ひとり老後、賢く楽しむ の商品レビュー
こういう本を読むようになった自分に少し寂しさを感じるが、「先のことをあまり心配しても仕方ないな」ということを教えてもらったような気がする。それはとても大きなことだ。 先のことを考えるより、柔軟性を持つ自分を維持する、変化を恐れない、そのように心がけることが大切だということを考えさ...
こういう本を読むようになった自分に少し寂しさを感じるが、「先のことをあまり心配しても仕方ないな」ということを教えてもらったような気がする。それはとても大きなことだ。 先のことを考えるより、柔軟性を持つ自分を維持する、変化を恐れない、そのように心がけることが大切だということを考えさせられた。実際、私自身、4ヶ月前には想像していなかった状況になっている。4ヶ月後でさえわからないのだから、そんな10年、20年、30年先のことを心配しても仕方がない。 と言いつつ、わからないから不安になるんだよと思う。
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良い本だった。不安が減った。 とりあえずヘッドライトの届くところ(1年)までを考え、今しっかり食べて寝て元気に生きる ありがとうと言ってもらえる側になる できるできないではなく、不得意をリセット、新しい挑戦と思ってください(シルバー人材) 老後の心配10年先は想像できない、せいぜい3年→1年か? とりあえずヘッドライトの届くところまでを考える、何も見えないところのことを考えても仕方ない。進んでいけばそれまで闇だと思っていたところにも道筋がみえる。希望をもちつつ今を全力で生きる(状況の厳しい人より) それなりに死ねる とりこし苦労がずいぶん多い、その時になってから考えてもいい まねしたい人を身近にたくさん見つけておく 病のときこそ、周囲へ目を向ける。似た状況にある人の話など 変わっていけるしなやかさ
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老後をどう迎え、どう過ごすか。 エッセイスト岸本葉子さんが、いろんな人に話を聞いて、考えてみたという話。 シニアライフを考える本をいくつか読んでいるけれど、平均的な内容だった。 繋がりを大事にしようとか、新しいことを始めてみようとか。 なるほどと思ったのは、紹介されていた上野千鶴...
老後をどう迎え、どう過ごすか。 エッセイスト岸本葉子さんが、いろんな人に話を聞いて、考えてみたという話。 シニアライフを考える本をいくつか読んでいるけれど、平均的な内容だった。 繋がりを大事にしようとか、新しいことを始めてみようとか。 なるほどと思ったのは、紹介されていた上野千鶴子さんの、孤独死ではなく在宅ひとり死という言葉。看取り立ち会いコンプレックスからの脱却。 誤字をp200に一箇所発見。「嫌な仕事いだったら」は「嫌いな仕事だったら」かな。
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残り一割が老後はいいヒントになった 年長のかたがたの話を伺って、孤独死がすごく心配という人がいなかったのが意外で印象的でした この辺りが勉強になった
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老後への不安が少し減る。 先のことを心配しすぎるより、今、目の前のことに全力を注げるようにしたい。 いくつになっても楽しく暮らすために、本当の信頼関係を築き、自分自身も他者のことも大切にしたい。
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アラフィフにさしかかり、ひたすらに漠然とした「老後の不安」に苛まれるようになりました。 実際のところ家族もいるし、具体的に何が不安ということもないけど、ただただ何となく不安。 そんなぼんやりした状態で読みましたが、自分がモヤモヤしていたのは 「自らのシニア期をポジティブに考えられ...
アラフィフにさしかかり、ひたすらに漠然とした「老後の不安」に苛まれるようになりました。 実際のところ家族もいるし、具体的に何が不安ということもないけど、ただただ何となく不安。 そんなぼんやりした状態で読みましたが、自分がモヤモヤしていたのは 「自らのシニア期をポジティブに考えられる要素があまりなかったから」 そして 「昔ながらの家族の在り方に知らず知らず縛られて将来を考えていたから」 なのかもと感じました。 そんな気持ちを前向きに修正してくれるエピソードが続いて、とりあえずの不安は解消された気が。 統計やアンケート結果などカッチリした情報が出てこなかったのも、ぼんやりモードで読むのには最適でした。
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岸本葉子は好きなのだけれど、そして真面目で律儀で、時々抜けてるところなどは見習いたいと思うけれど、そして、この人の本は好きなんだけれど、この本は息苦しさを感じた。 お金のことも、健康のことも、住まいのことも、人間関係のことも、先回りして先回りして調べ、備えていく姿勢は、私には窮屈...
岸本葉子は好きなのだけれど、そして真面目で律儀で、時々抜けてるところなどは見習いたいと思うけれど、そして、この人の本は好きなんだけれど、この本は息苦しさを感じた。 お金のことも、健康のことも、住まいのことも、人間関係のことも、先回りして先回りして調べ、備えていく姿勢は、私には窮屈というよりも息苦しかった。そんなに悲観的に考えなくちゃいけないの? と読んでいる間中考えながら読んだ。 そうは言いながらも、はっとさせられることもあり。 ファイナンシャルプランナーの中村芳子先生のところにお金の相談に行って診断してもらったら「心配ない」と言われるも、年をとっている人に、今のあなたは何をしていますか」と問われる。 p79 中村先生の言われたのは、自分が今高齢者のために何かしていれば、年をとったとき同じようなことを受けられると自然に思える、自分だけのことにお金を使っている限り不安はなくならない。 お父さんの介護をきょうだいで手を分け合ってしていたとき、どうしても都合がつかないときにそれをきょうだに言っても、誰も「なぜ?」とは聞かなかった。 p173 来ないということを前提に方策を考える。それには私はとても救われて、だからこそ、どうでもいい用字で介護をサボる気にはなれなかったし、自分も兄や姉が来られないときに理由を聞かなかった。 理由を知る必要はない、この人が来られないと言ったらそれが事実なのだから。信頼しないと分担はできないし、相手のすべてを知らないと信頼できないわけでもないと思います。 この本を書くにあたって、老後の話を周辺の人について聞いていたときに、自分が心配なことを相手に聞くと、その反応としてこんなセリフを聞いて安心した。 p191 みんなそれなりに死ねているじゃない。多少じたばたするかもしれないけど、絶対全員死ねるから、迷惑かけるかもしれないけど死んじゃったら知らないし。 病気をしていたときに(著者はかつてガンを患っている)、将来が不安でじっと座っているときに悪いほうの想像がふくらむ。そんなときにこう思って台所に立っていた。 p204 「いや、じっと座っていないで、まずはごはんを作ろう。がんでどうこうの前に、飢え死にしては元も子もない」 これは有効だし、専門家的にもおすすめ。 p210 年をとっていくのはやはり心もとないし、死に向かっていくことには人と分かちがたい寂しさ、悲しさ、寄る辺なさがある、それを「ひとりだから」というところに原因を求めん会い考え方がだいじだと思います。
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50代の著者が今後の老後どうするのか、様々な年代の人と向き合い項目に分けていた。著者が老後を意識したのは30代のころだそう。50代はまだ老後に入るまで時間がある。働く余地があると書かれていた点が面白かった。 第2章 老後の理想の住まい、どんな家? いろいろな人の意見が書かれていて参考になった。 住み慣れた土地では顔見知りの関係から個人的な厚意もあり支えられることがある。遠く子供の元に引っ越した場合、子供は夜しか帰ってこず、一人見知らぬ人もいない地域で取り残される可能性がある。ケーズバイケーズだが、自分から進んで開拓する精神の持ち主でないと、新しい土地での新しい縁は難しいのではないかと。 サービス付き高齢者向け住宅ではバリアフリーで動きやすい。食事提供も別料金であるが、介護度が上がると住みにくくなるかもと。 第3章 老後は人生の一割と感がえるお金の計画 「年をとっている人に、あなたは何をしていますか」のページではハッとさせられた。今与えることが、未来につながる。ただのおじいさん・おばあさんへの働きかけが、将来齢をとった時にかかわってくるんだと考えた。 おおらかで、かつさりげなく相手を立てる気づかいがある人物が挙げられているが、素敵だなと思った。80歳でもヨガ講師として働いている人もいるのだとか。目からうろこでした。年をとっても仕事はできるんだなと。老後は人生相談でもやろうかしら。 第4章 人生後半こそ、自分のイメージと真逆のことを始める。 新しいことを始めることで、新しいコミュニティに出会う。
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老後の不安に備える本はたくさんある。私もけっこう読んだ。どの本も内容は重複しているので、何冊も読む必要はないかなと思った。この本は、どの施設で暮らすかと言う物理的な提案ではなく、どんな心もちで過ごそうかと言うメンタルの部分に重点を置いている感じだ。 筆者と年が近いせいもあって、他の本より共感できた。 また医療とITは日進月歩なので、私が80才になる頃、高齢者を取り巻く環境は今とは大きく変わっているだろう。 殆どの病気は治せて、筋力の老化は補助具でサポートでき、 認知症も克服できているかも知れない。働く場所があれば、働いているだろう。 そうなると「老後」はなくなるのではないか? じゃあ心配してもしょうがない・・・そんな結論に私は達してしまった。将来を不安がるより今を楽しく生きよう。
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