対数 の商品レビュー
妻が「対数ってなに?」と訊ねてきたので復習も兼ねて図書館から借りてきた。総じて良い内容かとは思う。 だが有効数字の概念を持たないライターが書いたのか、不正確な内容も散見されるのがいただけない。 「音階は1.06倍のくりかえしでできている!」は「約1.06倍」だし、なぜ1.06なの...
妻が「対数ってなに?」と訊ねてきたので復習も兼ねて図書館から借りてきた。総じて良い内容かとは思う。 だが有効数字の概念を持たないライターが書いたのか、不正確な内容も散見されるのがいただけない。 「音階は1.06倍のくりかえしでできている!」は「約1.06倍」だし、なぜ1.06なのかという理由が書かれてないのは片手落ち(理由は1オクターブを構成する12の音が等倍比になっており、2の12乗根が約1.06だから)。 「1等星と6等星の明るさは100倍ちがう」との正確な見出しに対して、本文やグラフでは「約100」と書いているのは明確な誤り。出版社サイトをみても訂正は無かった。この本を基にした「ニュートン式 超図解 最強に面白い!! プレミアム 対数」も4年後の今年春に出版されたようなので、そちらで訂正されているのか気になる。 学習参考書は概念だけではなく正確性も担保してほしい。
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音階は1.06倍の繰り返しでできている。 1等星と6等星の明るさは、100倍違う。1等違うごとに2.5倍。2.5の5乗は約100。 自信のマグニチュードは対数。1で32倍エネルギーが違う。7と9では、32×32=約1000倍。 PHは、水素イオン濃度が1リットルあたり1モルでph0、10倍薄まるごとに1増える。PH7は、1×10のマイナス7乗モル。 音は、音圧が10倍になると20デシベル上がる。 人間の重りの感覚は対数。10倍の重さになっても2倍程度に感じる。 指数関数と対数関数は対のグラフ。Y=Xで対称になる。 指数関数のグラフは、対数目盛にすると直線になり見やすい。 計算尺は、対数目盛になっている。掛け算を足し算にして、長さを足したメモリを読む。目外れが起きる場合は、log10を引き算する。 常用対数表を使うと、掛け算を足し算に変換して答えを出せる。 eは、ヤコブベルヌーイによって(1+1/N)のn乗で発見された。年10割の利子が無限に複利を組むと、e倍になる。 オイラーは、対数からeにたどり着いた。LOGXを微分すると(1+H)の1/H乗はeとなる、。
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