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「ふつうの子」なんて、どこにもいない の商品レビュー

4.2

16件のお客様レビュー

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2024/09/10

子どもとだけでなく、人と関わる時にとても大切だと思うことばかり書いてあって、今日からの行動に反映させる。

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2024/01/07

「ふつう」に苦しめられ、「ふつうじゃない」と追いやられてしまう子ども。でもそういう子だって、その子自身の困りごとに向き合っていけば変わっていく。何より周囲の子どもの方がその子のことをよく分かっている、それを先生たちも分かっている、というのがとても素敵。願わくば全ての学校がこうあっ...

「ふつう」に苦しめられ、「ふつうじゃない」と追いやられてしまう子ども。でもそういう子だって、その子自身の困りごとに向き合っていけば変わっていく。何より周囲の子どもの方がその子のことをよく分かっている、それを先生たちも分かっている、というのがとても素敵。願わくば全ての学校がこうあって欲しいけれど、せめて私たち大人が一人でも多く「ふつうの子なんていない」=「目の前の子どもに、人間として真摯に向き合う」ということを意識できると世の中少しでも変わって行くんじゃないかな、と思います。

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2023/12/22

教育系の本で1番好きな本。 木村先生の、子どもと障がいに対する考え方がとてもすきです。まさにインクルーシブ教育。この本がはまった方は大空小学校の映画もあるのでぜひ観てみてください。

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2023/04/04

たしかに言っていることは、その通りだと思う 校長として実際にやってきたのは本当にすごいと思う ただ、教諭としての目線が強い気がする 親としてはできるだろうか、 その精神は持つべきだと思うし、少しずつでも実践できたらと思う

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2022/04/14

「木村先生の本は一度は読んでみたい」と思っていたところ、図書館で見つけたので読んでみました。 学校教育のように、十分な時間をかけて制度ができあがってきたものは、手段を重視しがちだと思っています。 しかしながら、「あくまでも目的が大切」というのが木村先生の基本姿勢だと思いました。...

「木村先生の本は一度は読んでみたい」と思っていたところ、図書館で見つけたので読んでみました。 学校教育のように、十分な時間をかけて制度ができあがってきたものは、手段を重視しがちだと思っています。 しかしながら、「あくまでも目的が大切」というのが木村先生の基本姿勢だと思いました。 ちなみに、「目的よりも手段を重視」は、会社でも社会でも至るところで見かけます。 「手段を重視」は、環境の変化が大きくない場合には、メリットも大きいと思うのですが、環境の変化が大きいときには、デメリットが大きいように思います。 教育現場では、「ふつうの子」に当てはめようとする手段が横行しがちですが、子どもの多様性(実は家庭の多様性)が拡大している今の世の中では、「ふつうの子」に当てはめようとする手段が機能しないケースが増えているだけに、教育のそもそもの目的に立ち戻って子どもに接することの重要性が、ますます大きくなってきていると思います。

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2022/01/23

大阪市立大空小学校初代校長だった著者が書かれた内容に、私もこのような学校に行きたかったという思いになりました。 確かに、私が学生だった当時は、今よりも画一的で格差もそこまでなかったが、先生の言うことは絶対的で逆らってはいけないこと、遅刻や忘れ物、宿題や試験に対して、それが当たり...

大阪市立大空小学校初代校長だった著者が書かれた内容に、私もこのような学校に行きたかったという思いになりました。 確かに、私が学生だった当時は、今よりも画一的で格差もそこまでなかったが、先生の言うことは絶対的で逆らってはいけないこと、遅刻や忘れ物、宿題や試験に対して、それが当たり前なんだと受け身に捉えるだけで、本書に書かれているような、「言うとおりにすることが大事なのではなく、なにを言っているか、なんのために大事なのか」を、自分自身で考えていく力をつけていかなきゃいけない、といった考えには全く至りませんでした。 また、障害はその子らしさであり、その個性を伸ばすことで、それを長所に変えていくことが大事で、そのためには、その子だけではなく、実は周りの子どもを育てることが大事なのであって、そうすることで自然とお互いの内面を学び、すべての子どもが育ち、それが社会で生きていく力になることには、一人ぼっちであることの不安や悲しみを知る私にとって、とても共感できるものがありました。 子どもは未熟で当たり前なのであって、彼らの中には、じっとしていられない子、走り回る子、暴れる子に、殴る子と様々ですが、その子たちにも、ちゃんとした理由があるのです。 更に、子どもは大人を見て真似をして育つという、意味の重大さを再実感させられ、「自分の中の当たり前」を問い直すことや、自分は無理と判断する力が大切なこと・・人間だから、時には腹を立てて子どもに怒鳴りつけたりもするけれど、そうしたときでも、一歩引いて、「人の力を活用する」ことには、上記した「周りの子どもを育てる」ことが、大人の社会全体にも適用されることを表しています。 こうした繫がりを認識できた方が、目的や意味も分かり、自ら行動しようとするモチベーションにもなりますよね。 いままでの教育が、「正解をいかに当てるか」だったのに対して、今の時代に大事なのは、「正解のない問いをどう問い続けるか」だということも考えさせられるものがあり、多様化が進む中において、人と人の繫がりやコミュニケーションの大事さを再認識しました。 最後に個人的な思いとして、このような考えを持っておられる方が、教員としていらっしゃった事実に、過去の自分が報われた思いを感じ、その懐の深い教育の情熱には、感謝の気持ちが芽生えました。

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2021/04/23

子育てをする人みんなに読んでほしい本。 子どもはみんなで育てる、自分の子だけでなく周りの子を見つめる、"文句"を"意見"に変える…など、発達障害にとどまらない教育の考え方を学ぶことができた。 自分の子が発達障害(本書ではレッテルと表現)...

子育てをする人みんなに読んでほしい本。 子どもはみんなで育てる、自分の子だけでなく周りの子を見つめる、"文句"を"意見"に変える…など、発達障害にとどまらない教育の考え方を学ぶことができた。 自分の子が発達障害(本書ではレッテルと表現)であってもなくても、自分の子の周りに様々な事情で困っている子がいた場合など、子どもたちとの向き合い方について悩んだ時にもう一度読み直したい。 (以下印象に残った文章) ・机や椅子をガタガタさせるせいで、周りの子が勉強できない。迷惑がかかっている。うちの子は「ふつう」じゃないと悩む親も出てきます。…いまの時代、社会に出たら重度の障害がある人とも一緒に働くのが当たり前ですよね。有名な大学を出て、能力が高いと思われている人でも、隣に机をガタガタする人がいるだけで仕事ができないなら、それで本当に能力が高いと言えますか?…机をガタガタさせる子を、「周りに迷惑をかける"困った子"」と見るか、「この子はみんなと一緒にいることに不安を感じて"困っている子"」と感じるか。 大人が「困っている子」を排除せず、「ふつう」だと受け入れると、そこにいる子どもたちはその空気を体で吸収します。…子どもたちは…うるさい音を邪魔に感じない学び方を身につけます。それが社会で生きていくために通用する強い力になる。 ・殴る子もいじめる子も、本当は「困っている子」 ・怒りにまかせて反撃する前に、「この人、もしかしたら自分が困っているのかな。あんなことを言う理由を聞いてみようかな」と想いが至る ・ふれあい科という独自の科目で目指す力 一つめ「人を大切にする力」 二つめ「自分の考えを持つ力」 三つめ「自分を表現する力」 四つ目「チャレンジする力」 

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2020/12/05

大阪市立大空小学校初代校長木村氏の著書 学校経営をどのようにしていくかという理論ではなく、地域、保護者、教職員と1人1人を大切にした教育をどのようにしていくか共に理解しながら取り組んできたことが紹介してある。

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2020/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この夏3冊目木村泰子さんの本!笑 すべて再読だけど。再読って楽しい! 本を読んだり、話を聞いたりするといつも あぁ、自分は目の前の子どもから学ぶ環境にあるのだなぁ、幸せだなぁと思う。 「体育の授業の目的は体を動かして学ぶこと」という文に 授業の目的は何だろうと問い直した。 1学期教育課程を終わらせる、授業内容を終わらせることが 授業の目的になっていた。 そして主語が「教師」になっていた。 授業の目的は子どもが豊かに学び合って、なりたい自分になるための力を少しでもつけること。 学びとは本来楽しいものであるはず。 そこを子どもたちが感じずに1学期を終えてしまったなと思う。 だからこれからやり直しをする。 授業の目的を問い続け、その目的に向かおう。 教師である前に社会人。 社会人である前に大人。 大人である前に一人の人。 人が行動すれば失敗するのは当たり前。 失敗したらやり直せばいい。 この言葉にどれだけ勇気づけられるか。 学校に行くのが楽しみになってきた。 

Posted byブクログ

2020/08/16

子供のありのままを受け入れる、私が救われる著書にはだいたいこのひとことに尽きている。 うちの子もコントロールきかず苦しむこと多いが、もっと信じてあげようと思った。発達障害だから…と言い訳にしているのは親の方。 大人がそばにいて危ういな、こんなことしていたら周りの子から浮かないかな...

子供のありのままを受け入れる、私が救われる著書にはだいたいこのひとことに尽きている。 うちの子もコントロールきかず苦しむこと多いが、もっと信じてあげようと思った。発達障害だから…と言い訳にしているのは親の方。 大人がそばにいて危ういな、こんなことしていたら周りの子から浮かないかな、いじめられやしないかと気を揉むこと多いけど子供は意外とそれを受け入れて接してくれる、本当にそう思う。あと、迷惑かけてはいけないという思いは捨てた方がいいなと。本人のためにもならないし、周りの力も借りるのは悪いことじゃない。

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