番身近にいて一番比べられると...
私も兄大好きなとこがあるから『マツムシソウの兄妹』は背筋が凍りそうになりながら読んでしまった。 どの話も兄弟姉妹のこのなんとも言えない距離感や心の機微をうまく書かれててぞわっとしたりほっこりしたり。 家族っていう括りの中で、親とは違って生まれた時から一番身近にいて一番比べられるところにいてる兄弟姉妹。居てくれるから頑張れることもあれば、なんで居てんねんっとほんまに嫌になる時もある。 でも、双子じゃなくたって自分の分身のように感じる兄弟姉妹がいることは素敵なことやなぁっと改めて思った。
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兄弟姉妹近いようで遠い存在を見事に描いた小品集である。私にも妹がいるが、その存在や関係はお互いの環境によって変遷してきたように思える。 この6作品にも一緒に育った時代やそれぞれの人生を歩み始めてからの関係が人間模様豊かに表現されている。 それぞれの作品、続きを読みたいと思いながら...
兄弟姉妹近いようで遠い存在を見事に描いた小品集である。私にも妹がいるが、その存在や関係はお互いの環境によって変遷してきたように思える。 この6作品にも一緒に育った時代やそれぞれの人生を歩み始めてからの関係が人間模様豊かに表現されている。 それぞれの作品、続きを読みたいと思いながら次の作品を読み始めた。
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