東京會舘とわたし(下) の商品レビュー
建物を取り巻く時をかけた物語で思わずグッと感情移入して涙ぐんだ箇所多数。 あったかくなる話で実際に出かけてみたいと思った。
Posted by
上巻は物語に入り込むまでに少し時間がかかりましたが、下巻は上巻からの勢いに乗り一気に読み進めました。 どの話しも素敵で、思わず涙… 東京會舘、一度行ってみたいと思います。
Posted by
東京會舘がいろんな大切な思い出を見守ってきたことを知り、胸がいっぱいになった。 時代は大正時代までさかのぼり、現代に至るまでおよそ4世代にわたる、壮大なスケールでありながら、鮮やかに描かれていて、素敵な物語だった。 まだ東京會舘へは行ったことがないけれど、行きたくてたまらない!
Posted by
上巻からの下巻の流れで、とても、良かった。 度々、感動でウルっとさせられることもある、感じ入させられる作品だった。 あまり辻村深月っぽくないなと思いながら読んでいたけど、ちょっとずつ前の章で出てきた人が出てくるあの手法は、自分がよく見知ったものだったように感じられた。 これは...
上巻からの下巻の流れで、とても、良かった。 度々、感動でウルっとさせられることもある、感じ入させられる作品だった。 あまり辻村深月っぽくないなと思いながら読んでいたけど、ちょっとずつ前の章で出てきた人が出てくるあの手法は、自分がよく見知ったものだったように感じられた。 これはある意味、歴史小説であり、そして最高の東京會舘ファンブック、なのかもしれないな、なんて思った。辻村深月の想いがあってこそ実現した作品だと思うと尚のこと感慨深い。 令和元年に帰ってきた東京會舘に、お帰りなさい、という締めで、きっと東京會舘を好きになる一冊。
Posted by
上巻に続き、下巻も暖かみがあり、かつ時代を感じさせてくれるエピソードばかり。このタイプの小説で上下巻だと飽きるかな、と思っていたんだけどそんなこともなく読了できた。 各時代で様々な顔を見せつつ、変わらない伝統を保持し続ける東京會舘という建物に単純に興味が湧きました。ここが舞台だ...
上巻に続き、下巻も暖かみがあり、かつ時代を感じさせてくれるエピソードばかり。このタイプの小説で上下巻だと飽きるかな、と思っていたんだけどそんなこともなく読了できた。 各時代で様々な顔を見せつつ、変わらない伝統を保持し続ける東京會舘という建物に単純に興味が湧きました。ここが舞台だからこその小説ですね。
Posted by
東京會舘 辻村さんのエッセイで彼女にとって特別な場所であるとは知っていたが、それ以外の知識はなく読み始めた 東京會舘の創業開始から3代目の新館が出来上がるまでの建物を主役とした大河ドラマ 建て替えをしつつも、同じ位置に立ち続けた建物目線でこの国の変遷を追うことができて、とても楽...
東京會舘 辻村さんのエッセイで彼女にとって特別な場所であるとは知っていたが、それ以外の知識はなく読み始めた 東京會舘の創業開始から3代目の新館が出来上がるまでの建物を主役とした大河ドラマ 建て替えをしつつも、同じ位置に立ち続けた建物目線でこの国の変遷を追うことができて、とても楽しい読書だった 時代の流れに関わらず本作で東京會舘に関わる人は皆「あたたかい」人ばかりだ 一度も足を踏み入れたことがないのに読んだあとには東京會舘のファンになっている いつか表紙にもイラストが入っているシャンデリアを眺めたり、「舌平目の洋酒蒸ボンファム」や「コンソメスープ」、「會舘風ジンフィズ」「パピヨン」などを味わったりしてみたい
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初の話については、金のある年寄りの独りよがりな回想感が強くて気持ち悪かった。拒絶反応起こして読むのやめるところだった。あんなの現実にいたらキレるわ 東京會舘の歴史が分かるし、ストーリーは全体として素敵だったので良かった
Posted by
読み進める毎に味わい深さが増した。 長い東京會舘の歴史の中での様々な出来事を上手く表現されていて、どれも心温まるストーリーに仕上げられている。 素直に読んで良かったなと思う一冊。
Posted by
下巻は昭和51(1976)〜平成31(2019)年までの短編集。上巻と同様、前の話との繋がりが感じられ、 伝統として継承されるもの、新しく移り変わっていくものがあり、どこかノスタルジックで、人々の「東京會舘」への想いが詰まった作品。 特に8章の、料理教室の話が好きでした。
Posted by
東京會舘にまつわるエピソードが上巻から繋がっていている。東日本大地震当日のお話は最近のことなので、心に残った。本当に良く取材して資料を読み込んで小説を書かれた著者の題材の取り上げ方が素敵だと思った。
Posted by