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戦場のコックたち の商品レビュー

4

99件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2024/06/02

タイトルとカバーからは想像できないレベルでゲキ重な小説だった。 グロテスクな描写が苦手な方はにはお勧めできません。

Posted byブクログ

2024/05/25

表紙はポップで可愛らしい感じだけど、その名の通り戦争のお話。ただの料理本だと思ったら痛い目をみる。料理本にしては出てくる料理がどれもこれも不味そう。過激な表現も沢山あるのでそういうのが苦手な方にはおすすめしない。 第二次世界大戦の様子がアメリカ兵の視点で描かれている。これを日本...

表紙はポップで可愛らしい感じだけど、その名の通り戦争のお話。ただの料理本だと思ったら痛い目をみる。料理本にしては出てくる料理がどれもこれも不味そう。過激な表現も沢山あるのでそういうのが苦手な方にはおすすめしない。 第二次世界大戦の様子がアメリカ兵の視点で描かれている。これを日本人の作家が考えてるっていうのに驚き。 兵隊の戦争に対する向き合い方や思いは、みんなやりたくないとか、行きたくないとか、そういうものだと思っていたけど、これを読んでから覆った。実際に戦場にいた人にしか分からない意外な考え方を知れる。

Posted byブクログ

2024/05/20

前情報なしで読みました。 コックとタイトルにもあったように、料理系の小説かと思いましたが、戦争とその中の友情がメインでした 戦争。ナチスとの戦いを書いていて、仲間が死んでいく辛さも生と死が隣り合わせの状況で最後らへんは涙が止まりませんでした。 ただ、推理小説なのか、戦争小説な...

前情報なしで読みました。 コックとタイトルにもあったように、料理系の小説かと思いましたが、戦争とその中の友情がメインでした 戦争。ナチスとの戦いを書いていて、仲間が死んでいく辛さも生と死が隣り合わせの状況で最後らへんは涙が止まりませんでした。 ただ、推理小説なのか、戦争小説なのか、料理小説なのか。曖昧な感じでした。

Posted byブクログ

2024/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

臨場感あふれる描写、詳細な書き込み、魅力的なキャラクター、ミステリとしての面白さ。 これらを兼ね備えつつも、決して単なるエンタメ小説ではないと感じました。 本作はノルマンディー上陸作戦に始まり、第二次世界大戦のヨーロッパを進軍するアメリカ陸軍のコック兵、ティムの視点で進みます。 次第に語られる登場人物たちのバックグラウンド、主人公たちの過酷な体験、戦場で目にする凄惨な光景。 読み進めていくとやがて、戦争はなぜ絶えないのか、人間はなぜ憎悪し合うのかという命題に突き当たります。 非常に重厚な一冊でした。

Posted byブクログ

2024/02/25

一つ前に読んだ物よりもこちらの方が良く思えた。映画のように映像が立ち上がってくるようだった。重く苦しい感情が揺さぶられたし、気分良く終わる話ではないけど、物語として完成されていると思う。

Posted byブクログ

2024/02/24

深緑野分『戦場のコックたち』読了。第二次世界大戦下の米軍コック兵が主人公とあって、戦場における〈日常の謎〉ものかと思いきや、主人公同様に読者もまた戦争の美化されない本質に嫌が応にも向き合わさせる。

Posted byブクログ

2023/12/18

戦争物でもあまり取り上げられることのない特技兵(コック)を中心とした日常系ミステリー。しかしながら戦場は日常からかけ離れた世界であり、、、前作「オーブランの少女」で見せた、そういった非日常の世界を目の前に現出させる筆力が十分に生かされている。過酷な戦場での重い話を、どうでも良い(...

戦争物でもあまり取り上げられることのない特技兵(コック)を中心とした日常系ミステリー。しかしながら戦場は日常からかけ離れた世界であり、、、前作「オーブランの少女」で見せた、そういった非日常の世界を目の前に現出させる筆力が十分に生かされている。過酷な戦場での重い話を、どうでも良い(失礼)謎解きが推進力となってグイグイと読み進めていく。面白い組み合わせだ。 戦時下の裏切り、報復、処刑、慰安婦、強姦と言った暗部はドライに書きあらわされるのだが、人種差別については丁寧に語られており、作者のこだわりが感じられた。

Posted byブクログ

2023/05/09

何故かノンフィクションと思い違いして購入した本作。普段小説はあまり読まないのでどうかなと思ったけど、案外ハマり、比較的分厚い本だがあっという間に読み終えた。 タイトルと表紙のイラストから、戦場メシ的なのほほんな話を想像していたが全く違った。しっかり戦争小説。ノルマンディー上陸作...

何故かノンフィクションと思い違いして購入した本作。普段小説はあまり読まないのでどうかなと思ったけど、案外ハマり、比較的分厚い本だがあっという間に読み終えた。 タイトルと表紙のイラストから、戦場メシ的なのほほんな話を想像していたが全く違った。しっかり戦争小説。ノルマンディー上陸作戦からベルリン崩落までのヨーロッパ戦線を、コック兵の視点から描く。 序盤は謎解き部分含め比較的穏やかな感じだが、物語が進むにつれ、謎解きの内容も次第に重くなっていく。ショッキングな出来事が起こると、もちろん重々しい感じになるが、それと同時に淡々と進む印象もあり、もしかすると戦場の兵士たちはこんな感じなのかなと想像させられた。凄惨な出来事に傷を負いつつも、消化する暇もなく進まざるを得ず、次第に心が病んでいくような描写が非常に上手いと感じた。 それから、ドイツ兵について。ナチスの行った蛮行については擁護する余地はないが、ドイツ兵の中にも戦いたくなかった人、死にたくなかった人は絶対にいたであろうし、その点では敵味方など関係なく、結局みんな人間なんだと改めて思わせられた。その内容も上手く盛り込んであると思う。 この物語は完全なハッピーエンドとは言えないと思うが、救われる部分もあったので、読後感は悪くなく、なんだか不思議な感じがした。切なさもある。

Posted byブクログ

2023/05/04

戦争の凄惨さだけでなく、兵士として従軍した人の精神の変化も感じられて辛くなった。 でも、今読むことに意味のある本だと思ったし、読んでよかった。 とりあえず今はクラムチャウダーが食べたい。 解説に感じたことがまとまっていた。

Posted byブクログ

2023/04/27

第二次世界大戦時、アメリカで生まれ育ったテイムは雑貨店を営む家族、祖母の絶品料理に囲まれて育つ。戦争が身近に迫って来、従軍を決める。軍でコックとなり悲惨な戦争の中で様々な事件に出会う。 あまり知らない米軍側から見た第二次世界大戦中の話。戦争の悲惨さは伝わったが話が長く読み飛ばして...

第二次世界大戦時、アメリカで生まれ育ったテイムは雑貨店を営む家族、祖母の絶品料理に囲まれて育つ。戦争が身近に迫って来、従軍を決める。軍でコックとなり悲惨な戦争の中で様々な事件に出会う。 あまり知らない米軍側から見た第二次世界大戦中の話。戦争の悲惨さは伝わったが話が長く読み飛ばしてしまった。

Posted byブクログ